2024年11月12日火曜日

高齢者の心得

 



論語の「為政篇」に、孔子が自身の生涯を語ったとされることばがある。

十有五にして学を志し
三十にして立ち
四十にして惑わず
五十にして天命を知り
六十にして耳順う
七十にして心の欲する所に従えども、矩を踰えず

多分であるが、かくあれかしとかかくありたいではなく、自分の人生はこうだったから満足しているって解釈するのが妥当だろうと思われます。
老境の身で人生を顧みて、こう思えるって「シアワセ」としか言いようがない。
孔子ですら「できた人間」になるまで成長するには70年もかかったわけですから、
その辺のガキのおバカ行状を非難にしてもしょうがないし、致し方ないってことだと諦観するのが正鵠を得ているし、若いやつに任せられないっていうことも一部的には正しい。


ある国・地域において、

高齢者が人口の7%以上を超えると高齢化社会
14%を超えると高齢社会
21%を超えると超高齢社会    と呼ばれる。

日本では、人口推計上2050年代までは世界第一位の超高齢化社会のはずで、2060年代になればトップの座を譲り渡すらしい
そもそも高齢者の定義って様々であり、一般的にはWHOの定義に従う。

65歳以上を前期高齢者
75歳以上を後期高齢者
85歳以上を「末期」高齢者と呼ぶはずだが、さすがに語感が悪いと思ったか倭国では使わない(苦笑)


人口の三割が所謂「高齢者」なんだから、うまく折り合いをつけていかないとよろしくない。
孔子に従えば、


高齢者になって初めて他人様の意見に耳を真摯に傾けることができ、好きにふるまっても社会常識を逸脱することがなくなる


わけだから、
隠居して家でゴロゴロされては困るってことである。
しかしながら・・・困ったことに

儒教的な長幼の序という高齢者厚遇の背景には短命からくる希少性があることは否めない。
馬齢を重ねるだけで社会保障費を食い潰すだけの存在には畏敬の念はおきようがない。


どうも、ご老人は以下のタイプに分かれると・・・一体に誰が言い出したか?

円熟型(過去を後悔することもなく未来に対しても希望をもつ楽観派)
依存型(現実を受け入れ、物質的・情緒的な支えを与えてくれる人に頼る無為安楽派)
防衛型(若い時の活動水準を維持しようとする老化拒否派)
憤慨型(老いに対する不満が他者への攻撃となってあらわれ、責任転嫁派)
自責型(人生を失敗だった・自分が至らなかったと考えてふさぎこむタイプ)


一見してわかることだが、円熟型がマジョリティならば苦労はしないが、中華四千年で孔子のような聖人(卓越した徳と才の持ち主)はまずいない。


キレル老人とは「憤慨型」であり、社会的には迷惑
自責型だと引きこもり鬱状態になるんですかねえ?
防衛型も席を譲ろうする若者に説教する程度ならまあ罪は軽いが・・・

ある意味で一番たちの悪いのが依存型。

社会保障費を筆頭に、ごく潰しのように国会財政を食いちらかす輩である。



先日は蝸牛庵のお誕生日・・・
従心の年になりましたが、今の生きようは上記のどのタイプかなあ
憤慨型や自責型ではないと思ってはいますが、依存型にはなりたくないとは思いますが防衛型かも(^^)

円熟型? ・・・在りたいとは思いますが、、、

司法のAI化

 



近未来の判決支援ロボットがもたらす葛藤とか恐怖をテーマとするお手軽ミステリー


煩雑な事務手続と膨大な件数の果ては慢性的な要員不足から来る司法現場の疲弊と、長期化する裁判に付き合わされる被告やら当事者だってたまったものじゃないし、それらは無駄で多大な社会コストだ。

民事にせよ刑事にせよ大半は争点のない単純なもの。

だからと言って手抜きが許される訳はない。

かかるが故に、論点整理なり判決文を書くまでの作業をAIにサポートしてくれればどんなに有難いか。

一歩踏み出せば、罪状如何ではAIに判決を書いてもらってなにが悪い(その結果の是非判断は裁判官がやる、、、はずだから。あくまでもダカラ)


お手軽ミステリーだから、オチも単純

東京地裁が採用しようとする判決AIの名は「法神」

明らかに中華っぽい

中共製ITはバックドアが仕込まれていると考えるのが常識なんだが、意図的な廉価商法に騙される馬鹿が後をたたない。


裁判所よ、オマエモカ(^^)


現実には、そんな時代がいつ来るとも想像がつかないし、、、この程度のIT化でも甲論乙駁




2024年11月11日月曜日

南総似非水滸伝

 


水滸伝は71回版は読んだと思う。

その後反体制武装集団のくせに西戎北狄の侵掠に対峙する皇帝のイヌ化し玉砕的に瓦解する部分が追加されて、、、西太后がこよなく愛読したらしい。

八犬伝は、馬琴版も山田風太郎版もちゃんと読んだが、、、昔の話


馬琴のこの大作(岩波文庫で6分冊)は水滸伝のモチーフを借りてきたとされる。読み通すにはかなり苦行。

だっから、八犬伝の山場とその執筆やらの馬琴の風景を戸板返し的に虚実さながらに描く山田版の方が面白いし、、、オリジナルの映画化も度々されているようだが食指が進まない。


今回の映画版は「実」に重心(それは配役からも明らか)があり「虚」は箸休めだかアシライ(^^)

とは言いながら、虚の女優さんのラインナップはなかなかのもの


伏姫(土屋太鳳)

浜路(河合優実)

玉梓(栗山千明)

船虫(真飛 聖)


肝心の八犬士役者なんて誰一人知らない

明らかに、、、どうでもいい(^^)


実の部分は明らかにリアリズムですが、虚は予定調和的な勧善懲悪な絵空事、、、だから観るに絶えない。

かと言って実だけでは、息苦しい。

巧くバランスをとったと言えなくはないが、やはり無理を感じなくはない。

虚が冴えてるのは、悪の華だけだ。



木下グループの配給ですが、土建屋さんのオーナーの趣味から始まり、893も二の足を踏む映画業に手を出し、いまや、製作、配給、興行までやる一大勢力。

今まで手がけた作品の中ではこれは良質かも


2024年11月10日日曜日

戒名

 寒村陋屋界隈の取り柄のひとつが、論外にまでお安い戒名の費用。

院号を付ければ、百万円単位だとかが都会の相場らしいが、、、、


戒名と簡単にいいますが、

院号(名誉あるいは栄誉的につけるもの)

道号(よく分からないが字名みたいな?)

戒名

位号(居士とか大姉)で構成されます(真言宗の場合)


ちゃんとした本位牌にする前の白木の位牌には


新円寂〇〇院.....


上位の戒名である「◯◯院」は聞き及んでいますが、アタマの「新円寂」は戒名の一部ではなくて「新しく仏の仲間入りをした」事を意味し、本位牌には記載されない、、、って事なんだって(知らなんだわ)

代わりかどうかは知らないが、本位牌では戒名の頭に梵字のアを書きます。


恵灯益心(エトウヤクシン)大姉、、、とつづくのですが、恵灯とは「悟りに導く仏の智慧をその方向を示す燈に例えた」意味だとされます。

普通はここら辺り(狭義の戒名)に故人の名前の一文字をつかうのですが、本来のあるべき「敬」を同音の別字に洒落てみたのでしょう(個人の俗名は敬子さんでした)

一部からは名前を勘違いしたと陰口を叩かれていますが、さあどうかなあ(^^)


益は「ヤクとかエキ」とか読みますが、仏教的には「ヤク」と読むのが正しい。

呉音ではヤク、中華標準語である漢音ではエキです。

インド伝来の仏典を漢語に翻訳した際に呉音を使用されたことにより、利益は一般的には「リエキ」だが、御仏のゴリヤクとはいうが、ゴリエキとは言わない。

仏教でいう利益とは、御仏の導きにより得られる恵みや幸せを意味するそうです。

仏の智慧がさし示す燈を頼りにしてしていれば有り難い幸せに巡り会える......


なんとも有り難い戒名だと思えてきます。

そりゃ白寿まで生きたのですから、それなりでないとなあ(^^)

メディカルロボット

 


海堂尊
医師からメディカルエンターテイメント作家に転身
柚月裕子

読書好きが講じて推理作家を目指した田舎の主婦

作風や小説素材は多彩


この二人は作家というだけで特段の交点はないが、ただ手術支援ロボットが登場する作品だけが共通する。


ブラックぺアン(海堂尊作品)

ミカエルの鼓動(柚月裕子作品)


基本的に手術は外科医のメスの切れ味に依存し、卓越した技量は神の手とか手術室の悪魔やら、、、雅称とも畏怖的表現に事欠かない。それに必ず心臓外科医(某統計だと心臓手術件数は最下位だと言うのに)


手術ロボットを活用したとしても、あくまで支援であり、操作はヒトザルである医師が行う。

自動運転レベルに例えればレベル2とか3程度?


小説的には経験の少ない外科医でも高度な手術がこなせる、、、みたいな事になっていますが、この辺りは疑わしいあるいは強調のし過ぎ。遠隔操作が理論的に可能であるが、、、

しかし、多くのメリットがあり導入が進んでいることも確か。

だから、アナログとハイテクの相克とか諍いみたいな設定は多少やり過ぎだが、それくらいやらないと面白い小説にはならない。


極私的な興味からすれば、そのロボットなる商品のネーミング。

世界最初のロボットの商品名はダヴィンチ

由来は言わずとも(^^)

国産ロボットは火の鳥(HINOTORI)

外来製よりも安価で小回りが効くのがウリ

この辺りをそのまま使ったのがブラックぺアンに登場する「ダーウィンとカエサル」

それぞれのネーミングに同じような開発意図なり夢が感じ取れますが、安直だ。


一方で柚月版では、ミカエル(大天使聖ミカエル)

数ある天使の中では最上位をしめる。

神話的に医神と言えばアスクレピオスだろうし、ヒポクラテスは彼の子孫らしい。

しかし、知名度が低いし長ったらしいからマーケティング的にはよろしくないということ?

勝手解釈をすれば、奥深い暗喩が感じられなくもない。

実はミカエルの弟はルシフェル(サタンの別名)

ルシフェルはミカエルと並ぶ神の使者であったが、傲慢で下剋上を企てたとして天界から追放されたとされる。同じ血が流れている兄弟、、、ということからして作者の意図を感じ取ることは難しくない。



納骨

 




通夜から葬儀告別式で終わる訳ではない。
死後49日間、個人の魂は冥界を彷徨い、七日毎に裁きを受け、六道のいずれかに送られるのですが、浄土に行けるように願う儀式が、中陰法要。

この間は蝋燭や線香を絶やしては行けないとか、菩提寺の住職が七日毎に読経にやって来る。


線香はともかく、長時間蝋燭なんて火事の元。

早速にLED蝋燭や線香を贖い、、、罰当たりというなかれ。昨今どういうわけだか寒村界隈なのに失火事件が頻発している。

とりあえずは仏間の電気だけは消さない。


葬儀から満中陰までの間に、高野山奥の院に納骨する事と白木の位牌を黒の本位牌にグレードアップするのが界隈のしきたり。

こんな時でもないと、天空の宗教都市に足を運ぶ事もないから、、、でも下界より十度くらい寒いんだよ

偶像崇拝

 



いわゆる世界宗教は偶像崇拝を否定する。
その理由は、あまり得心するものではないが、
高貴崇高な存在をヒトザル如きが具象化するのは冒涜的な行為ということらしい。


とはいうものの、仏教伝播初期には「仏足石」なるものがあり、その足跡のある石の上に至高の存在がおわしますからひれ伏せと!が、そう言われてもありもしないものを想像して信仰を深めるなんて無理無理。

かかるが故に、その依代として、十字架像とか仏像とかを考え出した。でもそれらは偶像ではなく信仰の対象にはならない単なる依代であり、それを通して「窓」の向こうの至高の存在にイメージングするのが信仰だとされる。

まるで詭弁みたいなレトリック(^^)


つまり、仏壇、位牌、墓石やらはその程度の存在に過ぎない以上それ自体に宗教的あるいは信仰的な価値はないはずなんだが、、、

仏教では「骨抜き」と称して、それらを廃棄する時の儀式(呪文)をちゃんと用意し、、、当然に提供サービス商品のひとつだから、檀家の懐に手を入れてくる。




野辺送り

 




倭國では、一部の地域を除き火葬原則。
一方で、イスラムは教義上土葬でないとダメらしい。
かくて、各地でイスラム専用墓地建設を回り文化摩擦、、、、

死者の尊厳を棄損しなければ何でも容認が法の立場。

散骨でも樹木葬でもやり方次第で容認もされるし、埋葬法で処罰もありうる

だっから「イスラム専用」というから紛糾する。

土葬を希望する倭人がいない訳じゃないのだから、、、


葬儀告別式の後は、火葬場に遺体を運ぶ段取りとなる。

大抵はとんでもない山奥

なんせ、新規建設となれば、近隣住民の筵旗。

早晩ご自身もお世話になるのに、、、身勝手な事だ。

寒村陋屋界隈は、まず希望通りに火葬が出来るが、都会では、一週間待ちはザラだって(^^)

ある意味で自業自得

火葬待ちの間は、死体安置所みたいなところで冷凍保管、、、こっちの方が死者の尊厳を損なっているように思える。



よく知らないが、西洋の火葬はまるまる灰にしてしまうらしいから高温で一気に焼き尽くすのだろう。

他方で倭國、、、骨上げと言うくらいだから、形よく骨格が残らないと、、、焼き上げるにはかなりな技術と時間が必要とのこと。

火葬場の数が足りないなら、焼き上げる時間を短縮すれば済む話。現状は一時間から90分くらいかかってますから、能率を倍くらい上げるのは難しくはないと思うが


なんだか意味不明な風習があり、長さの異なる箸を使うとか、、、喉仏の骨を大事にするのは知っていたが「指仏」もちゃんと拾わなあかんとは知らなかったです

小指の先の骨らしい。

浄土

 


一千年に及ぶ刷り込みとは恐ろしい。

なにも思わずまた考えずに、、、「極楽」で仏様の横で蓮台に寛ぎ、ウンタラカンタラ

浄土と言う仏教概念がある。
煩悩や穢れのない清浄な理想社会で仏の住む世界のこと
対義概念が「穢土」

要するに我々ヒトザルはあまり好ましくない国土に住んでいる訳であり、せめては死後は素晴らしい世界に暮らしたいって、、、そこにつけ込んだのが宗教


実は仏の住むのが「浄土」だから、仏の数だけ浄土がある。

極楽とは極楽浄土の短縮形であり、阿弥陀如来が住んでいる。かかるが故に阿弥陀仏以外を信仰するヒトザルを極楽はうけいれない(はず)

薬師如来ならば、浄瑠璃浄土

観世音菩薩ならば補陀落浄土、、、ヤラナンヤラ


だっから、アタシは密厳浄土に行く予定です(^^)


仏を信じないヒトザルはどの浄土も受け入れてくれませんから、永遠永劫に穢土でのたうつか地獄に堕ちる、、、と

まるで脅迫商法

霊感商法ともいいますが、効果検証が全く不可能なんだから、それ以上に悪質かも


法然に開祖とする浄土宗系は倭國最大の宗教勢力ですが、それでも1500万人程度に過ぎないにかかわらず、誰もが、、、、


死後は「極楽」へ

唱言ならば、ナンマイダ(南無阿弥陀仏)


その影響力たるや、、、物凄い!

が、本来の仏教の教義には、死後救済概念はなかったのだから、仏陀が知れば呆れ返るだろうなあ。



三途の川

 


一千年に及ぶ刷り込みとは恐ろしい。

なにも思わずまた考えずに、、、「極楽」で仏様の横で蓮台に寛ぎ、ウンタラカンタラ

浄土と言う仏教概念がある。
煩悩や穢れのない清浄な理想社会で仏の住む世界のこと
対義概念が「穢土」

要するに我々ヒトザルはあまり好ましくない国土に住んでいる訳であり、せめては死後は素晴らしい世界に暮らしたいって、、、そこにつけ込んだのが宗教


実は仏の住むのが「浄土」だから、仏の数だけ浄土がある。

極楽とは極楽浄土の短縮形であり、阿弥陀如来が住んでいる。かかるが故に阿弥陀仏以外を信仰するヒトザルを極楽はうけいれない(はず)

薬師如来ならば、浄瑠璃浄土

観世音菩薩ならば補陀落浄土、、、ヤラナンヤラ


だっから、アタシは密厳浄土に行く予定です(^^)


仏を信じないヒトザルはどの浄土も受け入れてくれませんから、永遠永劫に穢土でのたうつか地獄に堕ちる、、、と

まるで脅迫商法

霊感商法ともいいますが、効果検証が全く不可能なんだから、それ以上に悪質かも


法然に開祖とする浄土宗系は倭國最大の宗教勢力ですが、それでも1500万人程度に過ぎないにかかわらず、誰もが、、、、


死後は「極楽」へ

唱言ならば、ナンマイダ(南無阿弥陀仏)


その影響力たるや、、、物凄い!

が、本来の仏教の教義には、死後救済概念はなかったのだから、仏陀が知れば呆れ返るだろうなあ。



2024年11月7日木曜日

エレクション2024

 


ある種の独裁であり、健全なデモクラシーとは言えない。
しかし、共和党のすべてが、狂信・傲慢・妄想の大統領に無条件に与する訳でもなかろうが、、、

エレクション2024の結果が出ました。
怒鳴る度の復帰!

予想なり下馬評の「ハリス有利とか稀に見る激戦」って一体なんなんだい(^^)

激戦州(所謂スイングステーツ)は、怒鳴る度の一人勝ちになりそうです。


ペンシルバニア

ジョージア

ミシガン

Nカロライナ  以上は怒鳴る度勝利確定


アリゾナ

ネバダ

ウィスコンシン 以上は優勢(最低でも二つは固い)


大メディアの報道なんて、冷静な評価でなく自己的な期待値だということかな?


上院の勢力図も変化し、共和党が多数派になった模様です。

下院は、、、と言えば



このままだと、立法権と行政権を共和党が一手に握り、あまつさえ連邦最高裁は


保守派6人(共和党大統領が指名)

リベラル派3人


怒鳴る度は運が良い事に三名の指名が出来ましたし、

70歳台の高齢判事は共和党指名が二人ですから仮に後任者指名となっても(別に年齢順に死ぬ訳ではないが)アドバンテージが怒鳴る度にあります。

これじゃ、今世紀中にリベラル派が多数派になる事はまずあり得ないかも、、、、





繰り返せば、、、そうそう、州知事も共和党の方が多いのですよ(27州)


元来、共和党は穏健で中流な保守であり、全てが熱狂怒鳴る度党ではないし、日米関係がギクシャクするのは民主党政権時だから、これらの結果が「倭國にとって好ましくない」と悲観すべき事でもないし、そんな論調は大メディアの得意技。


しかし、健全ではない。

マトモな「民主党」に生まれ変わらない限り、この政党に未来はない。

マイノリティにも手をさしのべ光を当ててあげなければならないが、マイノリティだけに依存するのはこれまた不健全だ。



2024年11月1日金曜日

秋の健康診断

 



春先早々に村役場から案内が来ますが、面倒なものでほっといたりするものだから、昨今は秋受診に定着してしまった。


近くの老開業医の診療所に足を運び、ランクアップしたフルコースに効果性には疑念をもちつつもアラカルトまで(鼻からの胃カメラやらあれこれ腫瘍マーカーの採血まで)


毎年の健康診断の効果性には疑問がないわけではない。個人的には早期に病気が発見できて簡単に治癒出来たことは皆無だし、そのような調査研究論文は聞き及ばない。

健康寿命がのびて医療費がホンマに削減できるのかどうかのエビデンスがありもしないのに、慣性の法則だけで無駄な予防医療を継続しているならば、これはこれで亡国の兆しだ。



ある研究機関のレポートの結語


健康診断が寿命を延ばすか、また、医療費の削減につながるかについては、以上述べたとおり明確なエビデンスが存在しない。

エビデンスがないというのは効果がないということではなく、わからないということだ。

理想的には、時間はかかるものの、現在は健康診断受診の法的義務がない人々に多数参加してもらって、健康診断を受診する人々と受診しない人々をランダムに分けて、数年後の差を見るランダム化比較試験を行うのが望ましい。そうすれば、エビデンスに基づく医療政策の実現に向けた大きな一歩になる。



そうなんです。

よくわからないけど長年やってるんです。

まったく無意味ではないが、本当に効果ある予防検診の試行錯誤中だということ