寒村陋屋界隈の取り柄のひとつが、論外にまでお安い戒名の費用。
院号を付ければ、百万円単位だとかが都会の相場らしいが、、、、
戒名と簡単にいいますが、
院号(名誉あるいは栄誉的につけるもの)
道号(よく分からないが字名みたいな?)
戒名
位号(居士とか大姉)で構成されます(真言宗の場合)
ちゃんとした本位牌にする前の白木の位牌には
新円寂〇〇院.....
上位の戒名である「◯◯院」は聞き及んでいますが、アタマの「新円寂」は戒名の一部ではなくて「新しく仏の仲間入りをした」事を意味し、本位牌には記載されない、、、って事なんだって(知らなんだわ)
代わりかどうかは知らないが、本位牌では戒名の頭に梵字のアを書きます。
恵灯益心(エトウヤクシン)大姉、、、とつづくのですが、恵灯とは「悟りに導く仏の智慧をその方向を示す燈に例えた」意味だとされます。
普通はここら辺り(狭義の戒名)に故人の名前の一文字をつかうのですが、本来のあるべき「敬」を同音の別字に洒落てみたのでしょう(個人の俗名は敬子さんでした)
一部からは名前を勘違いしたと陰口を叩かれていますが、さあどうかなあ(^^)
益は「ヤクとかエキ」とか読みますが、仏教的には「ヤク」と読むのが正しい。
呉音ではヤク、中華標準語である漢音ではエキです。
インド伝来の仏典を漢語に翻訳した際に呉音を使用されたことにより、利益は一般的には「リエキ」だが、御仏のゴリヤクとはいうが、ゴリエキとは言わない。
仏教でいう利益とは、御仏の導きにより得られる恵みや幸せを意味するそうです。
仏の智慧がさし示す燈を頼りにしてしていれば有り難い幸せに巡り会える......
なんとも有り難い戒名だと思えてきます。
そりゃ白寿まで生きたのですから、それなりでないとなあ(^^)
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