2022年5月22日日曜日

夏の恋歌

 陰鬱な日々がつづくから空想の世界にでもひたろう


夏衣

うすくやひとのなりぬらむ

空蝉の

音に濡るる袖かな(続後拾遺集 戀四)


ありし夜の袖の移り香

消え果てて

また逢ふまでのかたみだになし(六百番歌合 稀戀)



先ずは俊成女の破綻間近な恋の風景

夏は薄衣、薄いと言えば人の情けで儚さのメタファーが蝉の抜け殻

涙なみだに、、水浸しの我が袖

聞き慣れない勅撰和歌集だが後醍醐帝の命による



後者は百人一首では「後京極摂政前太政大臣」なる大仰な肩書きでなんともな駄作が収録されている藤原良経。定家の主筋で上司ともいうべく存在なんだからこの程度の作品を選んであげれば.....

別れたオンナの形見はシャネルの五番の残香だけだが、、、それも消え失せた。

もう逢うこともないだろうなあ


さむしろに衣片しきひとりかも寝む、、、なんかよりも遥かに情がこまかい

2022年5月21日土曜日

白、青、赤

 身にまとう着衣の色で性格判断、、、当たり外れの典型みたいなもの

雨の夜のオンナの品定めの戯言にもなりはしない。







先ずは「白いドレスの女」

オリジナルタイトルを分かりやすく換骨奪胎しました

ヒロインは蠱惑的なんですがなんとも悪女

そして「青いドレスの女」

Devil と言われるといささか可哀想です。確かに災厄をもたらしたしましたが、むしろ悲劇の女性です


そして「赤いドレスの女」と言う映画噺になるはずなんだが、、、そういうタイトルの映画はあるようですが、未見だし、ウィキも英語版しか有りませんから多分劇場未公開かも

田舎から出て来た「生娘が犯罪漬け」になって破滅していくようなおはなしみたい(^^)

以下は英語版ウィキペディアからの引用


The film tells a 1930s' crime story of a poor farmer's daughter who leaves for Chicago, where she is sent to prison, works as a prostitute, falls in love with notorious criminal John Dillinger, witnesses his death, and finally tries bank robbery.



少し品位を上げます


立ちて思ひ

居てもそ思ふ

紅の赤裳 裾引き去にし姿を(万葉集巻十一)


紅と赤がかぶるのが気にはなりますが、帰っていった恋人の印象なり想いを強調する効果狙い、、だと言うことにしておきます。

寝ても覚めてもただ貴女だけ.....🎵っていじらしくも気持ちが若者みたい

2022年5月20日金曜日

シンウルトラマン

 シン・ゴジラ

シン・ウルトラマン
さらに、待機中が、仮面ライダーやらかんやら

普通に考えれば「新」何だろうが、「真」もあり得ます。ゴジラならば「神」でも構わない。
しかし、、、先々のラインナップからすればいささか持ち上げすぎ。
まあ....Thin と思う方が理に叶う(^^)

テレビのウルトラシリーズは好きだった。
とりわけ、実相寺昭雄の手になり元祖Xファイルみたいのがお気に入り。
ウルトラマンシリーズはさほどでもなく、ウルトラマンの家系図なんかを誦んじている輩を見れば、、、尊敬なんかしてしまう。

しかし、ウルトラセブンは好きだった、、、というか「アンヌ隊員」だけを見ていた。



無理しても写真集を買っておくんだった。




肝心の映像批評は、、、、


これは「神・ウルトラマン」です。



懐かしいテレビ版的なチープな映像ありに今風にCGやら。

国際政治を多少絡めたりって部分はシンゴジラ的

右往左往する政府首脳の描写は、製作協力に内閣府がありましたからかなり忖度したみたい。

そんなシーンよりも娯楽性高く、冒頭から次々と怪獣(禍威獣)が登場させる事を優先したお子様ランチ


あまり興収は伸びないだろうなあ

ロシアについて

 リアル書店にはロシアやウクライナ関連の即席本(いささか失礼だが)があれこれ並んでいます。



こんな時期なんだから理解を深める為にあれこれ読んでみることは大切、、、なんですが、歪んだ文明観なんかを眼にすればろくなことはない。

やはり定評ありげな.....むろん平明簡潔で読み易いのが一番。


このエセーは八十年代に書かれています。

つまりソ連崩壊前。

坂の上の雲や菜の花の沖でロシアと正面から向き合ってきた蓄積の上に成り立つものですから、学研的ではなく小説的な論考なもののかなり自由なイマジネーションに満ちている点を考慮した上で、、、かなり参考になります。


大胆に司馬さんの結論を超要約すれば


ロシアとは異形の国家であり、過度に外国を恐れ且つ病的なまでの猜疑心を持つ。その裏返しとしての限度のない征服欲を持ち、その欲望は軍事力に裏打ちされる。かような隣人として難儀な性格はスラブ人固有のものというよりも有史以来途切れることのなかったタタール(モンゴル系やトルコ系の残忍な遊牧民)の侵略と圧政の結果による文明的に形成されたDNAによるものである。


さすがですねえあ....座布団三枚!(まるで◯◯チン氏の言動そのものみたい)


長年いたぶられ虐げられていると如何様な人格形成になるかは今更論じるまでもない。

某半島国のように歴史的に千回を超える侵攻を受けたりした民族とそんな経験が皆無に近い国家とが共通の意識にたつことが難しいように、、、とてもじゃないが「同じを夢を見て未来が語る」ことが不可能とまでは言わないが、かなりなハードルだと思う。



2022年5月19日木曜日

一件落着だわ

 アタシってピカレスクロマンが嫌いじゃない。

賢しい若造がフットワークの悪い村役場や田舎銀行を手玉に取り、司直の手をすり抜け....大枚な金員(まあ五千万弱だから大枚というには)を手にして、南の島に逃亡、優雅に甲羅干し、、、なんて(^^)
が、小汚いチンピラにしか過ぎないようだし、翻弄されたオトナの馬鹿さ加減にも呆れる。





この若者はこの村の空家バンク制度を利用して転居してきた。なかなかいたせりつくせりな制度で読んでいると痛々しさすら感じる。
住民税も払えないような(今はともかく将来も)新住民を掻き集めてどうするんだ?
都会からの人集めに成功している田舎はもう少し知恵出してます。


人口は三千人(世帯数は千五百)で三分の一の世帯が十万円の給付金が支給されるような水準。

自立自存なんか叫んで平成の大合併に背を向けたのがそもそもの間違い。

少ない職員で専門性を高めようもなく、、、オーバーワークで毎日が仕事ではなく作業なんだろう。

いまさら萩市に擦り寄っても、、、袖にされるかな


ムラの指定金融機関は山口銀行。

親会社のHDのトップが突如解任される騒動があったばかりで行内が揺れ動いているのかしら?

作業でなく仕事をやっていれば、役場からの振込依頼の「異常」に気が付かないはずがない。

FDを未だに使っている事を面白おかしく喧伝されるがオンラインネットバンキングの黎明期的であるだけで、これが諸悪の根源でもないはずだ

役場も銀行も何も考えず惰性で作業をしていたんですよ。こんな人為ミスはシステムじゃ防げない。


この貧しい若造は宝籤に当たったとでも錯覚したのかね?

時系列的なやり取りからすれば、誤入金された事を知り(知らされ)....自分の物じゃないから一旦は返そうと思ったが、アレコレ調べたか誰かに知恵つけられたか知らないが、有体にいえば「ネコババ」

この時点で横領罪が成立しそう(な気がする)

しかし今時点の情報から想像するに、若造は博打の元手を一時的に借用しただけと抗弁しそうだ。

カジノで大勝利すれば利子付けて五千万くらい直ぐに返す、、、積もりが武運つたなく。

カジノロワイヤルのJBのような才能があると勘違いした馬鹿につける薬はない。



民事訴訟は既に提訴されてますが、原告勝利は間違いない。訴訟に勝っても金員の回収が出来なければ勝訴判決の意味がない。

代理人報酬やらで更に五百万ばかり持ち出し。訴額の1割程度は普通だが、、、今後の展開を予想すれば高すぎる。タイムチャージでもよかったのに、、、


あとは刑事事件としての立件だが、、、送検しないとかってことにはならないだろうなあ


逮捕されたらしい





2022年5月18日水曜日

承前(法制審議会)

 数年前の惰日記のある部分








伊東ひとみさんの著作の受け売りなんだが、漢字の読み方として何処まで許容するかという問題、、、つまり表意文字の表音性の限界論議であり、その議論の立ち位置は「漢字文化なり歴史へのリスペクト」にあると言うのが伊東さんの立場だし、アタシも激しく同意します。


その意味で、、、文化なんだから歴史の積み重ねに委ね過度にとやかく口出ししないのが一番

多少どころか激しく非難されかねない言い方をすれば、、、キラネは


アホな親が子に付けて虐待をする

虐待から生き延びてもマトモな会社には就職出来ない


早晩この仮説は定説になるから、自然と淘汰、、、それでもアホな親はキラネをつけかねないから命名権は子供に渡せ!とアタシは主張するし、真っ当な国語教育(古文や漢文を含めて)さえやっていれば良い。


今回提示された案のなかでは、広範囲にキラネを認めるような案には賛成しかねるが、漢字文化に知見の乏しい法学者だからしかたがないのでしょう

が、狭く定義する案にしても、かなり難度が高い。



2)漢字の音訓や慣用的な読み方に限る

3)2案を漢字の関連性や正当事由ある場合まで拡大する。



まずは3案批判から、、、

海を「マリン」とよんでもいいとかや

ならば、メール、メーア、マーレ、マルもありだ!って言われればどうする。それなりの言語人口のある言語で海という意味です。

正当性ある事由まで拡大って、、それこそなんでもありですよ。ピカチュー(光宙)も可らしい

要するに現実の錯乱した命名実体の追認に過ぎないから、何も規制しないと大差なく、窓口の戸籍吏が苦労するだけ。


ならば、、、一番厳しいと言われる2案だが

常用漢字の音訓は文科省の役人が決めた極めて狭い範囲でしかない。現実の命名等に於いてはそれをかなり逸脱しているから「一」はハジメとは本来なら読めないが、それは慣用的な読み方ってことになるのだろうし、現実に違和感はない。


西渡、、、でなんと読ませる? カタブキとかなんとか(^^)

人麻呂の有名な和歌の万葉仮名表記ですから知っている向きは多いから「慣用的な読み方」だと言えなくはない。

さらに例をあげる


清和帝のお母様、、、藤原明子(あきらけいこ)とよむらしいが、、、まず無理

講学的に言えば有職読みって難解。なお明子は「さやこ」とも読ませた例があったはずだ。

ここまでを「慣用的」と言うかどうか、、、



言葉は長い歴史のなかで変化も進化もし豊穣な文化をつくりあげるのだが「慣用的な読み方」なる縛りはそれを歪めてしまいかねない

法制審議会で「国語」を議論するのか?

 変な話なんだが、、、

出生届の際には「読み仮名」が必須記載事項のはずだが、どう読もうと親の勝手。
但し使用できる漢字や漢字の組み合わせに制限(公序良俗に反するとか)がある。
ところが戸籍や住民票には「読み仮名」がない、、、

デジタル化を踏まえて戸籍やらに読み仮名を明記するに際して「漢字の読み方の幅」をどこまで許容するかという議論らしい。


命名権に対する漢字の制限のみならず読み方まで制限しようとする国家権力の横暴!なんてはなしはさておきますが、かなり論議として愚かしい(^^)




日本人(日本国籍を有するという意味)の名前に関する歴史的あるいは文化的な造詣の深い専門家を抜きにして法律家だけで議論する事柄じゃない。

国語審議会を所轄する文科大臣は何もおもわないのかな?

国史学者や国文学者が黙っていることも解せない。


議事録が公表されてますが、以上から読むに耐えないだろうって(^^)


https://www.moj.go.jp/content/001277172.pdf



新聞記事を読めば「三案」提示されたらしい。


1)規制しない

2)漢字の音訓や慣用的な読み方に限る

3)2案を漢字の関連性や正当事由ある場合まで拡大する。


パブリックコメントを出してもいいが、、、私見なんか一顧だにされないし(^^)

2とか3は具体論でガイドラインが出せないだろうから、1案でいいと思っているが、加えて自分の名前は自分で決めるべしと思ってますから、成人になった際に本人から変更の申し出が出来る、、、、


愚かな両親がつけたキラネで一生肩身の狭い思いをさせるべきではない。



to be continued 


2022年5月17日火曜日

大阪万博

 我が家のケメ子さまの御下問

すかさず、、、あれは1970年だった!





ある年齢以上はこう答えるはずだし、以下は回答出来ないか、開催自体を知らない。

だから、記念プレートで人気盛り立てようとしても、、WCRならば大事に使うし、五輪もまあなあ、、でも普通のプレートよりも相当にお高いらしい。

面倒なことを言わずに大阪府内のナンバー名は須くこのプレートを交付すればいいのよ。




なかなか崇高な理念なんだが、、、この空虚な言葉遊びはなんなんだ。

二兆円の経済効果とか大会期間中の入場者2800万人と言われても、、、




デジタルとはマントラな呪文ではない。

情報社会の実現すら出来ていない国家戦略レベルなんですから、地に足ついた「今そこにある危機」への対応が先だわなあ。


思えば、、、と言っても70年万博は終わり頃に一回だけ友人たちと行っただけ。

どこのパビリオンにも入らなかった

ドイツビアレストランに入り、ポッチャリなおばさんに、、、


Fräulein !


ドイツでは年齢に関係なくウェイトレスさんには「むすめさん」とよびかけると大学の先生から教えてもらってから早速に

ニカッて笑いドイツ語で注文を取りに来られて閉口したなあ(^^)


戯言はさておき、、、倭国もここまで成長発展したんだ!さらに高みを目指そう!なんて坂の上の雲が黒雲でなく白雲でしかなかったシアワセな時代


先の見えない不安な時代なんだから、せめては見果てぬ夢だけは見せてあげよう、、、というありがたい統治者の心遣いだと思っておきます。


でえ、、、どうやら三年後に開催らしい。カジノとやらが同時期に併設されるんだったら足運ぶかなあ?

サリンジャー宛のファンレター

 世の中には三種類の役割がある。

書き手
読み手
あいだを取り持つ版元なりエージェント


かの「PRADAを着た悪魔」の出版界バージョンです。


出版社の編集部員に身をやつし間を取り持つのは世を忍ぶ仮の姿。ヒロインにも夢がある、、、がその夢を叶える為の成長の糧を提供したのが、なんとも頑固でパワハラとまでは言わないがシガニーウェーバーが演じる出版エージェントの社長。



まあ、、、批評家の評価は悪くないし、彼らにとってはバックステージモノみたいな感じなんだろう。

ひどい作品ではないが、、、積極的に推す気にはならない。

この「プラダを着た悪魔」と比べるとファッション業界の方が華やかで絵になる。

なんだかんだあっても未来ありげな業界と暗い業界の差

ヒロインは、、アンハサウェイは大根役者だとおもうが「悪魔」ならばシガニーウェーバーよりもメリル・ストリープのほうに一票!


典型的な意余って力足らずとおもいます。

オリジナルタイトルに比べて「マイニューヨークダイアリー」とはなあ、、、これはチープ



サリンジャーは、社会的な影響力の高い作家。

彼の口語体の文体(原典)をコメントする立場にはないが、定評のあった野崎孝さんもそうだったしハルキの翻訳も、同じようなテイスト。

口語体かもしれないが、、、口語ではない。

庄司薫まで真似しだすと食傷するが、アメリカンの高校生言葉ってあんなのなんだ?