2026年10月1日木曜日

ヒカル源氏は教育パパ

 



オトコがまるでキワダタナイ小説が源氏物語。ヒカル君はさておき、ライバルの頭中将は狂言回しでしかないし、あとはロクな人物が登場しない。


みめ佳き娘を数多抱え、権力者に差し出し寵愛を受けるようになれば一家は安泰。官位官職や財は後からついてくる後宮政治がこの時代だから、オンナを中心に世界は回る。


ヒカル君は子供に恵まれず、、、と言っていいのか、まあ、娘は明石の田舎娘との間にひとりだけ(後年明石中宮となる大出世)息子は「公式には」ふたりというかひとりだか、、、

葵上の間に夕霧なる息子がいますが、亡くなった妻の実家に預けっぱなし。

晴れて成人式の時期となり、、、突然に父親らしさに目覚めたらしい


権力者(上級貴族)の子弟は最初からキャリア扱い、、、なんですが、ヒカル君は、敢えて最低の官位である六位からの勉学の道を歩ませる。普通ならば学習院みたいなヤワな学校に通うのですが、敢えて試験と受験地獄な道を選ばせた(当然だが忖度やえこ贔屓はまったくなし)

警察の世界で言えば、任官同時に警部になれるのに、ハコバンの巡査(交番勤務)から鍛えるようなもの。


この辺りは、学で身を立てるしかない中流貴族出身のレディムラサキの教育観の現れなんだろう。

勉学に忙しくて、オヤジさんのような合コンの暇もなく、手近な所の一つ屋根で暮らすおなさ馴染みの雲居の雁(頭中将の娘)と仲良くなってしまった。


頭中将は子宝に恵まれてはいますが、凡庸なオトコばかり、ムスメは二人しかおらず(実は隠し球があとふたつあるが、、、これはあとの話)、大事な将来の中宮女御候補の一人がさらわれそうになり、悲恋物語が始まるのが「乙女の帖」

なかなか面白い帖なのですよ

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