2023年2月15日水曜日

今年のSB

 国営放送の夜七時のニュースでも、結果の報道があったらしいが、世界最大級のスポーツイベントをライブとして放送しない後ろめたさかしら?



アリゾナのフェニックス舞台の「荒野の決闘」は一進一退の末にKCが土壇場で27YのFGが決まり、、、勝ちました。

かつてバッファロービルズのキッカーが失敗し、NYに勝ちを攫われ(25回SBの事)、、、トラウマで彼は失踪(は作り話ですが、引退しました)

こんな局面では必ず思い出すエピソード。

たとえ敵チームであっても、惻隠の情からか、口には出さないが「お前の失敗なんかで勝とうとは思わないから」って(^^)


このスポーツイベントは、試合開始前の様々なイベントが面白い。最後は国歌斉唱でもりあげるのだが、バッファローのダマーハムリン選手が元気に彼の医療チームと共に登場!

彼は試合中に心肺停止となり生死の境を彷徨ったが、、、実に素晴らしい👏👏


国歌斉唱に関しては、やはり女性シンガーの方がアタシは好き。史上最高のシーンはヒューストンと言われるが、個人的ですが、ジェニファーハドソンが一番



後半部の歌い方に批判もあるのですが、これでもか!と言わんばかりの熱唱の結果、御贔屓チームが六度目の優勝🏆を決めましたよ❣️


試合経過とか色々あるのだが、、、「二刀流」は翔平くんだけじゃない。MLBでそういう流れになるのかどうかは知らないが、NFLではそれがトレンド。

QBは司令塔だからフィジカル能力よりも、沈着冷静で如何なる時も動揺しないベテランの役割、、、って時代は終わった?

両チームのQBの平均年齢は25歳。

若いが故なのか、二人ともデュアルQBとかモバイルQBと言われる。

ボールを渡したり投げたりするだけじゃなくて、自身が走るし、TDも決めに行く。

しかしこれは非常に危険な行為で負傷すれば取り返しがつかない。スペアがいるとはいえ、QBがチームのスタイルを決めてしまうからスペアは単に予備に過ぎずコピーにはならない。


KCのマホームズは27歳。二年前に五億ドル強の10年契約を結んでいる。怪我をしないように私生活にも様々な制約(危険な遊びは一切ダメとか)をかけているらしいが、あのプレイスタイルを何時迄もって訳には、、、

イーグルスのジェイレンハーツ(24歳)に至っては自ら70Yも走り、自分の足でTDを決めてます(確か二本?)


ここ数年の間に多くのベテラン名QBが引退しましたあるいはする予定。

今はそういう時代なんでしょう。










2023年2月14日火曜日

そろそろ、、、 舞台準備

 大衆音楽だと、芸能生活◯◯周年

クラシック音楽ならば、没後◯◯年とか、、更に一粒で二度美味しく、、、生誕◯◯年

しかし、古典芸能の世界、、、能楽や歌舞伎では


◯◯回忌追善能(とか歌舞伎)


無論人間国宝クラスの大役者に限りますが、例外もあり、、、こりゃ追悼よりも銭儲けって思いたくなる場合も(^^)



お稽古ごとの世界では(昨今は習い事と言うらしい)

忖度便佞、はやい話が浮世の義理は欠かせない。

この能楽師は人間国宝クラスで、御子息は真正の人間国宝。更に彼の芸養子は、ある方によれば「世阿弥の再来」....は持ち上げ過ぎだが、すごい技量だと評判のバリバリの若手


師匠からチケットを分けて頂き(買わされたって言う関西風の婉曲表現)日曜日にいそいそと足を運んだ。追善能なんだから、衣冠束帯を改め、、、(^^)


理由は簡単で、春の渋谷での発表会でのアタシの演目が演じられるから、、、一応の準備の一環。

なんせ、世阿弥晩年の大傑作だし、格式の高い難曲。

アタシは舞うのでなく「十一分あまりのソロのアカペラ」ですが、高いハードルが幾つもある。


メロディと歌詞を暗記できるかなあ(詞章があまりに華麗すぎて得意技の自作アドリブがきかない)

正座が出来るかしら(座れるが立てないかも)

着付けは、、、普通の着物は簡単だが五つ紋はちと神経を使うし本来は裃なんだわ


四月までまだ時間があるから、、、なんとかなるだろうって希望的観測。







.......  因みに、歌詞全文(たったこんだけだもん)


面白の折からや 頃しも秋の夕つ方

牡鹿の声も心凄く 見ぬ山風を送り来て 梢はいづれ一葉散る。

空すさましき月影の軒の忍に映ろいて

露の玉簾 かかる身の

思ひを延ぶる 夜すがらかな(崩す)


宮漏高く立ちて 風北にめぐり(三ツユリ)

隣砧緩く急にして 月西に流る


蘇武が旅寝は北の国 これは東の空なれば 西より来たる秋の風の 吹き送れと間遠(まどお)の 衣うたうよ


古里の 軒端の松も心せよ

おのが枝々に 嵐の音を残すなよ

今の砧の 声添えて君が其方(そなた)に吹けや風


余りに吹きて松風よ 我が心

通いて人に見ゆならば 

その夢を破るな 破れて後(のち)はこの衣

たれか来ても訪ふべき来て訪ふならばいつまでも

衣は裁ちも更(か)へなん


夏衣薄き契りは忌まはしや

君がいのちは長き夜の

月にはとても寝られぬにいざいざ

衣うたうよ


かの七夕の契りには 一夜ばかりの狩衣

天の川波立ち隔て 

逢瀬かひなき浮舟の 梶の葉もろき露涙

二つの袖やしおるらん

水陰草ならば 波うち寄せよ泡沫(うたかた)


文月(ふづき)七日の暁や 八月九月(ハチゲツキュウゲツ) げに正に長き夜

千声萬声の憂きを人に知らせばや


月の色風の気色

影に置く霜までも心凄き折節に

砧の音 夜嵐(メラス) 悲しみの声虫の音交わりて落つる露涙

ほろほろはらはらはらと


いづれ砧(崩す)の音(崩す)やらん

2023年2月13日月曜日

後醍醐帝の諱

 太平記の半分くらいのところで崩御されます。大河ドラマ的にはここでおしまい。

しかし、源平騒乱もこのあと、、、さらに衣川合戦の後が如何に面白いかは鎌倉殿のナンチャラでわかったでしょう(^^)



諱は「尊治」

丸谷才一さんが書いておられましたが(本人の新発見とは思えないが、、)

曰く、、、お騒がせな主上には「尊」のお名前!


天皇家はみんながみんな「仁」を受け継いできたわけではないのだ

親や主君の名前の一字を受け継ぐ(あるいは拝領)通字や系字の慣習は廃れたし、逆に忌み嫌う向きもあるが、やはり根強いともいえます。

足利尊氏は本来は「高氏」

後醍醐帝の一字を拝領するほどの功績があったのかはよく分からない。

源氏本流は八幡太郎義家の系譜

長男の義親から頼朝へ

次男の義国から、、、長男は新田義貞へ

足利高氏は次男の家系なんだから、、、血統的には貴種ではあるが、ダントツでもないのですよ。


で、主上の諱(本名)のはなし

伝統的ながら、仁の字は清和天皇のころから始まりますが、系字として定着したのが院政期の頃

ところが後鳥羽院(諱は尊成)がなんともへそ曲がりなんだろうか、、順徳(守成)、仲恭(懐成)には系字に「仁」をつかっていません。

哀れお二人とも不幸な末路

その後は「仁」に復帰するのですが、、、後醍醐帝が、、、本当にへそ曲がりです。

実は南朝系はみなさん「尊」ではないが「仁」を忌避しています。その後は北朝系の天皇ですからご高承の通りです。


かつては避諱なる慣習があり「仁」なんぞを子供の名前につけるなんて不敬の極みと言われました。


家鋪高仁


ふつうは、やしきたかじん、、、と呼ばれていますが当時裕福だったらしい父親が然るべき方に命名を頼んだら、、、こんな不敬なことはない!と激怒し、戸籍上は「タカヒトでなくてタカジ」になっているそうです。



2023年2月12日日曜日

明日は、、、、SB

 間違ってくださるな、、、ボールじゃない!



舞台はアリゾナだが、、、「荒野の決闘」はなあ(^^)

オリジナルタイトルは「いとしのクレメンタイン」


映画史に残るダンスシーンやらラブシーンも


今年はご贔屓チームがポストシーズンにも出られない惨状

公平にゲームを楽しむことにする

だっから、、、前戯としてお好みのアメリカンフットボール映画を


アルパチーノは架空ですがNFLチームのHC

この癖のきつい役者。役選びは「スピーチシーン」の有無なりで決めているに違いない(^^)



ケビンコスナーはクリーブランドのGM

残り三秒六点差を会議室で大逆転って、、、評価されない映画なんだが、そのうちに(と目利きの極私的映画評論家は嘯く)


この手は書き出すと、、、カッパえびせんだからこれくらいで






梅津

 梅は花より香り、陽光よりも春闇



最初からイメージを決め打ちすれば、選歌に困るが(^^)



花の色も月の光も

おぼろにて

里は梅津の はるのあけぼの(他阿上人)



一遍上人と並ぶ時宗のオルガナイザー的な高僧。

実質的に教団組織を作り上げ鎌倉末期に活躍した。

坊主がつくる和歌は抹香臭いが、これは優れてお洒落だ。

京桂辺りの地名を借りてきて、梅(花あるいは薫)を思わせぶりに、、、けだし仄かに梅香を感じさせるように。

夜明け頃の春霞のなか朧月と梅の薫とは贅沢な雰囲気です



梅のつく地名ならどこでも、、、とはいくまいよ。

梅津だから絵になり、梅田なんかは和歌向きの地名じゃない。

梅花なる地名もありますが、これはストレートすぎます。



大阪駅北側再開発エリア

グランフロントなる大型商業施設のお隣りには、巨大な「大阪のセントラルパーク」

曰く、、、グラングリーン


どっちもアタマに「大阪」が付きます。

大阪に決まってんだからうざとい。「ウメキタ」を冠にすれはいいのに、、、

そうならば「歌枕」らしくなりますが、ウメダやオオサカだとあんまりイメージ膨らまない。

オオサカは古典的に「逢うさか」

ウメダは「埋めた」.....掘り起こせば行き倒れの死骸の山かも

2023年2月11日土曜日

異論暴論

 中身は色々なんだろうが、、、



まず一番わかりやすそうな「夫婦同姓あるいは別姓」

本件に関しては倭國は「世界の孤児」です、、、とキッパリ(別に凛とした理念があれば孤児でも構わないのですがね)世界中が別姓あるいは結合姓に移行していますが、、、

族譜を大切にする儒教的世界では、オンナが結婚して父系の姓を捨てる事は親不孝の極みとされます(逆もまた然り)。従い有史以来江戸期までは夫婦別姓だったし、、、ところが明治期に近代制度として範としたドイツ法に倣ったのかな?しかし、そのお手本のドイツもしばらく前に別姓に移行しました。

だっから、、、夫婦同性を頑迷固陋に主張する輩はご先祖さまを蔑ろにする保守系不敬の輩ってお分かりかしら?

因みに婚姻届の際に妻の姓を選択する比率は、、、予想外だわ!

4から5%もあるのだ(アタシの周辺では皆無なもんで思いの外多いと)


同性婚の法的な認知は、、、無理です。

憲法解釈上あり得ない以上民法改正は出来ません。法律解釈のプリンシプルは「オリジナリズム」であり、主権者の権利義務等生存の基本に関わる重要部分は限りなく制定の意図意思に従うべきなんです。

第9条と同じように「解釈改憲」をやれば別ですが、それはゆゆしき「暴挙」と今まで言ってきましたよねえ。やっても悪いとまではおもわないが、やりたけば憲法改正議論の土俵に上がればいいし、二枚舌は使うべきではない(^^)


LGBTは以前にも駄弁弄しましたから再説はしないが、かつて「部落解放法制」への懐疑論を想起する。

いわく「寝た子は起こすな」

一見それらしいが、ある種の愚民政策だし、知らしむべからずみたいな上から目線。

理解増進か差別解消かって?

不毛の議論ですよ。

そもそも性的マイノリティの母数がよくわからない。まずそこからじゃないのかなあ




2023年2月10日金曜日

ケルトの世界では

 ケルトの雰囲気って倭人好きなんですよね。

アイルランドやスコットランド...同じようなケルト社会の音楽は明治期からその旋律やらを換骨奪胎しながら愛してきました。



イニシェリン島.....アイルランド沿海部にある孤島らしいが、位置はよく知りません。

邦題は「精霊」となっていますが、アイリッシュ的には「妖精」だし、多少意訳すれば「哭悲の精」かな?


アイリッシュ系がそれなりに位置を占めるアメリカンでは文句なしにエモーショナルに感銘を受けるのは分かりますが、したり顔に倭の映画評論家が絶賛するのは....よく分からないけどアタシみたいな「実に素晴らしい」って褒めるのはまだしも、、、なんだなあ


時代は1923年

アイルランドが英国から独立しようとするのですが、親英派と反英派の内戦の真っ只中

しかし、孤島のイニシェリンでは対岸の火事みたいなもので陰鬱に平穏に時間が流れていく。

理由が定かでない親友同士の絶交話から静かなカタストロフ、、、

これ以上コメントすることはなにも無い。



もう一度観れば気の利いた極私的プロ映画評論家らしい駄文がかけそうだが、ある意味で気味の悪いセルティック映画ですから、そんな気分にもならない。

でも未見の方には先入観なく鑑賞を進めます。

役者さん(主要な四名)は全てアイリッシュです。


でもその前に、アイリッシュの気分になるために、、



アイルランド共和国国歌よりもよりも遙かにナショナルアンセムな歌。気分が高揚します!

アイルランドのラグビーチームのテストマッチやワールドカップでは、いわく因縁がありアイルランド共和国国歌でなくこちらが演奏されます。

歌うのは、、、よく知りませんが、こんな連中です



キルトはスコットランドだけじゃなくてアイルランドでも

2023年2月9日木曜日

一神教と多神教

 こんな事をサラリと書くから彼女は「危険」なんですよ。


.....

宗教は人間が自信を失った時代に肥大化する

.....



多神教よりも一神教の方が高級高等だそうです。

大昔にそう教えられたが、その理由はよく知らない。調べればあれこれ理屈を捏ねまわしているのだろうが、よくよく考えたら、一神教の世界の連中の「見解」だ。つまり論理的理性的かどうかは分からないが、身贔屓である可能性は極めて高い。


一神教(具体的には、キリスト教系、イスラム教、、、異論を承知で言えばコミュニズム系)が蔓延るとロクな事にならない(エビデンスの必要すら感じないくらいに)

人類が一番幸せだった時代は、クラシックローマの五賢帝、清朝の三賢帝(康熙、雍正、乾隆)と史家は喝破しますが、いずれの時代も一神教なるものは影も形もない(そしてデモクラシーでもなかった)


暗いヨーロッパ中世の世界に明るいひかりを差し込んだルネッサンス。千年もの教会支配に忠誠を誓ってきたが、良い事は何にもない。そんな事を信じていなかった時代の方が楽しくおおらかだったみたいだし、、、素朴な疑問って大事なんですよ。

もっとも法王庁からすれば「信仰の揺らぎ」なんですがねえ


かと言って、女史も不肖アタシも無神論者ではない。

八百万の神々を信じている。

その事は、アタシの立場から解説をすれば、、、


宗教は信用してもいいが信頼出来るものじゃない


つまり、アタシは信じて用いて(利用とか活用)はしますが、信じ切って頼りに(すがりつき)はしない、、、ということですよ。




以下余白


神々を思い浮かべるに、、、コミュニズム系を横に置きますが、地球上に蔓延る一神教って、キリスト教とイスラム教だけなんですよ。

神道、ヒンズー教、道教、仏教(議論は様々だがアタシは多神教だと)なんかは全て多神教です。

神道だって素朴に八百万の神々を崇めているうちはまだしも、国家神道という異形の「一般の神道から隔絶した現人神なる一神教的な天皇の統治支配宗教」が国を滅ぼしたということは知っておくべきだ。

2023年2月8日水曜日

サラ川百人一句.....2

 まことに失礼だが、、、

.......

手を繋ぐ 直前娘が 消毒を

......


私的添削後


直前の 彼女の消毒 シェルつなぎ




最近は「シェルつなぎ」とは言わないのかなあ

恋人つなぎって言うらしい


オリジナルは、お父様と幼いお子様

保育園か幼稚園で保母さんからだろうか教えらたんでしょうなあ(^^)

微笑ましいが、川柳らしい辛辣さにかけるし、この風景を絵にしたければ、むしろ俳句の世界

それに句止めの形があまりお好みでもない



だから同じような状況ながら人物造形を変えてみたら、、、まあ相手が恋人だろうがなんだろうが、我が身が一番って事です。

しかし、この彼女....かなり無神経です

早晩フラれますなあ(^^)