アナ雪の話題じゃありません。ゴルフというスポーツのこと
ゴルフとは単純なゲームである。
棒切れで丸いボールを「あるがままに」打ち、打数の少なさを競うだけ。
草むらに転がり込むことも穴ぼこに沈むことも水たまりに飛び込むこともある。
それでも「あるがまま」に打つ。
運不運も実力の内だし、そもそも人生ってそんなものだ。
ところが・・・多額の賞金のかかる近代スポーツともなれば「運不運を排除」する事がむしろ公平とされ、、、例外的にボールを動かして良い場合があるとされる。
その場合
リプレース(球を元の場所に戻す)
プリファードライ(範囲内の好きな場所へ戻す)
の2つの運用がある。
当然後者がプレーヤーに有利であるが、運用ルールの決定は主催者が行う。主催者がルールの運用に精通していればいいのだが、、、
三人の女子プロの登場
ある女子トーナメントで、主催者は「リプレース」のつもりで指示し多くの選手もそう理解したが、Aプロだけが「プリファードライ」と解釈し、そのようにプレーし「最少スコアでプレーを終了」してしまった。
本来「失格」のはずだが、主催者の運営がお粗末だったという事で「誤認扱い」ということになり最終結果は「優勝」
嬉しいはずの優勝だが、本人が真面目であればメンタル的には辛いですねえ。
当時飛ぶ鳥落とす勢いでアメリカ参戦中の超人気若手女子プロのBが日本ツアーに登場
コースの芝のコンデイションが悪く・・・彼女いわく「アメリカなら絶対にプリファードライです!」
たかが一選手の発言なんだが、お粗末な主催者はお粗末なことにそのような追認決定をした。
しかし、あるベテラン選手のCプロだけはあるがままに打ち続け、、、彼女いわく
私にとってゴルフはボールを触って動かすスポーツじゃない
三人の女子プロの末路はどうだったか?
Aプロはアタシは名前も思い出せない。多分・・というか確実に歴史や記憶から消えた。
Bプロは低迷するのも早くて、、、たまに名を耳にしますがその程度
Cプロは大衆人気とは無縁だったが、オールタイムでの戦績は圧倒的であり、未だに燦然と輝く
かの球聖とまで敬慕されるボビー・ジョーンズの有名な言葉
ゴルフのルールは二つあれば十分である。
あるがままに打つ。
そして自分に有利に解釈しない
アタシのゴルフ歴には大層なものはまったくない。
長くやっていた割に「スポーツの時代は」僅かで、あとの後年の大半はギャンブルかレジャー
それでもスポーツの時代だけは「あるがままに打って」いましたが、思い起こせばこの頃の年間平均ストロークが一番良かった。
皮肉というか不条理というか、、、ボールのライを毎度毎度「改善」しても、スコアにはつながらないってことなんだ、、、いま思い返せば、まあそうなんだろうなあ



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