2023年9月12日火曜日

紅葉狩やら十善戒

 




やっと秋の雰囲氣だし、お稽古用に「紅葉狩」の謡本を、、、
初心者向けの人気曲なんですが、

舞台は信州戸隠あたり。

山谷は一面に紅葉りて、川は赤黄の錦の流れ

若武者の山越えの途中で、酒宴半ばの上臈(実は鬼女集団)が声をかける(はやい話がナンパ)
誘惑にまけて、さしつさされつ、、、叙景たっぷりに微かに濡れ場な叙情も加わり、、、
一転しておそいかかる鬼の集団。若武者少しも騒がす重代の名刀振りかざし大立ち回りのスペクタクルも
晴れて鬼退治と相成り....



とまあ見どころ謡ところ満載。

ところがだ、、、、こんな詞章があるんだわさ


....

されば仏も戒めの、、、殊に飲食を破りなば

邪婬妄語も諸共に 乱れごころの花鬘

....


アタシは真言宗の在家私度僧を自負するから、毎日の勤行(つまりはボイストレーニング)は欠かさない。

毎日「十善戒」、、、読んで字の如く日常的な戒めというか護るべきこと


弟子某甲 尽未来際....(仏陀の弟子であるアタシは未来永劫これらを誓い申す)


身業(具体的な行い)として三つの事はしない。

ヒトザルの基本倫理としての黄金律であり、ことさらの説明を要しない。

次に口業。言葉や発言は災いの元だから、気をつけるべき四つのこと

嘘をつかない

飾りばかりの空虚な言辞は弄さない

悪口は言わない

二枚舌を使わない

最後が心の内面(気持ちの持ちよう)

むさぼらない

怒りまくらない

間違った考えを捨てる


誓うが出来ないこともあるし(^^)

それはまあさておき



真言宗徒はかように教えられているのだが、空海の風下にたつことを潔しとしないのか、別の十戒をかかげる宗派があるようだ(アブラハムの宗教もそうだが、天台宗系)

善し悪しではないが「飲食(オンジュ)」の戒めを十善戒のひとつに数える。

要するに禁酒の勧め(文理解釈的には酤酒戒、酒の売買の禁だが、趣旨的には飲酒禁)

酒を飲めば心身が耗弱し、嘘偽りを口走りあらぬ淫らな振る舞いを、、、我が師空海ならば、笑止と喝破するのだろうがなあ。

世の中凡愚の衆徒があまたいるってことだ。


アタシは酒呑みのプロだから飲んでも呑まれない、、、つもり(^^)

2023年9月11日月曜日

パラフィリア

 



こんな精神障害があるんだ。
アタシは通常は「障碍」と書くようにしているが、この症例のなかでもこのケースには「障害」と書くしかない。

医学書的には、社会常識や通念に違背する性的嗜好だとされるが、社会常識や通念は時代により変化するし、同時代であっても地球規模で同一な訳がない。

さりとて


不同意な性的な行為

子供にたいする同様な振る舞い(小児性愛)


とかなんとかはやはり普遍的におかしいだろう。

単なる女装なんかの個人的な趣味じゃないもん。

つまり社会悪に等しい性倒錯を放置してきた訳だ。

責任の所在って、、、何処にあるのかなあ?

保健所に電話すれば野良犬なんかは捕獲してくれるんだが、、、、社会害からすればやるべき事の優先順位としては野犬狩りよりも上だと


報告書を読んでて、、、「性加害」って?

性被害があればその対称系として性加害はありうるが、普通は「性犯罪」という。

元検事総長が主査なレポートだから、言葉の吟味はした筈だ。行為時点に於いては犯罪の構成要件該当性を断定するに至らないってことかな?

つぎは、、、刑法改正もあったし「犯罪」と正々堂々と呼べるわけだ。


再度いいますが、、、あれってパラフィリアの個人的な「犯罪」なの?

事務所のスタッフなり上級生の所員が犯罪幇助しなかったとは思い難いのだ。

物議をかますだろうが、かの「収容所」における「カポ」の存在。統治支配の一番巧妙なシステムとして歴史的にも定評があるの。歴史に詳しくなくてもマネージメントを考えれば誰もが思いつく。

早晩真実が暴かれると信じているが、、、そもそもメディアが誰も「カポ」に比定する発言をしないのが信じ難い。


メディアの沈黙、、、報告書だとそれ以上はかけないが、ありていに言えば犯罪抑止の責任放棄。

今頃になって手のひら返しは、、、1945年の夏以降の紙面もおんなじだったし、あんときも反省したふりにとどまり正義の味方ゴッコだった。歴史は繰り返す。

だっから、メディアは当時の警察の不作為を追及し矛先をかわそうとするが、、、当時は親告罪のケースが多く、庇いはしないが動きにくいと思いますよ。

が、権力サイドは知っていたに違いない

だから紫綬褒章の資格充分なのに、、、本人が辞退したって....まさかなあ(^^)



滅多にみないテレビサーフィンしながら、、、かくも報道のレベルの低さを再確認したの

単に長いだけの記者会見みても分かりますが、仕切りが余りに下手くそ。

芸能記者系ってそもそもが程度が低いし、そうでない社会部系記者もこんな時には舐めて質問する。

記者会見なんて、真面目に対応するかどうかは記者次第。


不規則発言記者には退席を命じる

質問ルール(官姓名に名乗る、質問は簡潔にひとつ、重複質問はしない等)の逸脱にはスルー


まあ記者会見回答以上にさまざま弱みがあるから、ひたすら嵐の通過を待つ気持ちは充分わかりました(^^)


2023年9月10日日曜日

エリザベス

 さまざまに変異もしますから、イザベラ、リズ、ベス、ライザ、ベティ....

ほんに石投げなくても誰かにあたる(^^)


名前の由来はモーゼの兄嫁に由来するとウィキには書いてますが、そもそもモーゼに兄がいたなんて記憶にない。


多くのエリザベスの中でも、最高に高貴で品位があり、かなり翔んでいたのが、シシーの愛称で呼ばれた美貌とスタイル抜群なオーストリアハンガリー帝国皇妃


お写真を拝見しても、、、美人です

人気のほどは、さまざま文藝のネタになっていますが、正式にはかようにお呼びせねばならない


Elisabeth Amalie Eugenie von Wittelsbach, Herzogin in Bayern


アタシは、かの美貌のロミーシュナイダー版しか知らないが、彼女が稀代のシシー女優だと言うこと。



リンク映像は、ヴィスコンティのルドヴィッヒから。


あの時代に「翔ぶのが怖くないノブレス」の本領満載に描かれたエリザベートが公開された!



あんまり美人でも無ければ品位も、、、今風のフェミニズムだとこんなふうなんだなあ




2023年9月9日土曜日

豆腐

 



ハッキリ言えば絶滅危惧種。
セレブな阪神間の下駄履きアパートに長らく住まいするが、元は駅前商店街の再開発ビル
ビル地下は食い物系商店が軒を連ねる。
もはや開業当時からあるのは肉屋さんだけ。
御贔屓だった豆腐屋さんも高齢のため店を閉じ、、、
さほど美味しいお豆腐とも思わなかったが、毎度の忌まわしい幼児体験が(^^)

寒村陋屋にもあばら寺の門前に豆腐屋があった。屋号の記憶がないが「寺前の豆腐屋」と我が家では、、、毎朝アルマイトの弁当箱をもって買いに行くのがアタシのお仕事。

よくしたもので、なんとも硬いの
転んで落としても崩れない(^^)
当時は、、豆腐の角にアタマぶつけて、、なる慣用的な罵語があったが、まるで実感が湧かない。
あの豆腐ならば、結構痛いのですよ。


そんな事より、他の豆腐を食べた事がなく、豆腐とは「硬くて煙くさい」ものだと思い込んでいた。

とあることから、アタシってしばらくの間、京男だった。いまでも主たる育成地は京洛とうそぶく。


初めて食べたみやこの豆腐の味❣️

豆腐百珍とはそういうことか。

嵯峨野清涼寺門前の某店。同じ寺前でも違いすぎる。

阪神間の3ナンバーの行列、、、土日だとわざわざ買いに来るんだ!



アタシは枝豆は好きではありません(生ビールに枝豆って守備範囲じゃない)

卯ノ花なんて豚の餌(最近は豚も食べないらしい)

黙って、、、生湯葉に限る。


豆腐も食べますが、硬もめんが好きです。

因みに「こうやとうふ」ではなくて、高野は苗字。

春はスプリングと出戻りの一人娘の名前

舞台は尾道。小津や大林が愛した街



2023年9月8日金曜日

君の名は.....

 



良い子は早寝早起き

夜遊びはしない。
巷の闇には鬼や妖怪がうごめく。

光の時は、人間の世界。
闇の頃は、百鬼が巣食う。
 
昼から夜の橋渡しの頃を・・・そう「逢魔が時」
魔物に出会う頃・・・ではなく「大禍(まが)時」
一番禍々しい時間帯で黄泉の国の扉の開くとき。

美しく言えば・・・そう「黄昏時」
でも「誰ぞ?彼・・」とも
薄ぼんやり刻出会うのは、愛しい人ではなく

もしかしたら魔物かもしれない。

 




たれぞ彼 逢いたし人は

薄闇の逢魔が時の 

橋渡る端

 
京都堀川一条にある「戻橋」
大内裏の艮の方向にある洛中と洛外の境界
人が死ねば、葬列は、この橋を渡り、化野へ・・・
そう、この世とあの世の渡し橋。
渡り切る前だと柩にとりすがり、、、

晴明さまの力でこの世に戻ってくるかもできるかも
近くのバス停には「晴明神社前」


  
高名な武将渡辺綱は橋の袂で美女に出会うが、

それは鬼女、片腕を失うだけで済んだのは幸い
橋の袂に佇むおんなは真知子さんではなく禍々しい

 
さむしろに 衣かたしき今宵もや 我をまつらん 宇治の橋姫
 
一見、薄幸の美女のよう。

でも、本当の「橋姫」とは・・・
妬ましいオンナを取り殺すため、貴船神社のお告げにより姿形を変じ、鉄輪を逆さに頭に載せ宇治川に21日間浸り・・・
生きながら鬼になったよし
そうドラマの生まれる場所ってそんなもの




お能の舞台では、彼岸と此岸の間に「橋掛かり」
橋のたもとには、三本松(舞台側より一の松・二の松・三の松)
亡霊や悪霊が恨みや苦しみを引っさげて、彼岸から此岸にやってくる。
法力のお陰で晴れて成仏し、同じく橋掛かりに戻り、彼岸に帰って行く

しかし・・・拍手のタイミングを間違えると、また舞い戻ってくる(^^)











2023年9月7日木曜日

どちらがお好み?

 




どちらも和菓子としてはおなじようなものだし、秋から冬にかけての雨の雅称めいたところも似ている。
村雨は一時的に強く降るが、時雨はしとしと降ったり止んだり....という程度の違いはあります。



俳句の季語だと、秋だ冬だとこうるさい。
歌材としての好まれ方は、、、同じようなというより時雨の方が多いらしいが、寂蓮法師の「村雨の....霧たちのぼる」があまりに有名ですから、時雨の方が損をしている。
この世界も「記録よりも記憶」なんですよ

だからかなあ?
歌謡曲の世界は、ナンチャラ時雨なるタイトル乱発
村雨は、、、やっとさがしあてたのはこれだけ

村雨小唄 松平晃

多分カラオケにはないし、かりにあっても歌う気にはならない(し、無論歌えないもん)

だから、ユーチューブのリンクも無し(^^)

とまあ長いマクラが終わり、、、私撰架空歌合

(右)
武蔵野や草の原越す
秋風の雲に露散る ゆくすえの空(俊成女)

(左)
雲まよひ木の葉かつ散り
秋風の音
うちしめるむらさめの空(下冷泉政為)


右の歌人は王朝女流歌人としては五本の指に入る(和泉式部、小野小町、式子内親王、永福門院、、、、やら)有名人だから特段の人物紹介はなし。
左は室町から戦国時代の下冷泉家の二代目歌人。王朝歌道を今に伝える冷泉家は、上冷泉家の方(時雨亭文庫を管理)
しかし、下冷泉家も歌力に遜色はなく、この和歌を収録する碧玉集の評価は高いそうです。

右は「時雨」と名指ししませんが「草の原」が草深い墓所の暗喩で有る事は源氏(花宴)からあの六百番歌合の歌論に至り周知のこと。それを踏まえて「雲に露散る」のですから、村雨の雨の降り方ではない。「ゆくすえのそら」と寂寥感も漂よい、広漠とした武蔵野の大地も目に浮かぶ。

左は強く吹きつける雨
まよひ
かつ散り
うちしめる.....と畳み掛けるようなリズムが心地よい村雨感。

静と動。遜色つけ難く、判者としては「持」、、、じゃあ普通の歌合。
極私的な駄日記なんだから、仮にアタシが勅撰集の編者ならば、下冷泉政為のこの和歌の五句めを

村時雨(むらしぐれ)のそら

と変えて収録するかも🤗
ちなみに、これは固有名詞で和泉あたりの和菓子屋さんの看板商品(実は最初の和菓子写真がそうです)
村雨も時雨も登録商標ですから、多少知恵を絞った商品名だということ


2023年9月6日水曜日

ハリウッドのラストタイクーン

 




卓越したプロデュース能力を背景に業界に君臨。その権力を弱者の人権迫害(性加害)の為に長年行使した、、、、ところまでは同じだし、天網恢々.....も似ているが、風景としてはまったく異質にしか見えない。



映画界に君臨していたハーベイワインスタインは、ミラマックス社からは追放され、自分のプロダクションは破産。あちこちの裁判所で実刑判決が出ましたから、生きて塀の外に出る事はないし、こんな犯罪者って受刑者の中では恨まれるらしいから、なにかと酷いことになるだろうなあ。


方や、生きているうちに何度もメディアを通じて告発はされてきたが、狡猾なマスコミ対策で逃げ切り、東京ドームで盛大なお別れ会。結婚式と葬式では誰もが誉めて貰えるが、あの時に犯罪者に対して歯の浮くようなおべんチャラ言辞を弄した連中(知らなかったとは言わさない)は、未だ沈黙中。


メディアが「権力の監視機能」よりも太鼓もちに徹して久しいが、ワインスタインをおいつめたのは、NYTとニューヨーカー。どちらも一流に相応しい働き。

この報道を受けて、多くのハリウッドセレブが声を上げた。今頃になって尻馬にのるなよ!って冷ややかな向きもあるが、貝のように口を閉ざし続けるよりはマシかも。しかしいつまで「メディアの沈黙」という不作為の犯罪を続けるつもりかね?

そもそもが海外メディアが火付け役って角栄金脈疑惑とよく似た絵柄だ(^^)


本質は「エンタメ業界における性犯罪発生の構造問題への対処」ということだろうが、死人に口なしだし、数百人もの事件の究明と犠牲者の救済を細々チンタラとやってそのうちに胡散霧消しそうな予感。


逝去に伴い百億の単位で相続税を払ったらしいが、まだ百億の単位で資産が残っているはずだ。

その資産を被害救済と再発防止に拠出するくらいの事をやってもおかしかない。不法行為による損害賠償権や義務は相続の対象だし、、、、でも「時効の援用」の壁あるしなあ




こちらは「スキャンダル」なる邦題で公開されました。ワインスタイン事件の事だと勘違いして小屋に足を運んだが、、、FOXニュース創業者の性犯罪がテーマだった。

水に落ちてもイヌは叩きまくる、、、この執念を多少は学ぶべきかも。

2023年9月5日火曜日

秋興行は壊滅的?

 暑いから出不精じゃなくて、作品が夏枯れ

多少の義務感もあり脚を運ぶが、問題作や話題作は世界観を異にする。




芸術の秋なんだから、大作、秀作の揃い踏みの筈が、、、DUNEの続編がハリウッドのストライキで公開延期がことのほかこたえる。

いま時点、バンショクリアワセテ、、、なんて気になる映画は皆無

由々しき事態。


クローネンバーグの作品は、グロテスクホラー

アタシのレアセドゥさまをかくも醜く描いてくれましたわねえ。怨みは忘れない(^^)



ウェスアンダーソンの新作。

童話チックな作風は相変わらずだが、なんか暗喩があるんだよなあ、、、って目を凝らしているうちに睡魔が、、、



無理無理スケジュールを調整してまで足運ぶだけの価値は如何なものかなあ


改めて声を大にして、、、「オッペンハイマー」を上映すべきだ!!

そうそう、年末には「ナポレオン」がロードショーだ。

それまでは我慢がまん






2023年9月4日月曜日

コンピュータ創世記

 なにぶん大部だし、理屈っぽい記述の理解に乏しいし、、、

早川書房の単行本で600頁あまり、活字は小さいし、挿絵はないし、、、



何をもってコンピュータ(以下AIと呼ぶ)の濫觴と呼ぶか?

それは二進法を極めたライプニッツに始まる。

彼は遅れてきた万能人であり、一般的には哲学者とされるが、法学者であり数学者だ。

ライプニッツを土台にチューリングマシン(と言っても機械装置ではなくAIの設計書概要)が考案され、フォンノイマンが初めてAIを実装化した、、、が多少の誤差を含めてのざっくりした鳥瞰。


フォンノイマンの活躍の場はロスアラモス。

つまりマンハッタン計画に大きな影響を与えた。

原子爆弾や水素爆弾は核物理学理論だけで作れるものではない。精度の高い機械工学力はもとより、天文学的な数理解析計算処理無くしては、、、出来はしますが、とんでもない時間がかかる。

比喩的に言えば、明日の気象予報が一週間後にアウトプットされることに等しい。


核物理学者は例外なく我が手が生み出した「悪魔」に恐怖したのだが、AI科学者はその点についてややもすると「鈍感」である(あった)ような感じがします。彼等も「悪魔の子」を産み出したのかも知れない。


あれから半世紀が過ぎて、生成AIの時代

あれこれ、ピント外れみたいな警鐘の声が聞こえて来ますが、、、

生成AIに潜む「七つの大罪」.......政府のまとめた主な論点は七つあり「大罪」とは書いてませんが、数字的にみてEUの資料の孫引きだと思われます



「プライバシーの侵害、犯罪への使用など人権や安心を脅かす行為」

「機密情報の流出、サイバー攻撃の巧妙化などセキュリティ上のリスク」

「誤情報、虚偽情報、偏向情報等が蔓延する問題」「AIが知的財産権を脅かしていないか」

「透明性をどのように確保すべきか」

「AIの利用に当たっての責任」

「諸外国におけるルール形成、国際的な規律・標準の検討などにどのように対応するか」



悲観的に考えれば、核兵器よりも「悪質」だ。

かつては核兵器は「悪」であり、悪であることを前提に「廃絶か抑止力」の議論がなされてきたが、昨今のローグネイションは「核兵器は善」だと考えている向きがある。

翻ってAI、、、、頭から「悪」だと力説するオピニオンリーダーはまずいない。元々は単なるツールなんだから善悪とは無関係という事なんだろうが、自己増殖的なAIともなれば、そうもいっていられまい。

このスタートラインの違いは後々の議論を難しくするに違いない。