グルメとは、、、、?
フランス語の語彙としては、食通あるいは美食家のことをいうそうな。倭語的な「美味しい料理」とは多少意味合いが違うが、些末な違いは今日の本題じゃない。
以下ぼんやりと「グルメ」という言葉を曖昧に使いますが、グルメをテーマ(主題)とする諸芸術についての戯言(気取って言えば考察)です。
アタシが聞き齧った分類とは多少ちがう。昔の第八芸術は「映画」だったが多少ランクアップしたらしい
今の第八は、アニメとかCGなんかを駆使したものだし、晴れてマンガも芸術の仲間入り!
さて、食は大業なんだから、それぞれにグルメを主題とする芸術作品があるや否やと言われれば、理由はさまざまだろうがそのようには見えない。
グルメ建築やグルメ彫刻は聞いたことがない、、、つまり悠久的存在と、ある種の瞬間芸とは親和性がひくいのかなあ?
音楽との親和性はどうなんだろう。音楽は演奏の観点では瞬間芸だが、楽譜は悠久だ。
その意味で、ムソルグスキーの「展覧会の絵」は、絵画と音楽の素晴らしいマリアージュだし、ある意味で示唆に富む。
グルメと音楽のマリアージュはないものか?と妄想をめぐらせている。生成AIの知性レベルでは食欲を掻き立てるような音楽の蘊蓄程度(^^)
カフェアングレのシェフだったバベット(今ならば三ツ星レストランのチーフシェフ)はパリコミューン蜂起の残党としてパリを追われ、デンマークの寒村の牧師館に住み込みの料理女としと息を潜めるように生きている。
その彼女が僥倖にも一万フランの宝籤当選金が当たり、それを原資に村人たちに催した晩餐会のメニューが以下
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1. ウミガメのコンソメスープ
アペリティフ:シェリー・アモンティリャード
2. ブリニのデミドフ風(キャビアとサワークリームの 載ったパンケーキ)
シャンパン:ヴーヴ・グリコの1860年物
3. ウズラとフォアグラのパイ詰め石棺風 黒トリュフ のソース
赤ワイン:クロ・ヴージョの1845年物
4. 季節の野菜サラダ
5. チーズの盛り合わせ(カンタル・フルダンベール、 フルーオーベルジュ)
6. クグロフ型のサヴァラン ラム酒風味(焼き菓子)
7. フルーツの盛り合わせ(マスカットなど)
8. コーヒー
9. ディジェスティフ:フィーヌ・シャンパーニュ(コ ニャック)
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誰か音楽こころがあれば、このメニュー一品毎にメロディをつけた組曲を作ってはくれないだろうか?
プロムナードは、ワインに合わせて欲しい。
1と3を食べたくなり流れを汲む店に行きましたが、メニューにはなく仕方なく鴨を食べて帰りました。かつてこのメニューを再現したコースを提供したことがあったとか…
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