2019年3月11日月曜日

騾馬



騾馬(Mule)はロバと馬の交配種でええとこどり。
丈夫で粗食に耐え、病気に強く、足腰が強い。
睡眠も長く必要とせず、
加えて学習能力が高く、とても経済的で頑健で利口な家畜。
しかし、機嫌が悪くなると頑固で強情になる。

まるで、この映画の主人公そのもの。
戦争の英雄から園芸家としても名を馳せるが、
デジタル化の波に立ち遅れ事業は破綻。
家族との関係も疎遠になり、已む無く誘われるまま
齢90の運び屋になる。




実話らしいが、昨今流行りのシルバーシネマ。
クリントイーストウッドが主役を張ろうとすれば、
そんな傾向にしかならない。
それにしても、ユニークで多彩な素材を器用に調理することよ❣️
テレビ上がりの西部劇役者が、かくも進化するとは...
財には頓着しないのか、品の悪い金遣いの話は聞き及ばない。

映画人として尊敬され
栄典にも輝き
市長さんにもなり
子供達は七光りもあってか、一応の芸能人

もうすぐ90歳
百まで活躍した監督はいますから、
あと何本かは観せていただけると確信しています。

2019年3月10日日曜日

トヨトミの野望



モデル小説である。
作者は、梶山三郎...覆面作家らしいが、
高名な経済小説家達の名前を騙るとは人を食ったはなし

誰でも分かるような人物造形にストーリー展開。
このモデル会社の記事を書くには神経を使うらしくて
基本大メディアは提灯記事ばかり
広告に依存しない調査報道型の情報誌だけが辛辣に書く。
不都合な真実を知らしめることが報道であり、広報とは一線を画す。

この覆面作家はマスコミ人らしいので、書きたい事を書く為の
手段として、小説仕立てにしたのだろう。
しかし、あくまで小説である。


オリジナルを「トヨトミ」に化体するのは、

似たネーミングだから
東海地区だから
五摂家になりたい野望が秀吉にあったから

なんかでしょう。
お手軽とは言え、多少は考えている。


名古屋の五摂家とは、

中部電力
東邦ガス
名鉄
松坂屋
東海銀行

本家五摂家は藤原氏北家の血脈で、摂政関白の地位と
ミカドの奥様を独占する権利を有していた。
名古屋五摂家の権利は何かしらないが、今や死語と化した。

秀吉は征夷大将軍になりたくて、足利義昭の養子になろうとして失敗
やむなく、近衛の猶子にもぐりこみ、関白になった。


トヨトミの野望とは....

2030年までにはガソリンエンジンのクルマをゼロにする事。
それもEVでなくFCで!




あくまでも...小説の世界
本当にどっちに優位性があるのか知りませんが、
ソーラーで発充電しながらのEVが良さげ...なんですが

付き合いにくい隣人



◯◯人なるものの定義は難しい。
日本人も例外ではないし、国際化の中ではある程度はっきり
させる方がいいのかもしれない...


ユダヤ人を例にとれば...
古典的には「ユダヤ教を信仰する者」なんですが、
無神論者のマルクスでもユダヤ人とされる。
イスラエルの帰還法にユダヤ人の定義が書いてあります。
曰く

ユダヤ人の母から生まれた者、またはユダヤ教に改宗した者

定義に定義される概念を持ち込むのは、論理矛盾をきたしかねないが、
ユダヤ人の母なる「ユダヤ人」は、ユダヤ教信者であれば誰でも...かな?
結局はユダヤ人とはユダヤ教信者だということにつきます。


寛容による異民族同化を国是としたクラシックローマですら
ユダヤ教徒には手を焼き、嫌悪し、それが現代まで意識の底流に流れる。

割礼は多民族区別
一神教は他の神々への軽蔑
公益奉仕拒否は愛国心の欠如
子沢山は多民族圧迫
偶像崇拝拒否は人間への侮蔑

こんな連中の祭式は陰気で鬱陶しく人生を絶望させる..とまで
同時代人は書き残しているそうです。


山本七平さんは「日本教徒」なる造語をつくりましたが、
言い得て妙。
メディアは、日本人と言ったり、日本と書いたり...
日本民族とは、さすがにライトチックなのか、普通は使わない。
しかし、日本人とは日本教徒なのです。
しかし、ユダヤ教のように経典や戒律がある訳ではなく、
所詮は「らしさ」にすぎないから、分かりにくい..というか説明しにくい。
つまるところ「空気で察してください」と言うことになる。
それが解らないのが、非日本

ひきかえて、分かり易い教徒もいます。

反日教

弱い犬ほどよく吠える...のか知りませんが、
吠える四つ足に同じように吠えるのは愚かしい。
吠え疲れて餌が欲しくなればおとなしくなりますから

2019年3月9日土曜日

ある情報誌から(失敗の真髄)



失敗学とやらで著名な畑村洋太郎さんとのインタビュー記事から...
珍しく警句めいた言いぐさが気に入ったもので、
以下引用(表現は多少変えましたが趣旨は変わらないはず)


⬛️フクシマから何を学んだか?

本質的な議論をしていない。
見たくないものは見ないのが日本
誰の責任かだけを問う
想像力を働かせて、異端の少数意見を述べれば排斥される。


⬛️失敗から学べない、学ばないのか?

失敗を恐れてチャレンジしないから、
学ぶ機会すらない。


⬛️頭を使わない思考停止社会なのか?

一番得なのは、
誰かが考えて上手くいったことについて行くことだと
思っている。


⬛️処方箋はあるのか?

二極分化の時代だ。
右(翼)とか左とか、上(流)とか下ではなく、
頭を使う人と頭を使わない人の格差だ。
情報力は「考える力」の真髄ではない。
まず自分で考える力の鍛錬。

2019年3月8日金曜日

禁足令とやら



新元号「光文」の大誤報事件の経緯は未だによく分からない。
毎日新聞の世紀の失態。
実は「光文」に内定していたが、報道されたから「昭和」に
差し替えた説もある。
毎日新聞には「慰め」だが、根拠希薄あるいは虚構とされる。

当時の候補元号選定は、
宮内省、内閣府、枢密院でそれぞれで行われていたらしい。
まあ、光文はケーススタディの一つ程度だった模様。
最終決定の場では昭和が本命であるが、枢密院議長が強硬に反対して
「上治」なる私案を推奨したとされるが、
不思議なことにあまり知られていない。
反対理由からして実に面白いのだが....


平成の時も同じだが、官房長官が事務方で
識者から案を持ち寄らせ、内閣府のなかで鳩首して
候補を決めるはずだが、この段階では本命は決まっている。
閣議決定の前に衆参両院議長及び副議長の意見を聞くが
単なる儀式でしょう。
最終的に閣議決定を行い(その後新旧天皇には報告し)
官房長官が記者会見発表!

半日程度の時間の流れのなかで新元号を知り得る立場の者には
マスコミとの接触回避のため禁足令が出されるとのこと。
大臣なるもの、口の軽いでしゃばりが多いことがよくわかります。

逆にいうと、特ダネをうたれても差し替えないと
いう事になります。
これは如何かねえ....


アタシが宰相ならば....

閣議決定から発表までの間に仮にもリークされた場合は
総理大臣一任で候補の中から差し替える

と閣議決定内容に明記させるがなあ
アタシみたいな権力志向派は....リークが仮にも有れば楽しみ
チカラをもて遊べる...だからこの手の世界からは遠ざかる。

2019年3月7日木曜日

ビールストリートに口あらば


アメリカンの黒人文学は、自信をもって無知です。
ボードウィンは名前くらいしか知りません。
大事な作品らしいが、始めて知りましたが....

ビールストリートってメンフィスのブルース発祥の地ですよね。
映画は、NYが舞台ですのですが、原作もそうらしい。
NOのことみたいな話ぶりを原作者はするし、よくわかりません。
この時点で思考回路のショートが始まり....


貧しいネイティブアフリカンのカップルの健気な生きようが
メインテーマですが、

ワルポリスにレイプ犯に仕立てあげられる冤罪劇
家族の絆ものがたり
所詮は分かり合えない他者との葛藤譚
そして...マルコムXの再評価


作品賞でもゲットすれば、客は入るだろうが...

2019年3月6日水曜日

黒澤明の「予言」



本場のアカデミー賞は、色々な批判の的になりつつも
やはり「権威」
一方で倭国のアカデミー賞は、半分の歴史しかないとはいえ
あまりに話題ですらない。
方や一般紙の紙面を飾るが、
こちらは、業界紙ネタに過ぎない。


理由は様々。
選考委員が製作配給興行放映の代弁者ばかりだということ。
人数は相当数になりますが、
資本のバックを背負った委員ばかりだから、選考が偏る。


対象作品が偏りやすい。
年間数百本製作されても、東京地区で
毎日三回以上二週間連続上映の条件に叶う作品は...
一体何本あるんだ?
カメ止めのような奇跡が起きない限り、
大手作品だけが対象となる。


ややもすると、一本かぶりになる。
今回もそうだが、主要な最優秀賞の総取り

万引き家族
たそがれ清兵衛
幸せの黄色いハンカチ
おくりびと
シコふんじゃった
Shall we dance

憶測ですが、マトモに劇場で映画を見ずに
話題の少数作品だけから委員は選んでいるに違いない。


かつて、黒澤明は賞辞退のホンネとして「権威」のなさと
言い放った。
出来て間なしですから、評価が厳しすぎるとの非難も
ありましたが、半世紀近くなっても成長が見えない。

映画界あげてのイベントなんだから、
もう少し発信力のあるものにしないとアカデミーの名が泣く。
日本アカデミー賞最優秀作品だから、
我が国でも上映しようってバイヤーさんを聞いたことがない。

10億円の保釈金





裁判所に相当額の印紙を持ち込むかと思ったが、
現金あるいは振込だそうな。
金額が凄いですから、多分後者なんでしょう。
電子納付もありらしいが、手続がよく分からない。

保釈金の立替を生業とする連中もいますが、
アメリカンだと踏み倒し奴がいますから
取立屋もいます。

保釈金はある種の担保だから、裁判が確定すれば
還付ないし返還されます
但しタイミングは裁判の終了。
原審敗訴を悪あがきで控訴や上告をすれば、
下手すれば十年後
金利は付きません。
早く返して欲しいから控訴を諦めるかどうかは
知りませんが、ある種の圧力ではある。


だから、金があってしぶとく抵抗しそうな奴からは
沢山取ればいい。
ハンナンの浅田の時は二十億円
彼は50億ばかり騙し取ったんだから、
同額でも構わない。


あのレバノンだかブラジル人も50億くらいの
報酬を隠匿したんだから、10億円はあまりに安い。
あちこちの資産を集めればそれくらい

円転に時間がかかるかも知れないが、
それは準備不足
逮捕されれば即座に保釈準備するのが当たり前。
百日何をやっていたんだ(^.^)

帳簿の世界史(2)




いまさら、単式簿記と複式簿記の違いを語れ...と
言われても(^.^)

取引の流れ、資産や負債の増減、利益と損失
その寄って立つ理由背景を立体的に表現してくれるもの

でしかなく、当たり前のように使ってますから...
中世末期に発明された複式簿記の起源は
未だに曖昧としています。
多少卑下的に言うと、賎商の卑しい技術程度に思われたのです。
確かな事は、この会計システムのおかげで、イタリア都市国家は
隆盛を極めた。
彼らのビジネスの濫觴は、教会の委託会計事務である。
なんせ、元手は口先三寸と教会に黙って流れ込む十分の一税
その収入の運営手数料で莫大な富を築き上げた。

カネは賤しい
利子を取ってはいけない

建前はそうですが、卑しく稼いでも清く使えば
神の御心にかなう...
罪を犯せば、神に寄進をしなさい。
大きな罪は大きな寄進で贖えます。

等式均衡原則とは教会の論理から演繹されたのかも?
中世のリベラルアーツにも算術はありましたから、
神学に至る基礎知識なのです。
欧米人の寄付文化もそういう背景かも知れませんが、
子孫や家族のために税控除もうまくできるようですから...ここんところは功利主義。


イタリア都市国家の衰亡の理由は様々に語られますが、
会計管理の懈怠...だけじゃないでしょう。
確かに、経理実務よりも人文科学に傾斜したメディチ家は
放漫経営で破産しました。
まるで、東洋磁器コレクションで有名ななんとか産業みたい。

マズローの欲求段階説みたいなもので、
カネが貯まれば、地位が欲しくなる
地位の次は名誉
名誉の次は....

足るということを知りたいって事が最終の欲求?
其れを「サトリ」とも言います。