2023年2月24日金曜日

別れる理由

2023年2月23日木曜日

デマゴジア

 女史のコラムをそのまま引用するには、ちと散漫になり過ぎますから、極私的に意訳します。

そもそも「デモクラシー」について直接言及している訳ではない。


 


民主主義の語源はデモクラティアであるが、衆愚政治のそれは「デマゴジア」


言葉ズラからして似て非なるもので、、、デモクラティアの劣化型がデマゴジアなんですかなあ?


デマゴジアから容易に連想されるのが「デマゴーグ」

倭語では、煽動家と言われます


.....

実現可能性はさておき強い口調で繰り返し主張する事で強いリーダーだと印象づけ、民衆の不安と怒りを煽り大きな政治勢力の獲得に至る、、、


煽動家の強みは、教養がなく品位にかける事(普通は弱みなんだが、これが不思議な大衆心理)

そして、ひたすら自分たち優先で、他人(国)なんかどうでもいい、、、と訴える事が出来る鉄面皮

.......


女史は、2500年前のクラシックグリースのペリクレス時代の考察から記述しているのであって、現代政治の観察からではないのだが、、、


思うに、倭人は基本的に「善人」だ。

ポピュリスト(大衆迎合屋)はいくらでもいますが、デマゴーグはいない。少なくとも大物になれそうくらい「恥を忘れ有権者に迎合しない」タイプは見当たらない。

それが良いのか悪いのはなんとも




ウィキにはペリクレスがアテナイの市民を評価する名言を掲載していますが(一部割愛して)

今時のギリシア人には(限らずかも)まず居そうもないし、、、デモクラティアなるもの、かような(何時迄も堅持するのが困難な)高潔な意識の集団のみが維持できる政体だということのようです。



  • 「アテナイの住民は富を追求する。しかしそれは.....愚かしくも虚栄に酔いしれるためではないのである」
  • 「貧しいことは恥ずべきことではない。しかし、その貧しさから脱しようと努めず、安住することこそ恥ずべきことである」
  • 「アテナイの住民は私的な利益を尊重するが、それは公的利益への関心を高めるためでもある。」
  • 「アテナイでは政治に関心を持たない者は市民として意味を持たないものとされる」



2023年2月22日水曜日

すみれ

 名題は芭蕉の名句(の原型だと思われます)

このおかげでしょうか、菫なんて山越の道端で雑草と混栽しながもしぶとく青紫の花を春先に咲かせるだけのものだが「なにやら可憐でゆかしく」思われるようになった、、、のかな



アタシとしては、最初は一茶かしら?多少の技巧からして蕪村かも

まさか芭蕉とはなあ(^^)


菫なんて歌題として然程のものではない



自分で数えた訳ではないと断りを入れた上で、

万葉集に登場する須美礼(菫)の和歌は四首だけ。

以降の勅撰集でも皆無に近い


この赤人の菫歌は彼の代表作のひとつに相応しいから、後世本歌取りの元歌にはなってますが、新歌は出来が良くないのか、勅撰集からは無視されています。


二条院讃岐のこの和歌を本歌取りと言うかどうかには意見がわかれるだろうなあ


荒れ果てて

われもか(離・枯)れにしふるさとに

また たちかえり

菫をぞ摘む(千五百番歌合 春)


父頼政が以仁王を焚き付けて反平家の蜂起から四半世紀を過ぎた頃の作品

平家物語ではそういう建て付けですが、実際は以仁王に強要され嫌々謀叛に加担したんだと思います。

無念とか恨情とか、、、昨日のように想起したのでしょう。

2023年2月21日火曜日

改めて、、、理解促進か差別禁止か

 


まず同性婚法制の推進に関して
やりたければ民法改正をやればいいが、憲法を変えずにそれだけやれば違憲裁判が乱発されます。原告適格問題はあるにせよ保守派が舌舐めずりしますなあ(^^)

法律婚主義の建前のままでも事実婚的考え方を導入せれば、同等に近い運用は出来るような気がするんですがねえ。

それに難問山積みなんだから政治の優先度を考えないと......

次に性的マイノリティですが、浅学菲才で理解増進過程のアタシ
既についていけなくなりましたよ



T.....までは無論理解しているが


Q+、、、ってなんだよ?

さらに、Xジェンダーとまで言われると🥺


つまり性的マイノリティとは「定義不可能なまでに多様で変異を繰り返し、あまつさえ自分自身の性認識がよく分からないとか、極限的には時と場合に応じて性認識変化を繰り返す」とまで言われると、、、

かような事例は「性解離性同一性障害」とでも言うべきもの。

つまり、セクシャルなDIDではないのかなあ?


性的マイノリティは病気や障碍ではないという考え方すら揺らいでくる。

如何なる病気や障碍であってもそれを理由に差別すべきではないが、だからといって「健常者」と同じように社会生活をおくるだけの適合性が全ての性的マイノリティにあるものかしら?


要件定義が困難なものを法制化するのは至難の業。

ストーカー規制法がそうであったように、規制すべきストーカー行為がどんどん増えてきて、法改正とのイタチごっこ。

法整備は必要だろうが、中途半端な構成要件規定は逆に問題解決の阻害を起こす格好の例として問題提起をしておきますし、法律が出来ると解決できる事とそうでも無い事がある。


私見だが、性マイノリティ差別禁止運動団体はフォローの風が吹いているうちにアレコレ勝ち取れるものは全てって欲を出し過ぎたように思えます。

思い出すのはイソップ物語の「欲張りなイヌ」





2023年2月20日月曜日

2F王国

 



兄弟なんて、、、仲が良い事も悪い事も、、、傾向的には修羅場の世界(^^)

頃は平安朝、十世紀のこと。「この世を我が世と思う」ばかりに権勢を誇示した藤原道長。思えば権謀術数で兄弟を押し退けのし上がった父兼家のおかげ。そのDNAは、、、当然継承されます。

位人臣を極めた藤原兼家には主だった息子は三人。


道隆

道綱

道兼(四日関白なんで歴史的影響力皆無だから略)

道長


道隆は清少納言が仕えた中宮定子の父親。過度の飲酒から来る糖尿病で若くして死去。息子の伊周の跡目襲名は頓挫。

次男道綱はあまり光が当たらない。むしろ「道綱母」の方が、ミス日本クラスの美人だし歌道にもたけていますが、、家系は鎌倉期に断絶。

なんだかんだで、栄誉権勢は道長の手へ、、、、

この家系は今に残りますから、たいしたものと言えばたいしたもの。


それを思えば今時の世襲政治家の家系なんかたかが知れています。

近畿チベット県は、◯◯王国らしい

二代目県議上がりで駅前の安アパートに妾を囲っていた程度(だと当時に詳しいご老人から面白おかしく聴いた記憶)がかくも国政で権勢をふるうとはけだし政治の世界は伏魔殿。

ある評論家によれば、のし上がった秘訣は「義理・人情・プレゼント」らしいが、よう分からん。

なんにしても傘寿を超えて、、、まだ邪念の妄執が吹っ切れない。後継がパッとしないから死んでも死にきれんのだろうなあ


長男俊樹

人もうらやむ名門私立卒ながら人柄が悪く(写真でしか見てないが目つきが悪るすぎるわ)親父の天領の市長選ですら敗退するていたらく。世襲の目はどうかなあ、、、

次男直哉

公開できない程度の学歴で黒い交際疑惑もあり、日の当たるところには出ないようにしているらしい(出たくとも出られない)跡目の目はまずなさそう

三男信康

鳥がいなければ蝙蝠だって多少空飛べます程度で尊敬されますから、、、客商売系の奉公人経験で頭下げることを覚えたらしく評判は良いようです。

兄貴二人がバックアップしてくれれば、お家安泰だが、道隆と道長くらいの犬猿の仲ってウワサだから、親父さんは毛利元就レベルではないらしい


お家騒動をやっている余裕がないくらいの外患もあるんだがなあ、、、

保守王国には違いないが、それでも内部抗争がないわけではないし、かようなストレッチが組織の足腰を鍛えているとも言えますが、まあ技量次第(^^)




2023年2月19日日曜日

ラクウェルウェルチ

 


ラクウェルウェルチが逝去されました。
享年....正しいかどうか判らないから略
まずは、合掌

キャプションしか見ていないが、各メディアでの逝去報道では

映画◯◯◯で著名なラクウェルウェルチさんが死亡。享年ムニャムニャ

メディア報道でまず間違いがないのは、スポーツの結果と訃報だけなんだが、、、彼女の代表作はなんといっても「恐竜100万年」だろう。

作品としての出来栄えよりもあの素晴らしいビィジュアル!

ところが「ミクロの決死圏」を敢えて言挙げしたのがかの「反」日新聞社。記者の知識だか整理部の知見だかよく判らないが「歪んで」ます(とキッパリ)

映画としての評価レベルじゃないし、このSF映画では彼女は脇役


なんせショーシャンク刑務所に収容された元銀行員のアンディの独房のアクセサリー。

そして、あとの二枚(初代と二代目)がコレら






なんせ殺人犯ですから、長期刑でした、、、


実はこれらの彼女の代表作って全く観てないの(^^)

記憶にあるのが、、、(どっちも凡作)






2023年2月18日土曜日

クラフトビール

 かなり昔の話

アサヒはまた上る、、、なんて言われ始めた頃
要するに、世間には「トリアエズ麦酒」しかなかったのですが、スーパードライが画期的。
ちょうど東下りの時で、野暮と化け物の世界にはまだ置いているお店が少なくて、、、🤭







隔世の感があるが、いまや辛口だけが酒じゃない。
多種多様なビールが登場したのは慶賀の至。
しかし、ビールに占めるクラフトビールのシェアはおはなしにならないし、数量比以上に金額比が高いのは、、、つまり原価が高いということ
酒税の税制改定で更にシェア拡大が見込まれるが、効果は限定的だろうなあ

人気のクラフトビールだが、酒税がフラット化されても、少量生産の哀しさ。普通のラガー並みの値段にはまずならない。

中小事業者の軽減税率制度はあるが、あの程度では焼け石に水(酒税が一割程度安くなるんだったかな)


こんなときこそ「異次元の酒税法制」の導入


醸造量逓増酒税率制度の導入


酒類製造は認可制です。酒税を誤魔化すような輩には免許は与えない歴史があるし、密造酒は命を危険に晒す。

そして最低醸造量の縛りもあります(まあ微々たる量ですがね、、、ビールならば、今はたった60kl)

これらを改めよ!とまでは言わないが、、、

ビール350mℓあたり70円の酒税が2026年には50円強に.....でも原価上昇で消えてしまいます。

だっから、クラフトビールのような少量生産は、ゼロは無理だが劇的に安くして、、、人気がでて蔵出し量が増えると税率が多少あがる。

大手の大量生産大量販売品種は今よりも多少は高くても、それは我慢、、


そしてこれを期に毎月の納税計算事務を四半期あるいは半年間にまとめる。


財務省の猛反対ははなからみえてますが、それをなんとかするのが政治家、、、それも酒豪を自負されるのならばやって下さい。


この制度はビールに限らずです。

酒造は文化的な産業です、そしてクラフトメイドに価値のある産業です。



2023年2月17日金曜日

SB2023CM

 



なんちゃってCM!


NFLの試合時間は15分の4Q制

この60分間で130から140のプレイが行われるが、ひとつのプレイに要する時間は、、、


平均的に6秒程度(全プレイ時間は13分しかない)

残りの47分は何をやっているんだ?

更に結構時計が止まっている時間がかなりありますから、レギュラーシーズンの放映時間だと約三時間

SBだと、、、なんと四時間(別な退屈はしないが)


リプレイでそれぞれのプレイの解説やら、、、だけじゃこの長丁場はもたない(^^)


そこでCMの出番

スーパーボウルのためだけのスペシャルバージョンを大枚かけて(放映権も高いが製作費も)

30秒のCM枠に9億円を払い、製作費もギャラ高そうな役者を起用し.....それでも宣伝効果があるんだ。





アタシの英語社会の知識と理解力ではかなり意味不明なコンテンツばかりなんですが、手間暇かけて作っているらしい事だけは分かります。



しかし、リドリースコットが監督した歴史的なCMは名の通り不朽の傑作(ぼったくったんだろうなあ)

1984年のスーパーボウルでオンエアー



CMの最後のキャッチコピー


「1月24日、アップルコンピューターはマッキントッシュを発表する。

そしてあなたは、1984年が小説.....のようにはならないことを知る」


広告代理店は、おそるおそるジョブズの承認を得る為に冒頭の絵コンテを示したが、、、

ジョブズ曰く 実に素晴らしいって即決!


やっぱりジョブズはこの小説を読んでいたのだ!

しかし「読んだとウソをつくベストワン」がこのオーウェルの「1984年」なんですよ。

テレビでアメリカンの一般大衆はこの陰鬱なCMを観てどんな印象をもったのかねえ(^^)

YouTubeにレジストされていますが、誰か奇特な方が4Kリマスター版を作ってくれませんか?


念の為

この年のSBは、Macintosh発売の二日前にタンパベイで開催され、LAレイダースの圧勝でした。


2023年2月16日木曜日

黄金世代

 世界的には「黄金世代」とは老人層のことらしい。



PwCの注目すべきレポートらしいって某誌の記事。

曰く、ゴールデンエイジインデックス

孫引きを信じる真似はしないからオリジナルを眺めてみた。

これからの国富は黄金世代(55から64歳)の働きにかかっており、今時点の優等生(国)は、アイスランドやNZ、イスラエル。

我らも六位くらいだから、、、しかし自慢できるものなのかねえ?


戯言だが、倭國は「シルバー」って何故かいうのですが「ゴールド」と言われると悪い気はしない。しかしあたしはさらにその上の世代だから「プラチナ」エイジといわれたい(^^)

実のところ、倭國のプラチナエイジの経済寄与度は世界屈指のような気がする。

冷ややかにいえば、優雅な老後とは無縁で老骨に鞭打ち働かないと三度のおマンマが食べられないってことだろう。

アタシは幸か不幸か、、、


中共の人口減のインパクトが世界の人口や年齢問題に火をつけた感がある。


中共の人口激減

コリアンの超々少子化(倭國の比ではない低出生率)

倭國の超高齢化社会


ある意味で絶望的な共通点なんだが、、、連帯して対処する気運にはない。

一方でインドなんかは人口激増ボーナスの享受を受けて、ウハウハになるかなあ?

しかしなあ、これからの成長セクターは人手があまり要らないのよ。


悩みは尽きない。