名題は芭蕉の名句(の原型だと思われます)
このおかげでしょうか、菫なんて山越の道端で雑草と混栽しながもしぶとく青紫の花を春先に咲かせるだけのものだが「なにやら可憐でゆかしく」思われるようになった、、、のかな
アタシとしては、最初は一茶かしら?多少の技巧からして蕪村かも
まさか芭蕉とはなあ(^^)
菫なんて歌題として然程のものではない
自分で数えた訳ではないと断りを入れた上で、
万葉集に登場する須美礼(菫)の和歌は四首だけ。
以降の勅撰集でも皆無に近い
この赤人の菫歌は彼の代表作のひとつに相応しいから、後世本歌取りの元歌にはなってますが、新歌は出来が良くないのか、勅撰集からは無視されています。
二条院讃岐のこの和歌を本歌取りと言うかどうかには意見がわかれるだろうなあ
荒れ果てて
われもか(離・枯)れにしふるさとに
また たちかえり
菫をぞ摘む(千五百番歌合 春)
父頼政が以仁王を焚き付けて反平家の蜂起から四半世紀を過ぎた頃の作品
平家物語ではそういう建て付けですが、実際は以仁王に強要され嫌々謀叛に加担したんだと思います。
無念とか恨情とか、、、昨日のように想起したのでしょう。
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