2014年11月30日日曜日

これもテロワール?

関西のオバチャン被疑者は・・・似た者で困ります。

青酸カリ
連続殺人(容疑)
金銭(遺産あるいは保険金)簒奪
物証希薄+容疑否認


今回は、カレーもミキハウスも登場しませんが、
皮肉にも、被害者老人にとっては、婚活が終活に意図せざるままそうなってしまった。

年収が一千万以上
相応の保有資産
孤独系

なんかが狙い目だったようであり、蝸牛庵も餌食になるところだったかも?
しかし、趣味があいそうもないわ。
あれがモテる老女ってことなのか(笑)
十億円程度を毟ったらしいが、悪銭は身につかない。
ことごとく博打に消えたらしい・・ということは悪人の上前をはねた凄腕がいるということである。
世の中、上前をはねるビジネスが一番旨味があることは経験則で
知っている。
リーバイスのジーパンは、それこそ経営学の教科書である。
できれば、マスコミに登場してその手口の一端でも御披露願えないものか
出版すれば、そこそこ売れると思うし、それで二度美味しく世渡りが
できます。

林も冤罪を疑われますし、筧も、同様の主張をしています。
潔白なのかもしれませんが、すでに興味は「凄腕」のほうにある。


ここまで書いて思い出した。
ブス・デブな毒婦は、首都圏にも山陰にもいました。
それを思えば、まだ見てくれは可愛い系(笑)

2014年11月29日土曜日

ロングにしようか、それともショート?

かなり深刻に考えています。

安全装置が安全でないというとんでもない話。
某社のエアバック製品が世界的規模でリコールだとか・・・
この会社は元々繊維系でシートベルトで財をなした。
そこからの発展系で企業成長のお手本のような成功物語。
しかし、安全製品の不安全性リスクはとんでもないことになります
蝸牛庵の兄弟会社でも自動車用のヘッドレストをつくっていますが
他人事じゃない。

最近のタクシーでは、シートベルト装着のアナウンスが流れるのが当たり前になりました。当たり前って怖い話で、事故があると装着していないと
保険会社は過失相殺ということで事故賠償金を減額します。
面倒でも、ちゃんとシートベルトをしましょうって教訓的です。

さて、そのエアバックメーカーですが、世界シエア20%だとか。
まさにトップメーカーで品質的に最高水準です。
その他大勢は・・・・大丈夫でしょうか?


歴史を見るに、初期は粗末な扱いを受けたそうです。
曰く・・・自動車のロマンを損なう(笑)


なんとなく分かりますねえ。
F1マシンにエアバック装着なんて論外。
走る下駄と思うか凶器かって議論でしょう。


本当に製造物責任って怖いのです。
倭国の法制度は建て付けがザルですのでまだしも、先進国は「過失の推定」を
前提にします。つまり欠陥の証明はメーカーサイド。
PL保険でカバーはある程度できますが、法外な保険料に
耐えられる自動車部品メーカーは少ない。
従って、不良完成品特約までつけていないかも・・・・

思いのほか暴落しませんねえ
シエア市場占有率に鑑み、自動車会社がなんとか支えるって
読んでんでしょうか?

ロングかショートか
髪型ならロングが好きな蝸牛庵はどっちに張ろうか思案中(笑)

2014年11月28日金曜日

改めて「インターステラー」をネタに・・・・

Eureka!

アルキメデスの原理の発見で人類が救われたかどうかは知らない。
しかし、ジェシカ・サステイン演じる主人公の娘の「発見」は
とりあえず人類の延命につながった。

万物流転である。
ヒトザルだけが永遠に生き延びることを保証されているわけでもなく、
地球という生物の共有物をわがまま勝手気儘に破滅の土壇場に追い込んでいる元凶である。
すくなくとも、地球環境保全的には、ヒトザルの数が半減することが
一番望ましい。
つまりは小人閑居し不全をなすのです。

しかしである。
生存の最後の一日であっても有意義に生きるとするならば、
それはよりよきヒトザル延命への貢献であろう。
主人公は、第二の地球探しの旅に出るのです。

プロ映画鑑賞家としては、恥ずかしいことですが、主人公の俳優をクリスチャンベールだと途中まで思い込んでいました(笑)
なんせ、クリストファーノーラン監督作品ですから、バットマンのイメージが強すぎた。

なんとも凄い映画です。
先日は「2001年宇宙の旅」に比定しましたが、十分それに値します。
ちょっと愛情物語的ってウダタイ部分もありますが、この程度は我慢します。
事前のCMの出来があまりに悪く、観客動員に悪影響を与えたかもしれませんが
これは、必見の一作!
オスカーに輝かないと見識を疑うし、無冠であっても歴史が評価する。


地球が環境悪化で崩壊寸前である。
理由は定かではないのですが、食糧危機のようです。
疫病により収穫は先細り。
環境容量を超えてしまったようで、間引きもデストーピアも効果なし。
富に関係なく平等に滅亡が来る世界・・・原始共産制地代はさておき、人類が初めて体感する絶対平等の世界。
マルサスの罠の現実化

できれば、そんな阿鼻叫喚図は見たくない。
残された最後の手段は、人類移住。
そんな気の利いた惑星がどこにある。
レイブラッドリの「火星年代記」に描く詩情あふれる世界が本当にあるのか?
絶望的な戦い・・・・


マイケルケイン扮するプロジェクトリーダーは鼓舞します。
ディラン・トマスの有名な詩の一節(・・・だそうです)。
難しい英単語は出てきませんので、原文のママ


Do not go gentle into that good night,
Old age should burn and rave at close of day;
Rage, rage against the dying of the light.

Though wise men at their end know dark is right,
Because their words had forked no lightning they
Do not go gentle into that good night.

Good men, the last wave by, crying how bright
Their frail deeds might have danced in a green bay,
Rage, rage against the dying of the light.

Wild men who caught and sang the sun in flight,
And learn, too late, they grieved it on its way,
Do not go gentle into that good night.

Grave men, near death, who see with blinding sight
Blind eyes could blaze like meteors and be gay,
Rage, rage against the dying of the light.

And you, my father, there on the sad height,
Curse, bless, me now with your fierce tears, I pray.
Do not go gentle into that good night.
Rage, rage against the dying of the light.



簡単に超訳すれば・・・・

燃え尽きる蝋燭が一番輝く(・・・べきであり、あらねばならない)

いい詩です。


カメオ出演ではないのですが、出演者としてノーティングされていませんが、
マット・デイモンが、心の闇な科学者として登場します。
端役って紹介もありますが、そこそこ重要な役柄なんですよ。
その裏話が知りたいって・・・・プロ鑑賞家は思うのです。



2014年11月27日木曜日

罰当たりには地獄の沙汰を

一応仏教徒の端くれだし、檀家の末席を汚している。
上座部仏教が波長にあうが、みてくれだけは真言衆徒である。
実の処は、無神論者ではないとおもうが、不信心無宗教に近い。
先祖崇拝程度だから、アニミズムとも言える。
老境に入り、戒名をツラツラと考える。
重い戒名(院号とか大居士)はカネ次第。
差別戒名と言う概念があるが、部落問題に関わらず戒名制度自体が差別的である。
職業差別か財力差別の違いでしかない。
洗礼名にはかような 話を聞いたことがないが、教会は不道徳な死者は、葬儀や埋葬を拒否するらしい。
地獄の沙汰も金次第と言う大乗仏教的感覚の是非はなんとも言い難い。


宗教とは言えカスミを喰っては生きていけない。
寄進寄付は生きるよすが。
免税特権がないと施設の維持も難しい。
しかしである。
真っ当に生きていく為に、安らかに死んでいく為に、我々が頼りにし、すがりつくのは、
国家の社会福祉政策なり末期医療を担うドクターやナースや介護士。
お寺の出番はどこにもない。


現世利益を政治力とセットで実現し、信者を集め、
其の対価が寄付と投票行動がマトモな宗教活動かどうかなんとも言い難いが、
葬式仏教よりはまだましかも知れない。


文化遺産としての宗教施設を維持運営する観光仏教も王道かどうなのか。
信仰の対象と観光施設は自ずと別物。
拝観料というが「言い換え」をしようとも、ご本尊を見世物小屋にするにはいささか首をかしげる。
ラングーン(・・とあえて言いますが)のパコダは、ビルマ人(・・つまり上座部仏教徒)からは
拝観料を取らない。


要するに、

葬式仏教
観光仏教
現世利益仏教   ・・・なるものしかないということになる。



そこでクレバーな蝸牛庵はもう一つ有るかもと考えるのです。


仏教界として個人あるいは故人情報管理にナーバスになっているらしいが、
有る意味で笑止としか思えない。
個人情報保護法の視点からすれば、多くのお寺は無関係。
しかし、ご先祖様の情報を握る事。
此れは新しい宗教のアイデンティティになるかも知れない。
他人に個人情報を握られる事にどうしてあそこ迄神経質になるのかは兎も角、
多くがナーバスになり、結果として「リスク」を感じてくれれば「リターン」もあるのだ。



IT会社の出番だなあ(笑)










2014年11月26日水曜日


さど 佐渡 砂土 サド SADE



今年は没後200年・・という以上人気指揮者の佐渡さんではなさそうだ。
高貴な爵位をもつ家系の嫡男。
宮廷貴族らしく漁色な放蕩生活だけを送っていれば、歴史に名を残すこともなく
あるいは断頭台の露と消えたかもしれないが、
有りげな性癖が災いし・・・・

しかし、直系の末裔は隆々と家系を維持しており、シャンパン「マルキドサド」なんかを
生誕250年を記念して発売をした。
没後200年記念版もあるといいのですが、どうも見当たらない。
別に「発売禁止」の憂き目を見たわけではないと思うのですが・・・



彼の作品は、反社会的であり不道徳であり、その反体制性を誇張せんがためでしょうか
猥褻性な表現を駆使している(・・・らしい)
今読めば、どこが「猥褻」なのか?
かの有名な最高裁判決によれば

1)通常人の羞恥心を害すること
2)性欲の興奮、刺激を来すこと
3)善良な性的道義観念に反すること

が猥褻の三要素らしいが、別に恥ずかしくもなく興奮もせず・・・
正常な性道徳に反するかも知れないとは思いますが、正常と異常とは相対的なもの。


思うに、映画「黒い雪」の猥褻問題は、反米反基地問題を扱ったが故であると言われるがごとく
あの「悪徳の栄え」だって、反体制的を恐怖され、
お白州に引っ張りだされたに違いない。
サドの作品は手を変え品を変え映画化されるが、鑑賞に耐えるようなものはまずなく
俗っぽいポルノでしかない。
映画人の底の浅さということかもしれない。

一方で舞台劇ともなれば、クイルズ、マラー・サドと問題作が並ぶ。
いずれも「彼の作品」が素材ではなく「彼自体」が素材という点で視座が違う点も面白い。
つまるところ、サドの作品は歯ごたえがありすぎる素材であり、無理やり調理すれば
危険が伴う・・・。


そうそう言い忘れた。
三島の「サド侯爵夫人」を忘れてはいけない。
オンナだけ六人登場する舞台劇で、西洋でも人気が高い。
興味ある素材に翻弄される女性を描きつつ「彼自体」に迫りつつ
彼自身が登場しない設えがニヤリとさせる。
そういえば対で上演されることの多い「わが友ヒットラー」も同様で興味深い。
こちらはオトコ四人だけが登場する。
面白いことに「サド侯爵夫人」は男性だけで演じられることがあるが「我が友ヒットラー」を
女性だけで演じた例はない。
女装はあっても男装はない・・・ことは実に面白い。

クロスドレッシングというのは「異性装性愛」の一種だと物の本に書いてますが、
一般的に(社会通念的に)男装のほうが異常性が低いとされる。
確かに健全な社会通念的にも、男装は・・・まあタカラズカが市民権を得ているように、許容性は高いが
古典芸能を例外として女装はなんとなくキモいのですよ
そのキモさをあえて選択する・・・
才能のある舞台監督の性根の異常性って、なんとなくわかるような気がします。

2014年11月25日火曜日

ユリーカ!!

ある地域の人,動植物,土壌,水,大気などすべての自然が,汚染物質によって変化あるいは損傷を受けることなく,また自然の生態系の平衡状態を保つよう自然の浄化力が十分に及ぶ状態が保たれる範囲。

これが「環境容量」と呼ばれるものですが、それがどうした😁範囲を逸脱しても生態系は即死しない。しかし、予後は不良。
不埒な事に環境学者はそこから踏み出さない。今の地球は、若干容量を超え出したらしい。
しかし、新・新興国を中心に爆発的に人口が増加し、先進国並みの生活水準を
実現しようとすれば・・・・環境容量は、五倍とか六倍になるそうな。
そう力説するのは、涌井雅之先生。

概念はいいとしても、実際にどう定量化するのか諸説紛々。
ともあれ、地球が狭すぎるのか、ヒトザルが多すぎるのか、理由なり対応策は
分かり切っている。
SFの世界であれば、ユートピアかデストピアの何れか。

さらに言えば・・・一番簡単なのは、ヒトザルの間引き。
日本列島だって、江戸時代程度の人口だと本当に住みやすいと思いますが、
かような乱暴な意見や手段ではものがたりにならない(笑)
一部の富裕層が健康で文化的な生活をおくれるコロニー
多くの貧困層は劣悪環境に喘ぐ・・・いまやリアリティあるすがたです。
すでに、お隣の大国ではそれに近いことが起こりつつあると呟かれます。

アンモラルな発想ということで、やはり本命は、地球外に
ヒトザルの生存拠点を求める。


話題の映画「インターステラー」
科学的考証の厳格さが売り物ですが、興行的にも大成功みたいで慶賀の至り。
二十一世紀の「2001年宇宙の旅」というところ。
しかし、自分探しのロマンの旅ではなく、生存をかけた決死の旅というのが
いまの人類の置かれている状況を表す。
この映画に描かれる宇宙の旅技術は、理論であって実用化できる時期は
定かではない。
現時点のリスク度は桁違いに高く、飛行機並みの安心度で乗れる日まで
地球の環境許容度が持つことを願ってやまないが・・・・

まだまだ、書きたいことが山とある素材なので、TBNということで(笑)

2014年11月24日月曜日

エコパネルの虚妄





またぞろ、吊り橋を渡り、峠を超えて、お出入りのムラの家電屋さんがやってきた。
なにかと便利使いなもんで、割高を承知で白物家電を買っている。
PCやLAN環境は自前でいいのだが・・・

やってきたのは、またぞろの「太陽光発電設備の設置勧誘」
南向きの200㎡程度の屋根を有する貸し車庫があるのですが・・・
設置するならば、事業用なんですが、どうも食指が進まない。
思うにどこかに売り込んだが、断られた嵌め込みのようだ(苦笑)



バカ宰相が置き土産のFITは三年にして制度的に破綻しつつある。
三年前だって、先行するドイツではすでに矛盾と混迷状態だったのに、
本当に経験にも歴史にも学べない。
42円なんて法外なお値段は下がる一方だし、あちこちの電力会社で新規受付は保留となった。
かといって、発電システムが劇的に改善されたとも聞いていない。
未だに設備コストは西洋よりも相当割高と聞いている。



そもそも、車庫仕様な軽便建物に太陽光パネルを敷き詰めれば荷重で柱は早晩持たなくなる。
途中で崩れる危険があり、補強工事までやれば、採算性は一気に悪化する。

今は設置予定場所の南側は燦々と太陽が降り注ぐが、
早晩レオパレスみたいな安アパートが立ち、日照権問題が生じるかも・・

投資採算資料は、エクセルとPPTを駆使した手作りの労作(苦笑)
20年間の投資期間であるが・・・太陽光パネルのライフ保証は20年間
本当に20年もつかどうかわからないが、30%以上の劣化については保証するらしい。
しかし、よく見れば、投資採算資料上の毎年の発電量は毎年カタログ値のまま
IRRを保守的に計算するのであればカタログ発電量の七掛でやらないと・・・
設置工事の欠陥や瑕疵も15年間保証ということは、経年劣化や自然損耗は保証外
保証契約をよく読まないとなんとか言えないが、なによりも保証元が20年後に隆々と
している保証がない。
誰かが連帯保証してくる・・・はずはないねえ。
加えて、なんだかんだとメンテナンス費用がかかりそうだが・・・この程度ですむのかねえ?

先の見えない20年間をロークテク技術に委ねる気には到底なれない。




出力が安定する廉価な(補助金に依存しない)再生可能エネルギー
高度に安全な原発
CO2排出量を低減させた化石燃料発電


解の見えない多元方程式である。
日本で必要とされる総発電量は約1兆KWH
文化的な生活水準を落とす気もないくせにないものねだりをしても始まらない・・・
日本の最先端の製造技術は、高品質な電力に依存する。
不安定な発電や送電は、技術の命取り。
かと言って・・・スマートグリッドの目処は・・・よくわからない。

因みに、環境先進国とされるドイツですら、現実路線に舵を切った。


天然ガスの調達に支障の出ない範囲でしかプーチンと争わない
石炭や褐炭を使用する火力発電所の建設を進める
再生可能エネルギー法を見直す(・・・可能性が高い)







































2014年11月23日日曜日

文楽だって東京へ・・・




ハシシタが「文楽への次年度からの補助金廃止」を決定したとのこと。
お気の毒ながら、このままでは命運が・・・
大衆人気に支えられる歌舞伎やお弟子の発表会の開催等で自力運営を行う能楽と違い
補助金無くして生きながらえられない文楽に明日はあるのでしょうか?


因みに昨年度の文楽教会の正味財産増減計算書(要は損益計算書)

収入は863百万円(内補助金:157百万円)
支出は840

なんだか知らないが貸倒れ処理もあって、最終的には9百万円そこそこの黒字
補助金無くしては、世界遺産といっても早晩絶滅する。
ちなみに、本業の公演収益は、697百万円
大阪公演で198百万円(観客数85千人)
東京公演で223   (   58千人)
その他がちょこちょこ・・・・

客単価は東京のほうが高いのか・・・・(旅費を加算するからチケットが割高かも)
支出の半分はプロの出演料である。
販管費の詳細は分からないが、相当に切り詰めている・・・・かなあ


大阪市の補助金は28百万円ですが、正味財産額(純資産)は3億円強
今日明日にもって逼迫した財政状態でもないが、だんだんジリ貧になっていく。
文化不毛地帯でこれ以上頑張ってもしょうがない(笑)


能だって、大阪の先生方は大変のようでして、毎年お弟子の発表会を開催することが
できなくなっている。
中身も、華のある能や舞囃子はやるお弟子がいない。
芸術に理解のない権力者をもった不幸もあるが、運営母体である「文楽教会」の幹部連も
如何なものか?
常務理事は三人いるが、二人は役人の天下り。
名の通った関西系会社の幹部社員が理事に名を連なるものの、文楽についての造詣のほどは
なんとも言えない。
町奉行ごときが理不尽なことを言えば、町衆が私財を投げ打って・・・というのが
ナニワの気風である。
淀屋橋も道頓堀も、商人による公共事業である。
中の島公会堂は、博打打ちの寄付によるし、図書館は、住友の御当主様の寄贈である。
世が世であれば、この程度のメセナ事業はなんでもないのだが・・・
貧すれば鈍す。
東京に新天地を求めるほうが芸の存続が確かになる。
東京のほうが、一公演あたり観客動員数も客単価も上です。



大阪の「新歌舞伎座」は、歌舞伎公演をめったにしない(・・・名前が泣く)
大阪松竹座でほそぼそと関西歌舞伎を演じる程度
気を吐くのは・・・いまや上方落語くらいか。
別になくなっても・・・まだ吉本がありますし(笑)







2014年11月22日土曜日

学事奨励の布告


犯罪者(受刑者)は法務省統計によれば傾向的にIQが低い。
IQが低いとこれまた傾向的に低学歴である。
よって、低学歴は犯罪予備軍である・・・・

単純な疫学的類推だとこうなるし、一定の真理を含んでいる。
しかし、実のところ犯罪と学歴の因果関係はどんなものかしら?
エリートの犯罪という言葉もある。
正確に言えば、犯罪と学力の因果関係はある。
一般に学歴と学力はつろくする。
しかし、高学歴な馬鹿はいくらでもいるし、学歴がなくとも学力がある方も多い。
そもそも教育機関とは学歴を頂戴する場所ではなく、学力を身につけるのを本意とする。



懐かしい太政官布告(明治五年)であるが、
財政基盤にも乏しい未開の極東の小国なりとも、
いじらしくなる程に「学のすすめ」を鼓舞する。


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人々自ラ其身ヲ立テ 其産ヲ治メ 其業ヲ昌ニシテ 
以テ其生ヲ遂ル所以ノモノハ他ナシ、
身ヲ脩メ 智ヲ開キ 才藝ヲ長スルニヨルナリ。
而テ其身ヲ脩メ 智ヲ開キ 才藝ヲ長スルハ 學ニアラサレハ能ハス。
是レ 學校ノ設アル所以ニシテ 日用常行言語書算ヲ初メ 士官農商百工
技藝及ヒ法律、政治、天文、醫療等ニ至ル迄 凡人ノ營ムトコロノ事 
學アラサルハナシ。
人能ク其才ノアル所ニ應シ 勉勵シテ之ニ從事シ
而シテ後初テ 生ヲ治メ 産ヲ興シ 業ヲ昌ニスルヲ得ヘシ。
サレハ 學問ハ身ヲ立ルノ財本共云ヘキ者ニシテ 人タルモノ誰カ學ハスシテ可ナランヤ
夫ノ道路ニ迷ヒ 飢餓ニ陷リ 家ヲ破リ 身ヲ喪ノ徒ノ如キハ
畢竟不學ヨリシテカヽル過チヲ生スルナリ


まず「学ぶ」ことにより、倫理・論理・知性が身につき、
それで初めて人生が全うできる・・・と大上段に振りかぶる。
逆に「不学」であれば、悲惨な人生を送ることとなる・・と脅かしもする。




從來學校ノ設アリテヨリ 年ヲ歴ルコト久シト雖トモ
或ハ其道ヲ得サルヨリシテ 人其方向ヲ誤リ 學問ハ士人以上ノ事トシ 
農工商及ヒ婦女子ニ至ツテハ 之ヲ度外ニヲキ 學問ノ何物タルヲ辨セス
又士人以上ノ稀ニ學フ者モ動モスレハ 國家ノ爲ニスト唱ヘ 
身ヲ立ルノ基タルヲ知ラスシテ 或ハ詞章記誦ノ末ニ趨リ
空理虚談ノ途ニ陷リ 其論高尚ニ似タリト雖トモ 之ヲ身ニ行ヒ 
事ニ施スコト能ハサルモノ少カラス。
是即チ沿襲ノ習弊ニシテ 文明普ネカラス才藝ノ長セスシテ 貧乏破産喪家ノ徒多キ所以ナリ。
是故ニ 人タルモノハ 學ハスンハ有ヘカラス。
之ヲ學フニハ 宜シク其旨ヲ誤ルヘカラス


学ぶということは上流階級だけに必要だとか、学ぶ目的を正しく理解しないから
空理虚談に弄ぶようにもなる。




之ニ依テ今般文部省ニ於テ 學制ヲ定メ 追々敎則ヲモ改正シ 布告ニ及フヘキニツキ
自今以後一般ノ人民 華士族卒農工商及婦女子

必ス邑ニ不學ノ戸ナク
家ニ不學ノ人ナカラシメン事ヲ期ス

人ノ父兄タル者 宜シク此意ヲ體認シ 其愛育ノ情ヲ厚クシ 其子弟ヲシテ
必ス學ニ從事セシメサルヘカラサルモノナリ。


村に不学の家なく
家に不学の人なし・・・という名句の出典はここにある。



高上ノ學ニ至テハ 其人ノ材能ニ任カスト雖トモ 
幼童ノ子弟ハ男女ノ別ナク小學ニ從事セシメサルモノハ其父兄ノ越度タルヘキ事
但從來沿襲ノ弊學問ハ士人以上ノ事トシ 國家ノ爲ニスト唱フルヲ以テ
學費及其衣食ノ用ニ至ル迄 多ク官ニ依頼シ之ヲ給スルニ非サレハ
學ハサル事ト思ヒ 一生ヲ自棄スルモノ少カラス
是皆惑ヘルノ甚シキモノナリ。
自今以後此等ノ弊ヲ改メ 一般ノ人民他事ヲ抛チ 自ラ奮テ 必ス學ニ從事セシムヘキ樣
心得ヘキ事右之通被仰出候
條地方官ニ於テ 邊隅小民ニ至ル迄 不洩樣便宜解譯ヲ加ヘ 精細申諭文部省規則ニ隨ヒ
學問普及致候樣方法ヲ設可施行事


もっとも財政逼迫な大日本国のこと
無償教育なんか期待するな!
自分への投資は自己負担と釘を差すことも忘れない(笑)




教育こそ最強の治安対策であり、最大の社会政策だと信じて疑わないし
人材以外に資源のない国家の取るべき最高の道は決まっている。
不学の故に道を誤り悲惨な人生な送る輩に手を差し伸べるよりも、
前途有為な人材にオカネをの使う方のほうが相対的に好ましい。

生活保護受給者も前科者も「今後の社会復帰」が必要だとも観点においては
大差はない。
社会復帰に必要なのものも「教育」と就労環境整備費
身障者雇用については法定雇用率が定められている。
その論法を準用してもいいし、補助金を出していいし・・・
無碍に切り捨てないことです。これも治安対策なのです。