2014年11月28日金曜日

改めて「インターステラー」をネタに・・・・

Eureka!

アルキメデスの原理の発見で人類が救われたかどうかは知らない。
しかし、ジェシカ・サステイン演じる主人公の娘の「発見」は
とりあえず人類の延命につながった。

万物流転である。
ヒトザルだけが永遠に生き延びることを保証されているわけでもなく、
地球という生物の共有物をわがまま勝手気儘に破滅の土壇場に追い込んでいる元凶である。
すくなくとも、地球環境保全的には、ヒトザルの数が半減することが
一番望ましい。
つまりは小人閑居し不全をなすのです。

しかしである。
生存の最後の一日であっても有意義に生きるとするならば、
それはよりよきヒトザル延命への貢献であろう。
主人公は、第二の地球探しの旅に出るのです。

プロ映画鑑賞家としては、恥ずかしいことですが、主人公の俳優をクリスチャンベールだと途中まで思い込んでいました(笑)
なんせ、クリストファーノーラン監督作品ですから、バットマンのイメージが強すぎた。

なんとも凄い映画です。
先日は「2001年宇宙の旅」に比定しましたが、十分それに値します。
ちょっと愛情物語的ってウダタイ部分もありますが、この程度は我慢します。
事前のCMの出来があまりに悪く、観客動員に悪影響を与えたかもしれませんが
これは、必見の一作!
オスカーに輝かないと見識を疑うし、無冠であっても歴史が評価する。


地球が環境悪化で崩壊寸前である。
理由は定かではないのですが、食糧危機のようです。
疫病により収穫は先細り。
環境容量を超えてしまったようで、間引きもデストーピアも効果なし。
富に関係なく平等に滅亡が来る世界・・・原始共産制地代はさておき、人類が初めて体感する絶対平等の世界。
マルサスの罠の現実化

できれば、そんな阿鼻叫喚図は見たくない。
残された最後の手段は、人類移住。
そんな気の利いた惑星がどこにある。
レイブラッドリの「火星年代記」に描く詩情あふれる世界が本当にあるのか?
絶望的な戦い・・・・


マイケルケイン扮するプロジェクトリーダーは鼓舞します。
ディラン・トマスの有名な詩の一節(・・・だそうです)。
難しい英単語は出てきませんので、原文のママ


Do not go gentle into that good night,
Old age should burn and rave at close of day;
Rage, rage against the dying of the light.

Though wise men at their end know dark is right,
Because their words had forked no lightning they
Do not go gentle into that good night.

Good men, the last wave by, crying how bright
Their frail deeds might have danced in a green bay,
Rage, rage against the dying of the light.

Wild men who caught and sang the sun in flight,
And learn, too late, they grieved it on its way,
Do not go gentle into that good night.

Grave men, near death, who see with blinding sight
Blind eyes could blaze like meteors and be gay,
Rage, rage against the dying of the light.

And you, my father, there on the sad height,
Curse, bless, me now with your fierce tears, I pray.
Do not go gentle into that good night.
Rage, rage against the dying of the light.



簡単に超訳すれば・・・・

燃え尽きる蝋燭が一番輝く(・・・べきであり、あらねばならない)

いい詩です。


カメオ出演ではないのですが、出演者としてノーティングされていませんが、
マット・デイモンが、心の闇な科学者として登場します。
端役って紹介もありますが、そこそこ重要な役柄なんですよ。
その裏話が知りたいって・・・・プロ鑑賞家は思うのです。



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