2017年8月30日水曜日

話題の「ファシズムの14の初期兆候」





最近おちこちで散見される「引用」ですが、まことに「不確かな」使われ方をしているようにしか思えない。
批判的に書けば、シオニストおよびその賛同者をはじめジンケンハからの非難で大炎上・・・
ヒット率が低いもので一回くらい炎上したいものだが・・・(笑)
まあそんこんなで、冷静に事実だけを書きます。


ワシントンDCに「ホロコーストミュージアム」がある。
93だか94年という微妙な時期に出来上がっています。
歴史や経緯は当該施設のウエッブサイトに掲載されていますが、
公式発言ですので裏に何か政治的な問題があったことは容易に想像できます。
ミュージアムの性格ですが「国立」という扱いです。
ただ直接税金を投入したわけではなく、極めて有利な「節税商品」として売り出されたようである。
なんと集めた資金(寄付金)は1800万ドル
DCのツアーでは必ず足を運ぶ場所という位置づけかどうかは知りませんが、
蝸牛庵は行ったことがありませんし、安倍晋三さんに先を越されました(苦笑)
2015年に訪問しているようですので・・・どういうつもりで足を運んだんでしょうねえ?


このミュージアムのどこかにこの「14の初期兆候」なるものが掲示されているそうです。
探し方が悪いのか、見つけられません・・・・が、さておき
そもそも話題にされる方々が「ファシズム」って用語をどういう意味で使っているのかあいまいです。
定義が多岐多様であり、そのような状態でファシズムの兆候が見られる!って、立論としてあまりに粗雑
あたかも「暗い時代」に都合の悪い国民に対して「アカ」ってレッテルを張ったことと変わりがないし、
アカの連中は連中で、トロツキストだとかスターリニストと内輪で相手を罵倒していました。
ナチズム=ファシズムという程度の理解ですと・・・これはもうお粗末としか言いようがない。


しょうがないので、その辺のサイトから「引用」します。
和訳がどの程度正確かは論じません。

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・強情なナショナリズム
・人権の軽視
・団結のための敵国づくり
・軍事の優先
・性差別の横行
・マスメディアのコントロール
・国家の治安に対する執着
・宗教と政治の癒着
・企業の保護
・労働者の抑圧
・学問と芸術の軽視
・犯罪の厳罰化へ執着
・身びいきの横行と腐敗
・不正な選挙
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中身の前に、この記述はローレンス・ブリットなる政治学者の「論文」の一節だそうです。
ところが、この博士の経歴が全く分からない。
ウイキペディアにもありません(英語版も含めて)
元論文らしきものの記述は有りますから全くの捏造ではなさそうです。
検索でよく出てくるのは・・・

ローレンス・フィシュバーン
ジェニファー・ローレンス

従い、彼の学説に信頼がおけるかどうかはいったん保留ですねえ。


ということでこの「14の初期兆候」の評価ですが・・・
一般的には「安部政治の特徴」だというのがネットの99%の見解。
よくいう「安部ヒットラー」って決めつけです。

しかし、実によくできていますねえ(苦笑)
ことごとくと言っていいくらいに当たっています。
が、これらは強権的で強引な政権運営ではどこだってある話で、ナチズムに限ったことではない。
これらをナチズムの「特徴」だと言い張れば、多くの国家はすべからくファシズム国家となる。

周辺環境の波が高まれば「軍事」が注目されるのは当り前だし、それを批判することを「平和ボケ」という。
いままで後手に回っていたことにあえて手を付ければそれを偏向だとか傾斜と呼ぶ。
性差別の横行・・・とはねえ(苦笑)
百年ぶりに刑法典の性犯罪の要件の大改正をやったのはいったい誰なんだ!?
メディアとか労働組合がその存在意義を果たさないから新聞やテレビは面白くないし、働けど我が暮らしは楽にならない・・・

・学問と芸術の軽視
・身びいきの横行と腐敗
・不正な選挙

これらは今に始まったことじゃなくて、倭国の慢性的内臓疾患です。
かなり悪化してきましたから、政権余命のカウントダウンが始まりますね・・・と根拠のない予想。











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おまけですが、これが「原文」だと思われます。
項目タイトルと若干の解説

1.Powerful and Continuing Nationalism

Fascist regimes tend to make constant use of patriotic mottos, slogans, symbols, songs, and other paraphernalia. Flags are seen everywhere, as are flag symbols on clothing and in public displays.

2.Disdain for the Recognition of Human Rights

Because of fear of enemies and the need for security, the people in fascist regimes are persuaded that human rights can be ignored in certain cases because of "need." The people tend to look the other way or even approve of torture, summary executions, assassinations, long incarcerations of prisoners, etc.

3.Identification of Enemies/Scapegoats as a Unifying Cause

The people are rallied into a unifying patriotic frenzy over the need to eliminate a perceived common threat or foe: racial , ethnic or religious minorities; liberals; communists; socialists, terrorists, etc.

4.Supremacy of the Military

Even when there are widespread domestic problems, the military is given a disproportionate amount of government funding, and the domestic agenda is neglected. Soldiers and military service are glamorized.

5.Rampant Sexism

The governments of fascist nations tend to be almost exclusively male-dominated. Under fascist regimes, traditional gender roles are made more rigid. Opposition to abortion is high, as is homophobia and anti-gay legislation and national policy.

6.Controlled Mass Media

Sometimes to media is directly controlled by the government, but in other cases, the media is indirectly controlled by government regulation, or sympathetic media spokespeople and executives. Censorship, especially in war time, is very common.

7.Obsession with National Security

Fear is used as a motivational tool by the government over the masses.

8.Religion and Government are Intertwined

Governments in fascist nations tend to use the most common religion in the nation as a tool to manipulate public opinion. Religious rhetoric and terminology is common from government leaders, even when the major tenets of the religion are diametrically opposed to the government's policies or actions.

9.Corporate Power is Protected

The industrial and business aristocracy of a fascist nation often are the ones who put the government leaders into power, creating a mutually beneficial business/government relationship and power elite.

10. Labor Power is Suppressed

Because the organizing power of labor is the only real threat to a fascist government, labor unions are either eliminated entirely, or are severely suppressed .

11. Disdain for Intellectuals and the Arts

Fascist nations tend to promote and tolerate open hostility to higher education, and academia. It is not uncommon for professors and other academics to be censored or even arrested. Free expression in the arts is openly attacked, and governments often refuse to fund the arts.

12. Obsession with Crime and Punishment

Under fascist regimes, the police are given almost limitless power to enforce laws. The people are often willing to overlook police abuses and even forego civil liberties in the name of patriotism. There is often a national police force with virtually unlimited power in fascist nations.

13. Rampant Cronyism and Corruption

Fascist regimes almost always are governed by groups of friends and associates who appoint each other to government positions and use governmental power and authority to protect their friends from accountability. It is not uncommon in fascist regimes for national resources and even treasures to be appropriated or even outright stolen by government leaders.

14. Fraudulent Elections

Sometimes elections in fascist nations are a complete sham. Other times elections are manipulated by smear campaigns against or even assassination of opposition candidates, use of legislation to control voting numbers or political district boundaries, and manipulation of the media. Fascist nations also typically use their judiciaries to manipulate or control elections.


2017年8月28日月曜日

耽美 倒錯 頽廃 官能



http://mycinemakan.fc2web.com/movie2/best100a.htm


映画なる芸術形式を成り立たせる要素は繰り返しては書きませんが、
その芸術形式が描くべきものは繰り返し書きます。
しかし、これらの何れもが抑圧や禁制の反作用として出来するものであり
昨今の様になんでもありともなれば、今更スリリングに描きようもない。

散文的に「至上の美、反規範的言動、世紀末的廃墟美、上品な淫靡さ」を描いても
サマにならない。
従いそういう時代の産物に浸り切るしかない。


ルキノヴィスコンティ


赤い貴族ですから、オペラの演出や映画の監督はある種の趣味であったと
思われます。
己の美意識をカタチにしたいってだけ思ったのですよ。

もっとも、映画史的に素晴らしいのは「赤い時代」のネオリアリズムな作品群。
とりわけ「揺れる大地」は...まあ世の中メクラさんが多いのでしょう。
キネ旬歴代ベスト(上記リンクサイト)をみましても、、、(嘆息)



家族の肖像




彼の死後岩波ホールで公開され社会現象となった。
広からぬ会場が連日大盛況で、当時の支配人高野悦子さんによれば、休む暇なく、、、
遺作だと勘違いまでされ、初めて彼の全仕事が評価されるに至った。
その年の外国映画賞は総取り。
貧しくとも涙や笑い、流した汗に友情なんてクサイ芝居はもういい。
手が届かなくとも本当の贅沢を味わいたいっていう時代になったのです。


回顧上映ですから、足を運びました。
79年のロードショー以来です。
しかし、こんな映画だったのかね?って当時長い時間階段に並んだ
若者たちがいま観れば同じ感想を持つだろう。
観たときの年代により異なる印象を醸し出せる作品群こそ真の傑作!

改めて感じ入るに

老教授の自宅に土足で踏み込んでくる有閑マダムが、シルバーナマンガーノはいいとしても

母 ドミニクサンダ
妻 クラウディアカルディナーレ

の二人はノンクレジットだったのか!
カメオじゃありませんよ。
物語の重要なモチーフです。
これからしてもなんとも贅沢なって感じ入る。








2017年8月26日土曜日

Witch アメリカンの原風景



ノーマンロックウェル風に、筏ぶねでノンビリとミシシッピ川を下る
ハックルベリーフィン...
なんて思い浮かべるのも良い。
多分彼は進化論はおろか読み書きも覚束なかった筈。
まさしくアメリカンの原風景。

しかし、そんな風景よりも、北東部の寂れた州の陰鬱な風景

ポー(ボルチモアが終焉地)
ラブクラフト(生涯ニュンイングランド)
レイブラッドベリ(舞台が東部ではないが作風を承継)
スティーブンキング(多くがメイン州が舞台)

アメリカンゴシックロマン風な幻想或いはホラーの世界
これこそが時として理性も論理も忘れた狂気のアメリカンの原風景である。

世界文学史では脚注程度であるが、ハードボイルドとアメリカン幻想文学は
テイクノートされることには確信がある。
東部13州といっても、北部と南部では別世界であったことは
南北戦争が教えるところ。
自主独立の気風と近代資本主義の萌芽となる清教徒の世界が
どうして同時に魔物が跳梁跋扈する地なのか理解に苦しむ。





時代はセイレムの魔女狩りとミスカトニック大学創設の間の18世紀。
場所はニューイングランド(それ以上詳しく語られないが、マサチューセッツのアーカム付近だろう)
コミュニティを追放された移民一家の赤子の謎の失踪
犯人は狼か魔物か?
家族の誰かが魔女なのか?
疑惑は狂気を、狂気はドラマを生む。
最後に勝つのは神か悪魔か


たった三百万ドルの製作費で世界興収は十倍以上。
だっから映画ビジネスは面白くてやめられない。
かといってもその十倍かければ興収も十倍になる訳じゃない。



暑い夏の夜はクーラーよりホラー映画です。
単なるスクリーム映画は怖さの余韻がない。
世界観のあるホラー....実に素晴らしい。
過度に熱烈な宗教心は悪魔の温室。
サタンの別名はルシフェル。
大天使ミカエルの兄弟。つまり、神の側近だった。

2017年8月25日金曜日

ローサ一家とチクりの連鎖



投資の魅力満載だとは思います。

英語力
増加する若年労働者
相対的な未発展余力

確かに足元の諸数値は素晴らしいが、
兜町新聞同様に猫なで声な勧誘話では光の部分しか語られない。

財閥支配
後進的農業社会
潜在的モスリム社会
麻薬戦争

強みを最大限に発揮するには弱みを確実に克服する必要があるが、
どれをとってもハードルは高い。
最大の癌ともされる麻薬禍は、マトモな働き口さえあれば
自然と衰亡する筈だが、末端の売人を力任せに射殺しても効果は限定的。
公式的には、命の危険に怯えた売人達の自首が相次ぎ、、、
しかし、収監する場所さえなく更生のプログラムもあるのだかどうだか。
末端の販売システムが瓦解すれば、値段が暴騰するはずだが、
そんな雰囲気は微塵もないらしい。
他方グリーンゾーンに安住しながらの綺麗事のジンケン発言に
耳を傾けても事態が解決する訳はない。
不幸なのはレッドゾーンの善良な庶民派たち。


マニラの某所で家族で雑貨店を営むローサ一家。
雑貨のかたわら細やかに得意先相手に麻薬の小売。
八割が貧困層の社会。
多少の違法行為無くして三度のメシは食えない。

ハナキンには縁遠い魔の金曜日。
麻薬の手入れは金曜日と相場が決まっている。
腐敗堕落した警察組織は、裁判所送りの時間差の土日を狙い、
売人をしょっぴき保釈金(と言う賄賂)をたかる。
保釈金が工面できない時は仲間の売人を売り、その売人の保釈金で
自由の身を買う。
なんともやるせない世界で、捜査費を誤魔化して裏金を作るどっかの警察署が
善人に思えてきます。

ローサも仲間に売られやむなくまた仲間を売る。
しかし、売った仲間が貧乏で、警察組織の予定金額に足りない。
家族は、親類縁者からかり集め、家財を売り、身を売り、
やっとの思いで身代金を工面する。

したたかに生きていくと言えば多少のこころの安堵は感じるが、
麻薬戦争の局地戦に勝った訳ではない。
ローサ一家は、多分いや絶対にまた麻薬の小売に手を染める。


人生の半分はトラブル。後の半分は....
トラブルのリカバー






2017年8月22日火曜日

知らなかった振り(笑)



悪趣味の極みみたいですがっていうか「極悪趣味」そのものです(^^)
知ったか振りを咎められ冷笑されるような真似はしないが、
知らなかった振りを咎められ(相手を)冷笑するような真似は大好きです。

先般の銀座観世能楽堂のこと。
お供のピアノ師匠に「カキオトシ」には来れなかったもので、
実は今日が初めてでムニャムニャ
当然ながら正しくは「コケラオトシ」
毎度の偽悪振りと知っている師匠は適当に話を合わす。

そこに出しゃばりなアズマ女(まあババアに近い)登場
予想通り「咎めて教育的指導を」
キモは次の一手


そうでした!
コケラとカキはよく似た漢字ですよね
たしか「コケラ」は、木偏に旁は「なべぶた(亠)の下にはば(巾)と」
でしたよねえ(笑)

よくご存知じゃありませんか、、、


アズマ女は不愉快そうに立ち去りましたが、蝸牛庵は愉快です。
師匠は、毎度の意地悪所業ですから嘆息気味に

耳順の歳を過ぎたんだから、
「人の言葉を偏見無く聴く事が出来る」んじゃないの?って(^^)

パソコンの一般的な文字フォントの出来が悪いもので
区別が難しいが、柿と杮は明らかに違います。
iPhone7の辞書変換も正確ではなく錯乱の境地。

実は、柿がカキ、杮がコケラ
アズマ女は意図的に間違った説明を見抜く力すらなかったというのがオチ。

いろんな説がありますが、やはり、漢字としては別物だと思います。
訓読みだと分かりにくいですが、音読みだと

シ(熟柿とか)
ハイ(沛なる地名)


しかし「肺臓」は、ハイゾウと発音する以上、月偏にハイが正しいと思うのですが、
一般的にはシを書く!
専門書を見比べてはいませんが、ネットは全て肺(シ)
最初の医道の大家が間違え、それを代々踏襲しているに違いないと思ったりも・・・
この辺の見解はお医者様に聞いてみたい。
知ったか振りをしない素直な蝸牛庵ですから、知らない事は知らないと正直に言えますし、
明日に道を聴き夕べに死すとも可也ですから。
それに、医業とは文科系科目ですから、医者の看板背負う以上この程度の知見は
当然あるだろう。





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白川静先生の「字統」だと・・・「肺」は九画です。







2017年8月19日土曜日

セールスマンなる喪黒福造じゃなくてウァリーローマン。




なんでも商材にします。
こころの闇やわだかまりのソリューションだって。
しかし、怪しげな商材に手をだすのはやめたほうがいい。
安酒場で客引するような怪しげセールスマンは避け、
相手にするなら愚直に重いトランクを抱えた外回りが安全だ。

ウァリーローマンは、かつてはやり手のセールスマンだった。
得意先の代替わりや、六十の坂を越え気力体力も衰えた。
多少認知症かも....
ささやかなマイホームのローンもまだ残っている。
妻は献身的だが何故かうだたいし、二人の息子はいい歳をしてぐうたら役立たず。
父親の期待を裏切り...,しかし、子供達も裏切られたと思っています。
喪黒福造をもってしても「ローマンの心の隙間」は如何ともし難い。




アーサーミラーの「セールスマンの死」は、アメリカンの輝かしい50年代の
ダークサイドを描いたというのが定説的理解。
イランは思想統制や検閲があるはずですが、反アメリカンがテーマだから
上演が若干のものいいでも許されたみたいです。
しかし「セールスマン」なる映画は、イランの都会の現実と舞台劇を
入れ子的に二重写しにしており、制作中止にならなかったのがいささか不思議。
検閲官の目こぼしかも(^^)

意識高い系観客で定評あるテアトルリーブル系の映画館ですが、
予想外に閑古鳥。
実際に見れば、実力のオスカー作品でないことは明らか。
しかし、見ずして、、、とはクチコミによる敗退。
娯楽作品としての受け狙いの要素が全体の構成をおかしくし、
バックステージ風味である基本を踏み外している。

2017年8月18日金曜日

戯曲こそ最高の素材



古典劇は一旦横に置きます。

文藝なるものの王位にいつまで小説が居座るのかね?(^^)と言えば
毎度の辛辣な物言い。
ベル薔薇が宝塚の舞台に登場した際の非難轟々。
いまやコミック原作に異論を唱える向きは皆無だし、映画の原作はコミックがセンター

しかし、近代戯曲こそ名作映画創造の近道。
映画のコアコンピタンスは、

スジ
ヌケ
ドウサ

つまり「シナリオ、カメラ、役者の演技」で決まる。
さすれば、舞台劇の映画化が如何に手っ取り早いがが解る。
小説のような膨らませたり刈り込んだりする手間も要らない。
演技派(舞台俳優は演技派に決まっている)集めて、巧みな焦点深度でカメラを回せば
緊張感溢れる空間のなか、蝸牛庵が監督でもサマになる。
多少ヒネリを入れたければ、バックステージ風にあしらう。

舞台劇の映画版を抜きにすれば、ハリウッドの風景は貧相だ。
どっちかと言えば、NY派がブロードウェイなんかの人気作品を
素材にする。
いちいち事例を上げればキリがない(^^)

アメリカンはロクな文藝がないから、戯曲のステータスが相対的に高いように
思えます。
高いステータスを勲章にハリウッドでシナリオを手がければ、
豪邸が買えるし、ムービースターをトロフィーワイフに出来る。
有名劇作家と言えば、ナンチャッテ、テネシーウィリアムズにアーサーミラー
然し乍ら、後者はどういう訳か文庫版が無いもので
あの「セールスマンの死」は名前しか知らない。


セールスマン


イラン映画です。
今年のオスカー作品(外国語作品賞)
ノミネート作全体を比較検証してませんが、印象からして
入国禁止の憂き目で同情されたのかも?


素人劇団が「セールスマンの死」を上演すると言うお話と
主演夫婦に突然襲いかかった災厄がクロスオーバーするある種のバックステージもの。

近隣開発でアパートが倒壊の危機に瀕した為、止む無く引越し
前の住人の荷物が放置されたまま。
ある夜、前の住人をたずねて来たらしい男に妻が襲われる。

不審な前の住人?
訪ねて来たのはだれ?
芝居どころではなくなった夫は真相究明に奔走。

サスペンスの要素も持ち込んで、受け狙いな作り方。


(一旦ここまで)

2017年8月17日木曜日

何故か客足が伸びないイタリアン





お近くのイタリアンは、パン屋さんの道楽経営。
週休三日は他に例を見ない。
だからかどうかは知らないが、客足は疎ら。
流石にパンは美味い!
野菜はお知り合いらしい飛騨の契約農家の直送品。
流石に野菜も美味い!

パスタは頑固なまでにショートパスタだけ!
ワインは、、、まあ安物ですが、店相応。
要するに、パンと野菜で売りにしようとするコンセプト。
いささか苦戦中ですが、予約に苦労しないから、安全牌。

過日の献立は以下の通り







まず、ワインは柑橘系のボルドーブラン。

サラダは、水茄子に生ハム。
カチョカヴァロチーズのあしらいがたまらない。

お魚は、鮎のコンフィ。
前回よりも味が良くなったが、素材が旬だと。

パスタはフジッリ。
タコに木の子、、あとは忘れた。

お肉は普通に沖縄産豚肉ですが、繰り返せばあしらいの野菜が絶品。


今日も客は、ケメコ様に蝸牛庵
帰る頃にやっとひと組。
誰も来ないと帰りにくいですからねえ。

2017年8月16日水曜日

またぞろな三文字熟語「詐欺」




またぞろな「三文字熟語詐欺」とまでは言わないが、
今までの業務革新の祝詞が正しいのであれば、とんでもないくらいビジネスが刷新されているはずだが、
実際は無駄に便利になっただけ。
実際に、このエバンジェリスト達のバックオフィスを見てみればわかること
劇的に革新している事例は寡聞ながら知らない。
三文字熟語を担いで開発予算をもぎ取ってきた立場からすれば、
多少忸怩たるものがないとはいわないが、所詮はクライアントさんの問題。


Grant to us the serenity of mind to accept that which cannot be changed;
courage to change that which can be changed,
and wisdom to know the one from the other,


変革すべき事、そうでない事を見極め断行する叡智、冷徹さ、持続する意志のない
ヒトザルには、いかなる改革ツールも真珠や小判の類である。
BPR導入コンサルタントの守備範囲には、斯様な洗脳行為は含まれない。


RPAなる業務革新ツールが大人気らしい。

ロボットのR
プロセスのP
自動化のA(オートメーションかな?)

あまり、巧みなキャッチコピーとは思えない。
むしろ「仮想知的労働者」のほうがいい。


digital labor


バックオフィス業務が二倍の生産性になるらしいが....
まあ、マユツバだ(^.^)
バックオフィスの作業の半分は無駄ないし不要(長年の経験則!)
高いコンサルタント費用とかハードウェアをかけなくとも実現できます。
但しその前提条件は前述の通り。
しかし、この条件克服にかける意識変革コストは一般的には天文学的(^.^)


無駄は無駄なりの効用があると諦観するのもある種の
経営判断です。
一見無意味なアイドルタイムにも意味がある。

いまや企業経営の最大リスクはコンプライアンスを含めた法務リスク
この最大ニーズに応えられない革新ツールなんてその程度でしかない。
段々に非定型的な判断業務に近い世界にも進出するのだろうが、
君臨だけやって統治をしない事にヒトザルは耐えられるかな?って疑念には
セールストークは応えない。