2017年8月16日水曜日

またぞろな三文字熟語「詐欺」




またぞろな「三文字熟語詐欺」とまでは言わないが、
今までの業務革新の祝詞が正しいのであれば、とんでもないくらいビジネスが刷新されているはずだが、
実際は無駄に便利になっただけ。
実際に、このエバンジェリスト達のバックオフィスを見てみればわかること
劇的に革新している事例は寡聞ながら知らない。
三文字熟語を担いで開発予算をもぎ取ってきた立場からすれば、
多少忸怩たるものがないとはいわないが、所詮はクライアントさんの問題。


Grant to us the serenity of mind to accept that which cannot be changed;
courage to change that which can be changed,
and wisdom to know the one from the other,


変革すべき事、そうでない事を見極め断行する叡智、冷徹さ、持続する意志のない
ヒトザルには、いかなる改革ツールも真珠や小判の類である。
BPR導入コンサルタントの守備範囲には、斯様な洗脳行為は含まれない。


RPAなる業務革新ツールが大人気らしい。

ロボットのR
プロセスのP
自動化のA(オートメーションかな?)

あまり、巧みなキャッチコピーとは思えない。
むしろ「仮想知的労働者」のほうがいい。


digital labor


バックオフィス業務が二倍の生産性になるらしいが....
まあ、マユツバだ(^.^)
バックオフィスの作業の半分は無駄ないし不要(長年の経験則!)
高いコンサルタント費用とかハードウェアをかけなくとも実現できます。
但しその前提条件は前述の通り。
しかし、この条件克服にかける意識変革コストは一般的には天文学的(^.^)


無駄は無駄なりの効用があると諦観するのもある種の
経営判断です。
一見無意味なアイドルタイムにも意味がある。

いまや企業経営の最大リスクはコンプライアンスを含めた法務リスク
この最大ニーズに応えられない革新ツールなんてその程度でしかない。
段々に非定型的な判断業務に近い世界にも進出するのだろうが、
君臨だけやって統治をしない事にヒトザルは耐えられるかな?って疑念には
セールストークは応えない。

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