ポン酒にしようかペールエールがいいか?って事じゃない。
一般的な・・・主食の話。
東洋と西洋の文化差異論をする気はないし、自然共生型と自然収奪型の優劣論を
ひけらかしたりもしない。
個人的には、お米の方が遥かに上位だと思っているが、ムギ系食材も好きである。
戦後、アメリカンが余剰小麦を輸出振興策としてパン給食を強要したが、あれはあれで
パン嫌いになっただけ。
輸入バーガーだって、文明押し付け型のチェーン店は苦境に喘いでいる。
異物混入だけが原因でもない。
バーガー系は、国民食には成り得なかったが、麺類系は、ドンブリ系と並んで
ガッチリとその位置を守っている。
コメに比べて小麦は食管制度の桎梏が緩やかで、流通が豊富だった事がラーメンの隆盛の基礎となったし、
お湯をかけるだけってお手軽さ商品も後押しした。
南京そば
支那そば
中華そば ・・・・とは言わない。
ラーメン・・・あるいは
拉麺
拉麵
老麺
ナルトも支那竹も姿を消し、叉焼に煮卵
主食、副食、汁物を一碗に盛り込んだ倭の小宇宙的世界
そこに倭の哲学を・・・感じいって食ってるような若者はいないが、
小店主達のマニアックな努力や工夫の積み重ねともいうべき進化性には
頭が下がる。
なんだか町工場の職人気質みたいだ。
だっから、つけ麺は嫌いなの(笑)
ラーメン的小宇宙ではない。
フレンチに比べてイタリアンの方の優位差にも、きっとパスタの存在があるに違いない。敷居の高低だけじゃない。
新潟にはズバリ「イタリアン」なる洋風ソース掛け焼きそばがある(笑)
ラーメンの隆盛の背景には、醤油出汁という倭の調味料の使用がある。
最近の流行系が、魚介煮干し系。
ラーメンランキング雑誌のトップはたいていがこの系統。
倭のテイストがますます深まる・・・・
サブカルチャー評論家と思しき御仁の「ラーメンと愛国」
新書タイプは普通買わないのですが、新幹線内の時間つぶしってことで購ったが、前書き、あとがき、目次で読む意欲を失った。
ラーメン戦後史は皮相だし・・・どこで愛国に結びつくのか?
自衛隊の非常食が乾パンではなくてカップヌードルってことかしら。
中身を読む余裕でも出てくれば、この続編でも書いてみるか(笑)
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