実に素晴らしいっておもいませんか?
職には就かない(陸軍憲兵隊の捜査官だったが、除隊後は全米を放浪)。
住居は持たない(徒歩やヒッチハイク、バスで移動し、流れ着いた街の安宿を転々)。
身分や居所を明かす物は持たない(携帯電話・免許証、クレジットカードなどは持たない)。
人とは絶対につながらない(恋人・家族・友人など面倒な人間関係は必要なし。女も一夜限り)。
証拠は信じない(警察はまったく信用せず、証拠も信じない)。
法律は関係ない(自分に絶対的な自信を持ち、己が定めたルールこそが法)。
悪は決して許さない(悪を見過ごすことができず、正義のためには手段を選ばない)。
アメリカ海兵隊の父親とフランス女性の間に生まれ・・・・軍人として最優秀であればこうなるらしい。
軍人でなくとも、真のヒトザルとして生き抜く精神があればそうなるかなあ。
老人としても実に参考になる
原作者は英国人であるってちょっとビックリ。
人物造形も、体型的には、マッチョレスラータイプ・・・これって映画向きじゃない。
なもんで小柄だけどもキャラ的にはフィットするオカルト俳優と相成った。
処女作は、愛するロザムンドパイク様がヒロインで登場するから、足を運びましたが・・・なんともねえ(苦笑)
第二作はよくできてます(初回作との比較評価が出来ればですがね・・)
自己規定の行き方を逸脱するから人物造形に深みが出る。
しかし、つくりがあざとくて、嫌いなんだよ・・・・ガキでてくるし。
眠狂四郎や木枯らし紋次郎と同じ
関わりを持ちませんって言いながら、ドブドブまで浸かっていく。
ヒトザルの行き方は・・・・なんともいやだねえ。
所詮、一人って無理なのよ。
後輩の憲兵隊軍人ともしかして実の子供・・・ってふたりのメスとの逃避行って、
なかなかのスリリングです。
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