2016年11月2日水曜日

「虚構」だからの地獄編


陰謀史観めいた話は小説仕立てにすれば、ホンマかいなって胡散臭そうでも信じてみよう派が出来する。
いかがわしいダンブラウンの虚妄に騙されるほどお人好しでもないし・・・でも、荒唐無稽な説話としては面白い。
実のところ、マグダラのマリアがイエスの妻であり、南フランスに逃れたって事はなんとなく信憑性を感じる。
怪しげな基督教系陰謀団の存在もありげである。
この地球の環境容量はすでに限界を超え・・・って部分には激しく同意し、その元凶がヒトザルの爆発的人口増加についても
否定はしない。
放置すれば、地球の破滅もありえなくは無いし、半分程度「間引き」すれば・・・・って解決策にも一定の評価はしますが・・・


白熱授業的にはありげな話ですが、実際論としてはあり得ない。

何もしない
疫病でヒトザルの半分に死んでいただく

しかし、それ以外の解決策を考えるのがヒトザルの叡智ってもんでしょう・・・と反論は容易ですが、
その対案の実行が実に難しい。
この映画ではWHOが意外なほど実力行使含め大活躍するんですよねえ。
そうあれかし・・・ってことなんでしよう。


無宗教ですから、見えざる神の手という表現は使いませんが、なんとはなしに「自然の摂理」って信じてます。
多分ですが、地球誕生以来幾多の種の滅亡がありました。
地上の覇者であっても例外では無い。
そういう摂理が働く局面がもうすぐだろうって不吉な事は感じます。
巨視的な宇宙論的視座からすれば、余命・延命策は個であっても衆であってもある種滑稽なんだろうって思いますよ。
変に延命を考えるよりも、平安な境地で滅びていく方が倫理的って気がしてなりません。


ーー
ヒトザルの未来の為に、究極のトリアージュを目論む大富豪がヒトザルの半分を死滅させうるウイルスを
イスタンブールで巻き散らそうとする陰謀にいろんな組織が絡み合うストーリーなんですが、
気分良く「悪人とか人類に未来に必要性が少ないヒトザル」が優先的に死んでくれると嬉しいのですが・・・

受胎能力の高い若い女性
IQの高い若い精力的な男性

ばかりが確率的に高く生き残って欲しいという期待にかかわらず
こういう時に限ってマーフィーの法則が当てはまるように思えます。


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