2018年2月19日月曜日

ブレードランナーは電気羊の夢なんか見ない



面倒な定義なぞはどうでもいいが、
一応「可能な未来の出来事についての現実的な推測」
とします。
同じ「F」でも、ファンタジーならば「起こりそうもないこと」ですから、
スターウォーズはSFではない!...なんてことになる。
そもそも「科学的知見に基づいた」ファンタジーなんて
言葉の矛盾。
この場合は、スペースファンタジーと言うべきです。


2001年宇宙の旅は難癖のつけようのないSF
ブレードランナーもそれに近い。
このジャンルの鉄板メダリストである。
加えて多義な解釈の誘惑を襲われるところも傑作の要素と言えます。


場末の二番館では、ブレードランナーとその後日談の豪華二本立て❣️
右手にワンカップ、左手には舟券握りしめてのオッチャン達の街には
相応しからぬラインナップ(^^)
しかし、結構な人の入り。
ファンだかマニアだか、善男善女が遠路はるばる足を運んできたのだろう。


原作は映画のおかげでカルト的人気な「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」
映画には肝心の人工羊さんは登場しませんし、
かなりな換骨奪胎。
大衆藝術であっても、長く高い評価を得るには
思弁的であらねばならない典型例。
物語としては破綻しているようにも思えますがねえ....

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