2018年2月14日水曜日

ビルボード



オスカー賞の決まり方は知ってますが、ノミネート対象からどのように選定されるかは
知りません。
ビルボードが広告立て看板であることは知ってますが、
ヒットチャートで定評のある音楽専門誌である事はもっと知っています。


舞台はミズーリ州のなんとかタウン。
山あいの保守的な...つまり、合衆国憲法修正第2条と宗教にレイシズムが支配する
頑迷固陋で因習紛々なお土地柄。

こんな街で、ティーンが集団(?)レイプされ焼き殺されれば、
騒然となり、上位捜査機関が乗り出してきてもおかしくないが、
人柄で尊敬されても捜査力が
なさげな保安官はお手上げ。

名作「ファーゴ」に登場する署長なら快刀乱麻の活躍だったのでしょうが、
今回は、フランシスマクドーマンドは被害者の母親役。
なんとも意表をつく行動が混乱の大渦となり、ある種のカタルシスで終焉する。





やはり「デトロイト」はノミネートされそうになかった。
傾向的に同じような作品が複数選ばれる事は考え難い。
内容の豊穣さが格別に違います。
あえて言えば、女性監督だからシカトされたのかも。
結末の捻り方が秀逸。
エンドマークのさらに先では、もう一回捻りが有るかもっていう
予感させます(^^)

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