2025年8月2日土曜日

最新の座敷牢

 



座敷牢とは、まさに死語であり、ウサギ小屋のような都会の家屋では「贅沢な施設」ってことにもなります。簡単に言えば「私的な監禁施設」であり、一応の法的な裏づけもありました。
自宅鎖錮とか私宅監置といわれましたが、実際の現物は・・・・・さすがに寒村陋屋ですら過去も現在もありませんし、ほかに見たことがないのですが、大体想像はつきます。


ちょっと話題の「措置入院」
座敷牢から連想するって、ちょっと危険な発想なんですが、この際だからちゃんと議論するほうがいい
こんな制度をよく「ジンケンヤ」が黙っているものです。
犯罪等の事前予防のための行政行為との位置づけになりますが、精神保健福祉法では・・・・

自傷他外のおそれがあれば知事の権限で無期限で入院させることが出来るとされます。
入院させるべきって要望(あるいは具申)は、司法職員に限らず一般人(要は誰でも)でもできます。
措置入院の必要性がありげだと、指定医と称するドクター二名以上で措置診察をします。
ドクターたちの一致の意見で、措置入院となれば、必要がなくなったという「診断」が出るまで永遠に拘禁されるのです。

ものの本的には、

申請が    23千人(年)
診察件数が、 9千人
措置入院が、 7千人(平均80日程度入院)

とされます。

誰が考えても疑問がいっぱいで・・・・・犯罪(暴力)傾向ある心の闇がたった80日程度で晴れるものですか?
措置入院が解除された跡のフォローなりケアはやっているんですか



でも、実のところ、ほんとうに怖いのはこのような例。
この制度では、その気になれば「ふつつかな人物」を意図的に社会から長期間隔離することが容易に可能だということです。
ヒトザルを刑務所に入れるって手続きの煩雑さや厳格さに比べると、まるで子供だまし。
当然不当な措置入院に対する不服申し立ては、行政手続き法制の中で運用することは出来ます。
しかし、即時に「保釈」というものでもなく、拘束している間には「治療」なる行為が行われるわけであり、
怪しげな薬剤の大量投与とか、ロボトミー(さすがに最近はこんな乱暴なことはしないだろうが)手術・・・・


国家の平和と安寧のためには「措置入院」させるべきな頭脳構造の方々も散見されますが、ローグネーションならいざしらず、まっとうな国家でやっていいことではない。
また、本制度を「悪用」しませんかってそそのかしてもいけない。
しかし、やろうとすれば簡単に出来るシステムを装備している事実だけは知っておくほうがいい。




2025年8月1日金曜日

金剛組

 



世界最古の法人(企業組織)である。

不思議というか当たり前なんだが、ギネスブックにはレジストされていません

大阪人気質からすれば、ギネスに載らなくても悔しくはないが、この会社潰したら大阪の恥やくらいの気持ちはある


FBの元記事のコメント欄を眺めながら、つらつら想うに、、、


破綻の原因は鉄筋コンクリート製の本堂に作りかえる事に疑念を抱かない愚昧な宗教人や檀家にある。社寺仏閣以外の建造は渇してもやらないというのが金剛組をはじめ宮大工の矜持の高さ

来歴からすれば、先端技術を有する百済人集団の招聘に始まる。以来千五百年。

風雪に耐えうる伝統技術も、価値の分からんヤカラが毀損してくれる。早晩、畳職人や和庭園の庭師も居なくなるかも、、、


倭國のリストラクチャリングは、カネに糸目をつけず先端技術や有為な人材を辞を低くしてかき集めたことで成功した。

有史以来何度かその先例に習いいざという時には国つくりをやってきたのだが、、、みんなもう忘れたのかしら?


単一日本民族幻想を未だに振りかざすし、排外主義やら◯◯ファーストをこと更に喧伝されると附和雷同するし、、、世も末だ。

スローガンの意味するところには多義多様であろうが、似非ヒューマニズムにかられて特別待遇をすることはどうかと思うし、安上がりの使い捨てのガストアルバイターと蔑視感をもつのも論外。


帰化人や渡来の知識人と倭國の関わりあった歴史くらいは、、、ちゃんと授業で習っただろうって言いたいし、日本史が選択科目なら、仮に選択しなくとも(受験戦術面から)社会常識としてその程度は知っておかないと、、、将来恥をかきますよ