姫路の西、現代のたつの市に在する古代からの良港
物流の革新の結果、今や忘れ去られてしまった感があります(委細は拝借しました全国漁港漁場組合のウェブサイトをご参考に)
が、歌枕とまでは言わないが、王朝古典に限らず、さまざま文藝の舞台になっています。
むろの海や
瀬戸の早舟 波立てて
片帆にかかる風 の涼しさ(藤原信実)
歌人よりも画人として著名な中流貴族
特段の説明は煩わしい爽快な一首。
しかし「片帆」と言われれば、ありげな技法の展開から、この一首を思い出す。
夏と秋といきかふ空の通い路は
かたへ涼しき風
や吹くらん(古今集 凡河内躬恒)
実は、夏越の和歌なんだが、、、、
少しは涼感を感じ入ればさいわい(^^)
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