2025年8月22日金曜日

家業なるもの

 



一子相伝で、芸を継承してゆく。

家業の際たるものだが、国民全体が古典伝統芸とはそんなものって得心している。
親代々の百姓や魚屋に八百屋。ささやかに生産力と生産手段を保有する自営業者。社会学用語的には、プチブルであるが、特段のものとも思われていない。


しかしながら、政治家の世襲となれば、一転眼差しはキツくなる。そこには利権の温存や闇政治資金の継承やらよからぬ策謀を感じとるし、世襲化される権力は腐敗の温床という経験則も働く。

ならば、数年おきに選挙があるのだから、そこで叩き落とせば済む話し、、、なんだが、その温床の末端の旨味を味わった有権者が多いからかしら、現職はまことに強い。


しかし、野球ビジネスにも「家業」があるとは知らなんだ!実力と才能の世界だから世襲制とは相入れないという訳でもないらしい。


父親が、野球部監督(高校の理事でもある)

その子息が、野球部長

記事では触れていないが、母親が寮母


つまり、中井家は「野球が家業」

寡聞にして聞いたことのないビジネスモデル。

監督はチームを何度も優勝に導いているから有能なんだろうとは思いますが、有能な個人につながる一族郎党が餌にありつくってさまは、悪しき中華の外戚政治体制と変わるところがない。


監督と部長が退任するらしいが(寮母はどうなったのかな?)ヒトノウワサモ75日と言わんばかりに「復帰の可能性」を匂わせる


何をか言わんや



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