2021年5月3日月曜日

さよなら レーニン

 


会社の寿命は三十年らしいから国家の方が多少は強固らしい。
見逃していた映画をアマゾンプライムで見つけた!
皮肉と哀愁の悲喜劇

歴史用語としては「ドイツ再統一」と言われますが、手続き的にも実態的にも「西に東が吸収」された形となった


口先で「対等の精神」と言っても食われる側には哀愁と憎悪が満ちる。

無論食ったサイドも無傷では済まない。

実勢を無視した通貨交換は西サイドの経済混乱を招いたし、東の困窮はネオナチの台頭とゼノフォビアを拡散して今に至る.....



ベルリンの壁瓦解前夜、主人公のガチガチのコミュニストである母親は心臓発作を起こし昏睡状態に

意識不明のまま八ヶ月が過ぎ、目覚めたものの...

様変わりしたベルリンを見せると再度発作を起こしかねないので、ベッドから立ち上がれないことを良いことに寄ってたかって、世界に冠たる「東の世界」を再現したフェイクを母親に見せることにした....


虚妄をいつ迄も見せ続ける訳にはいかず、優しい嘘は当然にいつかはバレる。

今世紀初め頃の大ヒット映画(倭国では洒落が分かりにくいから受けなかったみたい)


言ってみれば、今でも一部の国家で当たり前のように行われている「情報操作的洗脳」を家庭レベルに落とし込んで再現してみたら...というおはなし

教訓はおなじで、何時迄も騙し続けるわけにはいかない....


2021年5月2日日曜日

ドラフトデイ

 



プロスポーツ恒例の一大イベント。

他のスポーツのルールはよく知らないが、ことNFLに関してはこの映画を観た事もあるが、実に素晴らしい。


リーグ全体の発展を大原則に、32チームが七巡まで指名出来る。有力な新人は早めに指名されるが、早めの指名権は前年度の成績の悪さがもたらす....と同時に指名権のチーム間の交換もできる。

オタクの一位指名権とウチのQBの交換をしないか?...って



スーパーボウルを目指す戦いはコートの中だけではなく、会議室でも行われるのです。

今年のドラフト会議はクリーブランドです。

この映画の主人公もクリーブランドブラウンズのHCという設定。衰退する都市がフランチャイズのせいもあり、野球もフットボールも長年全く冴えないが、かかるが故に地元愛が凄まじいらしい。



今年の全体指名第一位権はジャクソンビル。カレッジフットボールの超有望QBを指名したそうです。

しかし、高順位で指名した選手が活躍するとは限らないところが実に面白いし、たしか指名順位でその選手の年俸が決まるはず。

サラリーキャップは厳格に決められているから、財力でハインズマントロフィーは買うわけにはいかない。




トムブレイディは最高のQB!...と言い切ってもいいが、そのひとりと半歩下がっておきますが、2000年のドラフトで六巡でやっと指名された、、あまり期待されていなかったということ。

それが大化けしたのです。

二十年間のキャリアで...

全てのシーズンを勝ち越し

地区優勝が17回

カンファレンス優勝が10回

スーパーボウル制覇が7回....チームの勝利とは言え、HCの戦略眼とQBの戦闘指揮能力で大体の勝負は決まる。



イチローさんは、、

トムブレイディがボストンのチームで大活躍していた同時期にMLBでさまざまな偉業を成し遂げましたが、彼もオリックス指名は四巡目。さほど注目もされていなかったということ。

しかし、なんといっても「無事是名馬」

様々な偉大なレコードの背景には物凄い自己鍛錬なりがあったのでしょう





この二人の実に面白い「交友」録...事実かどうかは疑問が多少ありますが(以下元記事の引用)

記事のタイトルは「偉大なるイチローの3090本目のスマッシュヒット」....トムには辛辣な、イチローには洒落たキャプションをつけるならこうなります。


....


2017年の春季トレーニング中のとある朝、イチローは携帯電話でテキストメッセージを見ていた。見知らぬ番号から送られてきたというメッセージについて、コーチ陣に話していたのだ。

いわく、その人物はイチローの番号をアレックス・ロドリゲスから聞いたと言い、ぜひ会ってストレッチ方法を学びたいと言ってきたという。1人のコーチが尋ねた。「そいつの名は何という?」

テキストメッセージの末尾までスクロールしたイチロー。「トム・ブレイディとかいうヤツらしい。トム・ブレイディって誰だよ」





2021年5月1日土曜日

プレイバック

 


カバー写真には本来は映画のシーンを使うのだが、フィリップマーローシリーズでこの作品だけは映画化されなかった。

作品の知名度にも劣るものの、この名台詞の認知度は多分一番かもしれない


↓

If I wasn't hard, I wouldn't be alive.
If I couldn't ever be gentle, I wouldn't deserve to be alive.


やさしい英語だが、小洒落た対句表現。

実際にアメリカンは日常的にかくもオシャレに会話するのかなあ。

アタシはアメリカ映画を相当に観ているから名文句もそれなりに知ってはいる。

ハリウッドには脚本家とは別にセリフ屋がいてしゃべりに磨きをかけるそうな...

レイモンチャンドラーは、ハリウッド人種のひとりでもあった。


この小説のラストあたりのこのマーローの台詞の素晴らしさの発見者は丸谷才一さんだそうだ。

そして発見者が忘れられた頃、野性の証明(角川映画)のセールストークで知名度は定着した。

しかしなあ.....


あの映画は薬師丸ひろ子の出演作だし、彼女の


お父さん、怖いよ。何か来るよ。

大勢でお父さんを殺しに来るよ。


.....のセリフは覚えている(無内容なCMのメッセージに過ぎないが)


しかし、主演の自衛隊隊員である高倉健さんが、タフだし優しいのも承知しているが、マーローのような都会的なソフィフトめいた雰囲気でもあるまいに...

ある種の知財侵害のような気がするけど、商魂だけのたくましさの男には気配りめいた優しさは持ち合わせないようだ。




この台詞の翻訳はいくつもあるが、最新版はハルキの翻訳である。

何故にこのように訳したかって講釈を後書きで縷々説明していて、本文を凌ぐ面白さ!

ミスフランスにはセーラー服が似合う

 

映画後進圏の小屋にやっとかかったもんだから先日足を運んだ。ロックダウンがもう少し早ければ、陽の目を見なかっただろう。

今回ばかりは「誰でもできる遅い対策実施」に拍手を送ろう!




僕はミスフランスになりたい!


いささか事前予想とは違った。

以前は観る前の事前予想を念頭に駄文を書いたが、ちょっと苦手な話だ。

ミスコンを知的に揶揄批判する映画ではないし、LGBT映画を期待した向きには当て外れ(だから批判的批評が多いのだろう)


前に書いた駄文を引用すれば

....

ヘテロセクシャリティとは「異性に対する性的な恋愛感情」のこと。

つまり客体が「異性」なんだからまず「自己性認識」が重要になる。
自己の性認識は如何に決まるか...

・身体的性(生物学的性)...染色体構造で決まる
・性自認...にも関わらず気持ちは「別の性」だと思い込んでいる
・性表現...最後になんでもいいんだけど、女装(男装)が好きでそのように振る舞いたいとか

....

順列組み合わせ的にいうと、身体的性がふたつとすれば、あとは中性を含め三種類...こんだけ多様な「性」を前提に、ヘテロセクシャリティ的な感情行動がおこなわれている...とすれば




主人公のアレックスは、身体的性についてはオスだと思っている。性自認もオスだし、クロスドレッシングの趣味もない。だからゲイでもないし、性転換の意思も同性婚をしたいつもりもない。

でもただただミスフランスになりたい!


なんなんだろうねえ...この映画って

単なる自分探し映画なんだろうなあ

それをフレンチ風に小理屈多く作ればこうなるということなんだ。


主役はユニセックスを売りにするモデルさんだそうです。

ユニセックスな美少年や美青年にはセーラースタイルがよく似合うのは、ヴィスコンティが「ベニスに死す」で証明済み。



禁酒令

 


一般的にはアメリカの20世紀初頭の禁酒法が有名だが、古今東西「禁酒」の制度のなかった国や地域は皆無に近く、その制度が上手くいった事例も...宗教的規範を除けば風景はよく似ている。

禁酒令は多くの場合酒類の「製造・輸送・販売」の規制で有り、消費=飲酒を規制するものではない。

作らず、運ばす、買わずして酒は飲めるものではない!とかは単なる理屈。

酒税法も同じようなロジックだったと思うが、近所の近所のおばちゃんが押し入れの中でつくって、孫娘がこっそり届けてくれた贈答どぶろくを美味しくいただくのは罪には問われない(味の当たり外れには我慢する)



正しかる創造主がヒトザルに与えたもうたのが酒であり、その濫用を耳元で囁くのが悪魔....理性ある司祭は斯様に説教をしていたはずだ。




日本仏教は寛容と言う名の融通無碍を生業としますから、宗派により多種多様。

不善戒として好ましくないとする一方で、天空の宗教都市の麓の蔵元には「般若湯」なるブランドまでがある。


本気で政権は禁酒令を出しているわけではなく、感染対策としてのやってます感でしかないように見える。

知見では、ヒトヒト感染は定説だが、サケヒト感染を唱えるのは未開地の呪い師くらいなもの。

酒に限らず禁止薬物の取り締まりは末端を叩いても効果は薄く、上工程の製造施設を壊滅させる事あるいは流通を堰きとめることとは常識。

アンタッチャブルもそうだし、フォーサイドのサスペンスでも

つまり蔵元に蔵出し停止要請、輸入通関の差し止め....につきるのです。

しかし、麻生さんは絶対にやらないだろうなあ。

酒税は蔵出しあるいは通関時が課税時期だし、消費税は流通の段階ごとに仮受と仮払の差額が支払対象。



けだし、黙々働き、ニコニコ課税

げにや恐ろしきは徴税権力なのです。



禁酒令にもメゲずに、路上飲みや下宿宴会をアホ呼ばわりするのはその通りだが、アタシの見立ては長丁場の閉塞感からくる不満の吐け口、つまり凡愚の衆生の叛乱の兆しなのよ


立て!餓えたるものよ 今ぞ日は近し ♫


紀州のドンファン 2

 


雨で外出が出来ません。
閑居し不善をなしてみる...つまり下衆の与太話
他人の懐中を詮索するのは君子のやる事ではないが、気取らずに言えば、他人の不幸(トラブルや醜聞)は蜜の味。
英語で気取って言えば、このドイツ語由来の表現になる。

taste of honey...なんてでは教養レベルが、、、しかし一般的にアメリカンに通じるかどうかはしらない。


あれから三年経ち...殺人事件として立件される見込みです。元妻が容疑者。

大富豪でもないが、そこそこの遺産があるようですから遺産相続の行方も興味深い...

つまり民事と刑事が絡み合う実に面白い展開なのですが、先ずは(大昔の知識のままですが大筋は間違っていないはず)....


被相続人には財産処分権の自由があるとともに立法政策上法定相続人と相続割合が決まっている。二つが衝突する際には遺留分制度で折り合いをつける...というのが相続法制の基本。


遺言書(ゆいごんではなくて...いごんが正しい)が突如出て来た!

田辺市に全額寄付と明記されており、一応遺言書の形式ではあるが、かなり疑わしい。

この真偽を巡って民事訴訟が進行中。提訴したのは被相続人の兄弟姉妹のようです。


以下ケーススタディ

真ならば、田辺市に十数億らしい財産が転がり込みますが、法定相続人である元妻に彼女が放棄しない限り遺留分相当は残ります(半分かな)

偽ならば、法定相続人の間で法定相続割合により配分されますが、大半は元妻へ、兄弟姉妹には多少。

元妻はどっちでも構わないが、偽のほうが遥かに嬉しい。


次の問題は刑事裁判の行方

被相続人を殺すような鬼畜には相続人の資格はない...もっともであり、これは相続欠格の代表例

殺人罪が確定すれば元妻の相続権は消滅し...兄弟姉妹に転がり込む...筈ですが、彼等には遺留分は認められないから、民事裁判の結果如何で運命は...


棚からぼた餅の田辺市もやきもきしているでしょうが、決着はいつになるやら....

アタマ良さげには見えない元妻ですが、代理人の腕次第。民事裁判の結果に関わらず、相当なファイトマネーが期待出来ますから最高裁まで徹底抗戦でしょう。



丸谷才一さんのこと

 大文学者のひとり...なんだと思います。

2011年に小説家として文化勲章の榮に輝く「珍しい」事例。今世紀は小説家の肩書で受賞したのはすべてメスザル...杉本、田辺、寂聴、河野、平岩(あと脚本家ですが橋田)
これからは男流作家と言わねばならないようだ。

しかし「文化の発達に関し勲績卓絶な者」を文化功労者のなかから選ぶことになっているが、文化功労者認定に関してはなにかとウワサが絶えず、ホンマに勲績卓絶かいな?という気がしてならない。

丸谷才一氏は芥川賞作家なんだが、さほどの作品を残したとは思えない。寡作の部類だからネームバリューある小説は一応読んだはずだが、殆ど記憶に残らないし、改めて読もうとも思わない。




彼が文化勲章受賞者に相応しくないとは思わないが、小説家ではなく文芸評論家ならば異論は唱えない。
後鳥羽院や新々百人一首は偉大だと信じて止まないし....実は彼は大のミステリーファンなのです。



まあこれだけ大衆娯楽本を耽読していれば、小説を書く暇はなかったに違いない。

まさしく、、片っ端から

三島由紀夫のようなミステリー大嫌いの耽美派作家もいますが、アタシのようにミステリー大好き耽美派読者もいるのです。


この評論集には、彼が取り上げた作家と作品一覧が索引としてついてます。

これをじっくり眺めるだけでも「傾向的」で、嬉しくなる。

本格派推理小説もさることながら、英文学修士らしく、ブリティッシュエスピオナージュがお好みのようだし、チャンドラーも無視しない。

アタシと同じでハルキの翻訳を誉めてますが、ハメットやヴァンダインはお好きではないみたい。

紀州のドンファン

 


....
紀州のドンと紀州のドンファンは別です。


砒素の次は覚醒剤か!
近畿のチベットにはなにかと不可解な殺人事件がインターバル的に発生します。

合理的な疑いを挟む余地のない程度の論証が出来ますかな?
殺人罪の容疑だから裁判員裁判ですよね。

抽選に当たらないかなあ(^.^)

高名な無罪請負人とかジンケンハ弁護士が代理人になるんだろうか


バラバラ死体とか惨たらしい証拠物はないだろうし....

未だに冤罪を訴える真須美死刑囚の時には、東京からわんさかマスコミが押し寄せて、毎晩暇なものだから、飲み歩きに食べ歩き。
これで和歌山ラーメンが全国的に名を売るチャンスとなったのよ。

....今回は?といいたいが、大阪(吉村)株の流入で迷惑してんだから、加えて東京(小池)株までは御免だわ!

メディアの皆さん、和歌山には来ないでください(仁科知事に代わりアタシからも)

怒鳴る度本再読

 怒鳴る度の四年間を語るこのノンフィクションは、約500頁のボリュームである。

正確に分量を測定したわけではないが、二割程度がチャイナウィルス関連の記述である事に驚く。

ウッドワードは、二番煎じみたいな著作を上梓したのはこのことを書きたかったということかな





どこでもそうだが、政治家に限らず専門家であっても内心と口先はまったく別の動きするようだ。

国民に不安や恐怖を与えてはいけないという「親切心」やら政治的な思惑とか証拠に基づく確実な事しか言うべきではないとか....

悲観的に考えているにも関わらず、口からは楽観的なことしか言わないのが本当に正しい行動様式かどうかには確信が持てない。

しかしそういう習性が一般的だという事は理解と解釈の妨げにはならないということは確からしい。


当時のメディアにしばしば登場したファウチ博士はCDCの所長ではなく「国立アレルギー感染症研究所」の所長だそうです。ふたつの組織の関係はよくわかりませんが、ファウチ博士は四十年近くその重責を担ってきた...には驚愕するしかない。

これらの組織の専門家の発信を受け止めるホワイトハウスサイドはNSCの補佐官であるが、事態の理解力は悪くなかったようだ。

2020年一月末の段階で「1917年のパンデミック」を思い浮かべていたと言われる。

さらにNSCの理解(あるいは直感または疑惑)は...


自分達だけが1917年の惨事を背負う気はさらさらない。

そうなれば経済を始めあらゆる面で不利になる。

そんな「邪悪な目標」があいつらにはあるのかも....


黒白はなんとも言い難いが、その後の展開を見れば、動機はさておき結果はそうなった....


初期の段階から感染対策組織のアクティビティはそう悪いものではなかったように思えます。

リーダーもそれなりに専門家の見解を尊重はしていたように思えます。

しかし、無神経で支離滅裂にやることなすこと口に出すことが猫の目的に錯乱する様では正しい理解も間違った行動を生むしかないってこと。

したがってリーダーシップの混乱が除去されれば、V字回復もあたりまえなんでしょう。





欧米のジャーナリストは、既に体系的構造的なチャイナウィルスの惨劇史の執筆を始めているだろうが、翻って倭国のジャーナリストは何をやっているのだろう。それどころではないということなのだろうが、かつては内務省がちゃんとした報告書を出した。

今どきはあてにならないし、公文書は改竄されることも知ってしまったが、何故にかくも惨禍が大きくなったのか?って未来のためにもちゃんと評価検証しておくですよ。