2021年5月1日土曜日

ミスフランスにはセーラー服が似合う

 

映画後進圏の小屋にやっとかかったもんだから先日足を運んだ。ロックダウンがもう少し早ければ、陽の目を見なかっただろう。

今回ばかりは「誰でもできる遅い対策実施」に拍手を送ろう!




僕はミスフランスになりたい!


いささか事前予想とは違った。

以前は観る前の事前予想を念頭に駄文を書いたが、ちょっと苦手な話だ。

ミスコンを知的に揶揄批判する映画ではないし、LGBT映画を期待した向きには当て外れ(だから批判的批評が多いのだろう)


前に書いた駄文を引用すれば

....

ヘテロセクシャリティとは「異性に対する性的な恋愛感情」のこと。

つまり客体が「異性」なんだからまず「自己性認識」が重要になる。
自己の性認識は如何に決まるか...

・身体的性(生物学的性)...染色体構造で決まる
・性自認...にも関わらず気持ちは「別の性」だと思い込んでいる
・性表現...最後になんでもいいんだけど、女装(男装)が好きでそのように振る舞いたいとか

....

順列組み合わせ的にいうと、身体的性がふたつとすれば、あとは中性を含め三種類...こんだけ多様な「性」を前提に、ヘテロセクシャリティ的な感情行動がおこなわれている...とすれば




主人公のアレックスは、身体的性についてはオスだと思っている。性自認もオスだし、クロスドレッシングの趣味もない。だからゲイでもないし、性転換の意思も同性婚をしたいつもりもない。

でもただただミスフランスになりたい!


なんなんだろうねえ...この映画って

単なる自分探し映画なんだろうなあ

それをフレンチ風に小理屈多く作ればこうなるということなんだ。


主役はユニセックスを売りにするモデルさんだそうです。

ユニセックスな美少年や美青年にはセーラースタイルがよく似合うのは、ヴィスコンティが「ベニスに死す」で証明済み。



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