映画後進圏の小屋にやっとかかったもんだから先日足を運んだ。ロックダウンがもう少し早ければ、陽の目を見なかっただろう。
今回ばかりは「誰でもできる遅い対策実施」に拍手を送ろう!
僕はミスフランスになりたい!
いささか事前予想とは違った。
以前は観る前の事前予想を念頭に駄文を書いたが、ちょっと苦手な話だ。
ミスコンを知的に揶揄批判する映画ではないし、LGBT映画を期待した向きには当て外れ(だから批判的批評が多いのだろう)
前に書いた駄文を引用すれば
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ヘテロセクシャリティとは「異性に対する性的な恋愛感情」のこと。
つまり客体が「異性」なんだからまず「自己性認識」が重要になる。
自己の性認識は如何に決まるか...
・身体的性(生物学的性)...染色体構造で決まる
・性自認...にも関わらず気持ちは「別の性」だと思い込んでいる
・性表現...最後になんでもいいんだけど、女装(男装)が好きでそのように振る舞いたいとか
....
順列組み合わせ的にいうと、身体的性がふたつとすれば、あとは中性を含め三種類...こんだけ多様な「性」を前提に、ヘテロセクシャリティ的な感情行動がおこなわれている...とすれば
主人公のアレックスは、身体的性についてはオスだと思っている。性自認もオスだし、クロスドレッシングの趣味もない。だからゲイでもないし、性転換の意思も同性婚をしたいつもりもない。
でもただただミスフランスになりたい!
なんなんだろうねえ...この映画って
単なる自分探し映画なんだろうなあ
それをフレンチ風に小理屈多く作ればこうなるということなんだ。
主役はユニセックスを売りにするモデルさんだそうです。
ユニセックスな美少年や美青年にはセーラースタイルがよく似合うのは、ヴィスコンティが「ベニスに死す」で証明済み。
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