2021年5月3日月曜日

さよなら レーニン

 


会社の寿命は三十年らしいから国家の方が多少は強固らしい。
見逃していた映画をアマゾンプライムで見つけた!
皮肉と哀愁の悲喜劇

歴史用語としては「ドイツ再統一」と言われますが、手続き的にも実態的にも「西に東が吸収」された形となった


口先で「対等の精神」と言っても食われる側には哀愁と憎悪が満ちる。

無論食ったサイドも無傷では済まない。

実勢を無視した通貨交換は西サイドの経済混乱を招いたし、東の困窮はネオナチの台頭とゼノフォビアを拡散して今に至る.....



ベルリンの壁瓦解前夜、主人公のガチガチのコミュニストである母親は心臓発作を起こし昏睡状態に

意識不明のまま八ヶ月が過ぎ、目覚めたものの...

様変わりしたベルリンを見せると再度発作を起こしかねないので、ベッドから立ち上がれないことを良いことに寄ってたかって、世界に冠たる「東の世界」を再現したフェイクを母親に見せることにした....


虚妄をいつ迄も見せ続ける訳にはいかず、優しい嘘は当然にいつかはバレる。

今世紀初め頃の大ヒット映画(倭国では洒落が分かりにくいから受けなかったみたい)


言ってみれば、今でも一部の国家で当たり前のように行われている「情報操作的洗脳」を家庭レベルに落とし込んで再現してみたら...というおはなし

教訓はおなじで、何時迄も騙し続けるわけにはいかない....


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