一般的にはアメリカの20世紀初頭の禁酒法が有名だが、古今東西「禁酒」の制度のなかった国や地域は皆無に近く、その制度が上手くいった事例も...宗教的規範を除けば風景はよく似ている。
禁酒令は多くの場合酒類の「製造・輸送・販売」の規制で有り、消費=飲酒を規制するものではない。
作らず、運ばす、買わずして酒は飲めるものではない!とかは単なる理屈。
酒税法も同じようなロジックだったと思うが、近所の近所のおばちゃんが押し入れの中でつくって、孫娘がこっそり届けてくれた贈答どぶろくを美味しくいただくのは罪には問われない(味の当たり外れには我慢する)
正しかる創造主がヒトザルに与えたもうたのが酒であり、その濫用を耳元で囁くのが悪魔....理性ある司祭は斯様に説教をしていたはずだ。
日本仏教は寛容と言う名の融通無碍を生業としますから、宗派により多種多様。
不善戒として好ましくないとする一方で、天空の宗教都市の麓の蔵元には「般若湯」なるブランドまでがある。
本気で政権は禁酒令を出しているわけではなく、感染対策としてのやってます感でしかないように見える。
知見では、ヒトヒト感染は定説だが、サケヒト感染を唱えるのは未開地の呪い師くらいなもの。
酒に限らず禁止薬物の取り締まりは末端を叩いても効果は薄く、上工程の製造施設を壊滅させる事あるいは流通を堰きとめることとは常識。
アンタッチャブルもそうだし、フォーサイドのサスペンスでも
つまり蔵元に蔵出し停止要請、輸入通関の差し止め....につきるのです。
しかし、麻生さんは絶対にやらないだろうなあ。
酒税は蔵出しあるいは通関時が課税時期だし、消費税は流通の段階ごとに仮受と仮払の差額が支払対象。
けだし、黙々働き、ニコニコ課税
げにや恐ろしきは徴税権力なのです。
禁酒令にもメゲずに、路上飲みや下宿宴会をアホ呼ばわりするのはその通りだが、アタシの見立ては長丁場の閉塞感からくる不満の吐け口、つまり凡愚の衆生の叛乱の兆しなのよ
立て!餓えたるものよ 今ぞ日は近し ♫
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