偽作者は何時も何処にでもいる。
被曝二世らしい難聴の作曲家のスキャンダルは、未だに話題になる。
しかし、文筆の世界、とりわけ物書きを本業としない政治家、タレント、アスリートの著作はまずもって、代作者がいる。
音楽にしても弟子が代理作曲するのは当たり前。
学者先生の論文も然りとなれば、真作と何が信じられるのか?
かのモーツアルトさんのレクイエムだって、某貴族の代作依頼品。未完成のまま彼が逝去したから、表沙汰になっただけである。
ところで、絵画世界は贋作者は横行するが、代作者は寡聞にして聞き及ぶ事は少ない。工房システムだと親方の名前で世に出るが、これはそういうことだということで、代作という事でもなさそう。
詰まる所、実に面白いと思うのは、芸術形式で偽作の方向性が違うという事実。普通の偽作噺なんか面白くもなんともないが(笑)
ポップアートの嚆矢というべき、ウォルターキーンの大きな眼の少女は、一世を風靡したが、実は妻のマーガレットの作品だった。60年代始めは、ダイバーシティとは無縁で、嫁しては夫に従う時代。日曜画家ですらない夫だが、舌先と度胸だけのマーケティングの才能には恵まれ、セレブの一角に名を成すに至る。
しかし、嘘に耐えられなくなったマーガレットは、実作者であると裁判に訴える。なんともまあ抱腹絶倒な公判風景。
エイミーアダムスは名女優さんでもないが、不思議と作品に恵まれ、クリストフヴァルツは達者な演技で安心して見てられる、ティムバートンワールド。
これは必見です!
マーガレットは、著作権が欲しくて裁判に訴えたわけでもない。ダメ夫の奮闘がなければ、ビックアイズな作品は世間に出る事は無く、余生を好きな絵を描いて過ごすこともなかっただろう。
そう言えば、あの代作作曲家は、メディアで売れっ子らしい。
万事塞翁が馬なんですなあ(笑)
http://eiganetabareyokoku.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_8aa/eiganetabareyokoku/big-eyes-1st-photo_01.jpg
2015年1月31日土曜日
2015年1月30日金曜日
IT社長さんは「リスト型アタック」を防止できるか?
インターネットで世界中とつながっているWEBサイトはいつ「辻斬」にあっても
おかしくない。
サイトが脆弱であれば、サイトサイドに文句も言えるが、この攻撃方法だと
IDとPWの設定の仕方で被害に合う。
このアタックのポイントは、他にサイトで使用されている「IDとPW」を入手し、
それを用いる点にある。
全てのサイトにアクセスする際のIDとPWを「全てユニーク」にしているような
賢明な利用者はまずいない・・・っていうか、利用しているサイトの数がそこそこあり、
全てユニークなんかできっこないってことにある。
シマンテックの調査(利用サイト数)だと・・・
4箇所以下:26%
9箇所以下:29%
19箇所以下:24%
ちなみにIT社長さんですが・・・・
沢山ありすぎて覚えていません(苦笑)
この調査でも一割程度は「不明」と回答しているようです。
常時利用するサイト(金銭的被害発生の可能性あり)だけでも・・・
上記の「24%」ゾーンです。
従って、ある程度はユニークにしていますが「完全」は・・・無理(きっぱり!)
幸いにして、メールアドレスをIDにするようなワキの甘いサイトは
使っていません。
このようなサイトは、結果的にPWだけの「一点認証」に過ぎず、危険極まりない。
通販サイトなんかに多いですねえ。
銀行系は、ID・PWは完全ユニークにしています(偉いでしょう!)
それに二次暗証番号方式も採用しています。
交通系も同様ですから、勝手に新幹線予約をされるリスクは少ないし、
予約した時点でアラートが鳴ります。
クレジット系もユニークです。それに「画像認証」なんか面倒なものを導入しています。
問題はめったに使わないサイト・・・そもそもIDもPWも覚えていないし、
登録したかどうかも定かではない。
まあ、最後はカード決済になるので、こまめに「利用実績」確認をやってますので
被害にあえば、即座にディフォルト!!
当然WEBサイトも、頻繁にノックします。
だから、サイトサイドもあんまり面倒なプロテクトをやってほしくない。
許しがたいのは・・・
大文字小文字認識(たいてい入力ミスをやらかす)
特殊記号必須(スマホだと入力が面倒)
副次認証システム(中身次第ですが・・・)
頻繁なPW変更と履歴管理(頻繁に変更する効果は低い)
2015年1月29日木曜日
「マイナンバー」と言う以上は自分で選びたい!
今年の秋頃には全員に「マイナンバー」の連絡が来るようです。
12桁ですが、実質は11桁(最後の一桁はチェックデジットになるはず)となるだろう
とIT技術者としては当然に予想します。
夫々の住民票の番号から一括自動生成するみたいですが、
気に入らない番号だから変更してほしいっていうワガママは通用しない。
縁起のいい番号が当たれば生涯が幸せな気分になる(笑)
どういうアルゴリズムで数字を生成するのかわからないが、
続き番号や同一数字の羅列なんかは排除するように仕組むと思います
どうしても変更したければ「漏洩して不正使用の危険がある・・!」と申し出るしかない。
一生使う番号なんだから「個人要望」を聞き入れてもいいと思うのですが、
支障がありますかねえ?
任意の11桁の番号をオンラインで申請する(チェックデジットは自動生成)
4桁以上の続き番号(降順・昇順とも)は不可
4桁以上の同一番号も不可
この条件で重複が発生しない限り、マイナンバーとなる
規格違反や重複あるいは希望しなければ「自動生成番号」がマイナンバーとなる
このようにすれば、斯様な無機的な制度も少しは親しみを持ってもらえると思うし、
オンライン申請の仕組みを作るくらい、ホスト時代のトランファーBMP方式だと
大したことじゃない。
翻って、スポーツの世界の個人番号(背番号)は、制約はあるものの選択の幅があるから
まだましだ。
永久欠番に敬意を払い、「絶対に使いたい」ってこれは理不尽なワガママ
一定の数字枠の範囲にとどめているルールは尊重する
スポーツビジネスとして完成度が高いほど、この辺のルールも洗練されている。
NFLであれば、ポジション別に背番号枠が決まっている。
それに引き換え・・・・
倭国のサッカーのナショナルチームの「10番」って実質スポンサー企業の持ち物らしい。
だから、別の企業と契約していれば、絶対に背負うことができない(・・・らしい)
ネーミングライツというほど契約で守られたものではないが、
意を忖度するということは有りげなことです。
2015年1月28日水曜日
世界三大ガッカリ・・・・
あの一月二十八日がやってきました。
熱しやすく冷めやすい民度からすればすでに忘れた話だし、終わったこと・・・
だと思うと間違いなのです。
普通は、科学研究史上三大不正事件と言われる。
ベル研究所のシェーン事件
韓国人ES不正論文事件
STAP細胞事件
観光名所に出かけたが、イメージと違って残念・・・というレベルではなく
人類の明るい未来を裏切った犯罪的行為である。
その意味で言えば、シェーン事件は徹底的なプロセス追求がなされた。
不正を行った若き「英雄」は、研究社会から追放され、聞くにただのサラリーマンをやっているらしい。
その後、超伝導に関しての研究がどうなったのか知らないが、画期的な進展を
ここ十年聞いていない。
もしかしたら、研究領域全体を不毛化させるような不幸な事件だったのかもしれません。
韓国の事件
これは、刑事事件にまで発展しました。
しかし、有りげな話ですが「長年の科学への貢献」に鑑み、執行猶予付き有罪。
当人は反省したのかどうかよくわかりませんが、新興国で今だに研究に従事しているようです。まさかマッドサイエンティストに化したわけでも・・・(笑)
まあ、国家をあげて狂騒的に持ち上げた体質は今も変わりませんので、
サルでもできる反省や歴史に学ぶという授業料が生かされているようには全く思えません。当時、研究成果に疑問を呈した方々は売国奴呼ばわりされたらしいが、有りげなことです。
さて「割烹着のうら若きリケジョ」の画期的な論文
あの衝撃的な記者発表から一年。
今だによくわかりません。
須田桃子さんの「捏造する科学者」を精読しました。
彼女は新聞社の科学記者です。
奇しくも小保方の母校の先輩修士様らしい
社会部ではなくて科学部の記者ですから、憶測ではなく事実しか書いていない、
その意味でゲスな興味期待には「面白くはない」のですが・・・
いくら行間を読んでも「5W1H」の全体像が伝わらない。
多分、一番隔靴掻痒なのか著者自身だろうと思います。
STAP現象(細胞)有無は所詮分からない。
少なくとも再現実験では確認が出来なかった・・・かといってそれは不存在の証明にはならない。そもそもそのようなこと目的ではない。
論文に不正あるいは捏造があったこと確からしい。
しかし・・・
誰が
いつ
どこで
なんのために
どのように
が闇の中。
前述の「伝わらない」という表現は不正確だ。
証明とまではいかなくとも、疎明程度は可能だ。
論文を撤回したから、もういいってことではないはずだ。
根本原因を追求し再発防止策講じないと過ちが繰り返されるとは失敗学の
第一歩だろうって、素人でもわかる。
少なくとも「未熟」って便利な言葉で片付けられるとは思えにくい。
真の原因を明らかにしたくない勢力がいるらしい。
ある程度実証できた仮説は実用化まで長い時間がかかるので、期待値さえ得られれば今後の科研費は約束されたようなものだって考えますよねえ。
結論ありきで不都合な事実から目を背けるってありがちなこと。
いわゆる「権威・一流」という虚妄に騙されやすい。
なんだか・・・いずこもおなじ 秋の夕暮れって感じですねえ(笑)
知的で誠実であることはかくもむつかしいことなのです。
しかし、インターネットがなければ、捏造の発覚は遥かに遅れ、
致命的且つ甚大な損害を科学の世界に与えたと思えば、唯一無二の成果物は
ICTによる真実らしさの探求の迅速さ
だった。
2015年1月27日火曜日
邏卒も人の子とはいえ・・・
なんでもありの「ナニワ」で起きた事件だからでしょうか、
それとも中東話題で沸騰しているからか、
はたまた「この程度ではニュースではない」からか・・・
現職警察官が交際相手を殺害
タブロイド風に言えば「痴情のもつれ」
しかし、報道で知るかぎり、悪いのはこの警察官のほうで
被害者は気の毒としかいいようがない。
独身だと騙されていただけでなく、命まで・・・(合掌)
警察官による「殺人事件」の過去事例を見れば・・・
さすがに「不祥事」は多々あれども、殺人事件のたぐいは少ない。
最近では、同僚の婚約中の警察官を殺害し、自殺した事件があった。
無理心中のようです。
これは未だに記憶しているが、女子大生を殺害した制服警官
この事件で清泉女子大って大学があることを初めて知った。
世間に与えた衝撃も凄まじく、警視総監が引責辞任する事態となった。
勤務中の事件で制服姿で事に及んだ
殺人のみならず強姦までも
稚拙ながら隠蔽工作も行った
一方的なストーカー的衝動
社会の寧安を守るべき醜の御楯ともなるべき制服警察官が・・・
末世でもありえない事件である。
当時の刑事事件(永山基準に従い)ですので「無期懲役」の判決。
今ならば、裁判員裁判で死刑判決でもおかしくない。
さて今回は・・・
本部長のクビが飛ぶのかどうかは分かりませんが、
所属課(地域課のようです)の課長や署長はお気の毒です。
部下の不倫を察知していなかったってことで管理不行き届きということでしょう。
大阪府警本部長は、筆頭格のポストのようで、現場組織では警視総監につぐランク
無事に勤め上げれば、警察庁の主要局長なんかに異動するようです。
今の本部長は・・・・
なんと、今年の一月二十三日に就任ですよ!
福岡県警本部長から異動(栄転ですねえ)
まだ着任していないかも・・・
しかし被疑者が逮捕されたのは二十五日(事件発生は二十四日)
取り立てての人事処分はなさそうですが・・・
2015年1月26日月曜日
ブライアン・ミルズ、あるいは「96時間のレクイエム」
彼の「職歴」が明確に語られたかどうかは・・・三作通じても明確ではない。
第三作で、敏腕刑事は「経歴不詳」であることを捜査陣に説明するにとどまる。
しかし・・・CIAの元エージェントであったことは・・・
卓越した「ウィータボーディング」の腕前からも明らかである。
そういえば、デンゼル・ワシントンも、ある映画で、得意気にこの「拷問」の
効果的なやり方を説明していました。
たしか「デンジャラス・ラン」という邦題で、元CIA工作員の役だった。
この「拷問」の効果性は、簡単且つ速やかな溺死感覚に誘導できる点にあり、
通常の苦痛を与える拷問では実演できない「死への恐怖」体験にある。
事前の十分な訓練をしていないと簡単に溺死する錯覚に陥り、
死の恐怖で短期間に自白を強要できるとされている。
彼の「96時間」シリーズは、お手軽なアクション映画だし、
家族との愛情物語ってモチーフもあり、三作共大ヒットしました。
第三作で、別れた妻が殺されてしまったので、愛娘との家族愛だけじゃモチーフとして弱い。
娘さんは妊娠したようですので、元CIA工作員が可愛い孫のために大活躍・・・じゃねえ(笑)
残念ながら、これで打ち止めでしょう。
この「尋問」方法は、スペインでの異端審問での自白強要方法を嚆矢とするようですが、
さすがに効果的な方法であったらしく、あちこちで採用されたと言われています。
しかしながら、実際に登場する事例は少なく・・・
あの傑作「ゼロ・ダーク・サーティ」でも拷問シーンはあるが、ウオーターボーディングでは
なかったと記憶している。
小説では「火刑法廷」が有名。
頑強に自白しないブランベリエ公爵夫人が、最後に屈したのがこのウォーターボーディング。
そのやり方は、CIA方式とは少し違うようです。
漏斗を口に突っ込んで水を流しこむというやり方のようで、あまりエレガントではない。
一般的に「傷が一切残らない」尋問方法はなにかと便利だということは、
警察小説にも度々登場します。
アメリカ政府は、身体を損傷しない以上は「拷問ではなく強度の尋問」であり、
ジュネーヴ条約(拷問の禁止)に違反しないとうそぶいているようです。
まあ、理屈と膏薬はどこにでもって思うのですが、この方法は別にアメリカンの専売特許でもない。
2015年1月25日日曜日
歌姫が「紅白」に出場したわけ
宴会、艶会、縁会
卓越した現代倭語駆使能力
ある時は妖艶に、又は滑稽なメロディーライン
童女のように、淑女のように、魔女のように歌いかける。
同時代に「歌姫」と遭遇出来た僥倖を如何に伝えるべくか?
・・・ということで、「縁会 2012-2013 劇場版」の鑑賞にいそいそと有楽町まで。
日曜日の一回目。
満席立錐の余地なく・・・・とは思っていませんが、ちょっと客筋が?
大体において、インターミッションで男性トイレが前立腺に問題ありげな紳士で
長蛇の列ができるのがコンサートの常。
今回も上映途中で、トイレに駆け込む御仁が散見されますが・・・
そうか!
年末年始の海外旅行を辞めてまで、紅白に出演したのは、このプロモーションかあ
毎度は見かけない朝ドラファン風なオバさんが結構います。
まさか「麦の唄」を歌うと思ったのか(笑)
この劇場版は、2013年1月の国際フォーラムのコンサートですがな。
CDは発売と同時に買いました!
なんせ、元会員番号シングルを標榜するファンですから
ライブで見たかったが、どうせ天井桟敷しかとれないし・・・・
堪能しましたねえ。
バックミュージシャンの編成も面白い。
お馴染みの宮下、杉本、そして坪倉のコーラス隊はさておき、
ヴァイオリンの石橋尚子さんが参加してます。
なんだか、主役を喰ってしまったみたい(笑)
凄いピンヒールのパフォーマンス。
やっぱり、DVDも買おうかなあ・・・・
卓越した現代倭語駆使能力
ある時は妖艶に、又は滑稽なメロディーライン
童女のように、淑女のように、魔女のように歌いかける。
同時代に「歌姫」と遭遇出来た僥倖を如何に伝えるべくか?
・・・ということで、「縁会 2012-2013 劇場版」の鑑賞にいそいそと有楽町まで。
日曜日の一回目。
満席立錐の余地なく・・・・とは思っていませんが、ちょっと客筋が?
大体において、インターミッションで男性トイレが前立腺に問題ありげな紳士で
長蛇の列ができるのがコンサートの常。
今回も上映途中で、トイレに駆け込む御仁が散見されますが・・・
そうか!
年末年始の海外旅行を辞めてまで、紅白に出演したのは、このプロモーションかあ
毎度は見かけない朝ドラファン風なオバさんが結構います。
まさか「麦の唄」を歌うと思ったのか(笑)
この劇場版は、2013年1月の国際フォーラムのコンサートですがな。
CDは発売と同時に買いました!
なんせ、元会員番号シングルを標榜するファンですから
ライブで見たかったが、どうせ天井桟敷しかとれないし・・・・
堪能しましたねえ。
バックミュージシャンの編成も面白い。
お馴染みの宮下、杉本、そして坪倉のコーラス隊はさておき、
ヴァイオリンの石橋尚子さんが参加してます。
なんだか、主役を喰ってしまったみたい(笑)
凄いピンヒールのパフォーマンス。
やっぱり、DVDも買おうかなあ・・・・
我が家に「銀行マン」がやってきた・・・・その後
彼女と「ディランティ」との出会いはあまりにドラマティックすぎるのですが、
その名器をひっさげて、デヴュー40週年コンサートとやらで東奔西走のようです。
ロバさんの耳には、名器と駄楽器の区別も危なく、下衆な勘ぐりしか思わない(苦笑)
一体いくらしたんですかねえ?
銀行の融資条件って・・・?
2002年に購入したはずですから、どれくらい返済したんでしょうか?
当時はまだ「動産担保融資制度」は一般的じゃなかったが・・
日本人バイオリニストでも、かのストラドをお使いの方は多いのですが、
多くは(諏訪内、川井、五嶋・・・)は、貸与品。
億単位の資金を工面し自己所有でって・・・演奏家の心意気ってもんでしょうか。
2010年7月に大阪のシンフォニーホールで、彼女の「バッハ無伴奏全曲演奏」を聞いてます。
なんちゃって「音楽の旧約聖書」と呼ばれる名(難)曲
それも全曲演奏なんて、聞き逃してなるものか・・・・
当時のブログを見るに・・・「ところで音楽の新約聖書ってなんなの?」
まさか、イザイの「無伴奏ソナタ」のことじゃないですよね
これまた、全曲演奏はめったにあるもんじゃないですから、いそいそと某ホールに
出かけました。
400名程度の小ホールです。
満席で補助椅子まででてました。
名門お嬢様女子大がネーミングライツをお持ちのようです。
コロシアム形式で、マホガニーが枯れてきて、音響がますますよくなるような・・・
この前に来た時は、前橋汀子さんトリオだった。
この楽器をソロ的に演奏するには一番手頃なホールのように思えます。
ピアノソナタの場合は「無伴奏」って言わないが、バイオリンやチェロはその形容詞がつく。
ピアノは、オーケストラの音域を十二分にカバーできるってところで独立楽器という
位置づけだということでしょう。
イザイは、19世紀から20世紀前半に活躍していますから
この曲も(傾向的には)ロマン派的から現代音楽的な色彩が色濃く出つつ有ります。
演奏は素晴らしい超絶技巧。
音楽そのものは、端正で堅牢で音楽性豊かな「古典派」大好き人間からすれば、
いささか「新約聖書」の雅称を与えるまでには至らない。
千住真理子さんは、そういう気持ちを察したのでしょうか(笑)
アンコールは、バッバのパルティータでした。
2015年1月24日土曜日
鉢の木・・・・再考
公式DVDを眺めております。
何度見てもどう贔屓目に見ても下手ですねえ・・・(苦笑)
本当にプロとアマの間には越えがたい溝がある。
演目への理解と講釈というか薀蓄には負けないが、そんなことは負け惜しみ。
上野の国の佐野のあたりに逼塞する鎌倉御家人の苦難と復権の物語
地名の連想からか
駒とめて 袖打ち払う かげもなし・・・
なんて定家の名吟が登場する。
万葉集に収録される本歌では、降るのは雪ではなく雨。
場所も大和路。
万葉集の収録歌を下敷きにしていると解説には必ず書いていますが、
実のところは源氏の「東屋」にも引用されているので定家は孫引きを行ったのではないか
と思われます。
薫大将が宇治辺りまで浮舟を拐かしにやってきた9月中旬の頃にも雨が降っていた。
晩秋の季節ですから、雨から雪に移し替えるのは奇矯なことでもない。
和歌集に収録された歌は、配列の流れの中で鑑賞するのが王道ですので
元歌のように、旅の途中の気象変化へのたじろぎだと思うのは正鵠を得ていない。
薫のように色恋沙汰が背景にあるはずだ。
定家の歌は新古今(第六巻冬歌)に収録されていますが、
だんだん雪深くなる風景の中で、雪をおしてオンナに会いにゆくモチーフも
描かれる。
王朝文学の広がりというのはそういうもので・・・
万葉集 源 氏 定 家 鉢の木
---+---+---+---
無 季 秋 冬 冬
大 和 宇 治 大 和 上 野
雨 雨 雪 雪
旅 密 会 密 会 旅
この定家の歌は本歌取りのお手本とまで言われる名歌だそうですが、
どっこい、この謡曲の作者もそれなりに手のこんだことをやってます。
しかし、このような技法はある意味で「仲間内の楽屋オチ」めいたものがあり、
マフィア社会的な産物でしかないと思われるのが昨今。
蝸牛庵的には「知の劣化」なんですが・・・まあサイレント・マイノリティ(苦笑)
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