2015年1月28日水曜日

世界三大ガッカリ・・・・



あの一月二十八日がやってきました。
熱しやすく冷めやすい民度からすればすでに忘れた話だし、終わったこと・・・
だと思うと間違いなのです。

普通は、科学研究史上三大不正事件と言われる。

ベル研究所のシェーン事件
韓国人ES不正論文事件
STAP細胞事件

観光名所に出かけたが、イメージと違って残念・・・というレベルではなく
人類の明るい未来を裏切った犯罪的行為である。
その意味で言えば、シェーン事件は徹底的なプロセス追求がなされた。
不正を行った若き「英雄」は、研究社会から追放され、聞くにただのサラリーマンをやっているらしい。
その後、超伝導に関しての研究がどうなったのか知らないが、画期的な進展を
ここ十年聞いていない。
もしかしたら、研究領域全体を不毛化させるような不幸な事件だったのかもしれません。

韓国の事件
これは、刑事事件にまで発展しました。
しかし、有りげな話ですが「長年の科学への貢献」に鑑み、執行猶予付き有罪。
当人は反省したのかどうかよくわかりませんが、新興国で今だに研究に従事しているようです。まさかマッドサイエンティストに化したわけでも・・・(笑)
まあ、国家をあげて狂騒的に持ち上げた体質は今も変わりませんので、
サルでもできる反省や歴史に学ぶという授業料が生かされているようには全く思えません。当時、研究成果に疑問を呈した方々は売国奴呼ばわりされたらしいが、有りげなことです。

さて「割烹着のうら若きリケジョ」の画期的な論文
あの衝撃的な記者発表から一年。
今だによくわかりません。
須田桃子さんの「捏造する科学者」を精読しました。
彼女は新聞社の科学記者です。
奇しくも小保方の母校の先輩修士様らしい
社会部ではなくて科学部の記者ですから、憶測ではなく事実しか書いていない、
その意味でゲスな興味期待には「面白くはない」のですが・・・

いくら行間を読んでも「5W1H」の全体像が伝わらない。
多分、一番隔靴掻痒なのか著者自身だろうと思います。

STAP現象(細胞)有無は所詮分からない。
少なくとも再現実験では確認が出来なかった・・・かといってそれは不存在の証明にはならない。そもそもそのようなこと目的ではない。
論文に不正あるいは捏造があったこと確からしい。
しかし・・・

誰が
いつ
どこで
なんのために
どのように

が闇の中。

前述の「伝わらない」という表現は不正確だ。
証明とまではいかなくとも、疎明程度は可能だ。
論文を撤回したから、もういいってことではないはずだ。
根本原因を追求し再発防止策講じないと過ちが繰り返されるとは失敗学の
第一歩だろうって、素人でもわかる。
少なくとも「未熟」って便利な言葉で片付けられるとは思えにくい。


真の原因を明らかにしたくない勢力がいるらしい。
ある程度実証できた仮説は実用化まで長い時間がかかるので、期待値さえ得られれば今後の科研費は約束されたようなものだって考えますよねえ。
結論ありきで不都合な事実から目を背けるってありがちなこと。
いわゆる「権威・一流」という虚妄に騙されやすい。


なんだか・・・いずこもおなじ  秋の夕暮れって感じですねえ(笑)


知的で誠実であることはかくもむつかしいことなのです。
しかし、インターネットがなければ、捏造の発覚は遥かに遅れ、
致命的且つ甚大な損害を科学の世界に与えたと思えば、唯一無二の成果物は

ICTによる真実らしさの探求の迅速さ

だった。



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