晴嵐
晩鐘
夜雨
夕照
帰帆
秋月
落雁
暮雪
風景評価様式は、東洋的には八景を嚆矢とし、止めを刺す。
しかし、なんとか八景といっても、いまやなんのこっちゃ(笑)
読み込まれた風景ー地名に、すでに景勝がなく、愛でるべき景色もない。
通常、八景とは、上記の八つを言いますが、一部は死語に近い。
夕暮に空ゆく鳥も、いまや無粋な鴉ども、鐘の音を聞くこともない。
昔は、大阪ラジオ局で、夜の十時に、、、身を尽くしの鐘の音
・・・・良い子のみんなは、早くお家に、、、
昭和も遠くなったものだ。
さて、さまざまあれど、一番有名なのは、近江八景。
でも、八つの地名を言える人ってまずいない。
ということで、文科系的語呂合わせの覚え方。
のせたから
さきはあわづかただのかご
ひらいしやまやはせらせてみい
狂歌ですが、蜀山人の快作らしい。
カゴ屋の主人から、八景を折り込んだ歌を作ればカゴちんをタダにすると言われ・・
乗のせた(瀬田)からさき(唐崎)は、粟津堅田(あわづかただ)の籠
比良石山矢橋(ひらいしやまやはせ)らせて三井(みい)
座布団三枚ですねえ。
これくらいの言葉遊びが、あたりまえにようにできないと日本語は衰退します。
そういうことで、話芸って和芸です。
更にエピソードは続きます。
八景を俳句で読んでくれれば、さらに・・・(負けのこんだ素人賭博師ですねえ)
蜀山人、慌てず騒がず・・・・
七景は 霞に隠れ 三井の鐘
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これって、落語のまくらみたいですので、史実ではない
本当は、加賀の千代女の作品
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