2014年5月10日土曜日

隠居老人心得帳



鋼鉄の肉体とはいえ、そのうちには膝が悪い・肩が凝る・・・
冷酷な精神も、最近は泣きつかれるとすぐによろける。
いけませんなあ。そろそろリタイアを考るころは・・・

しかし「余生」なんて言葉はエレガントではない。
人生のルネッサンスだと思い込めば、なんだか生きていることが嬉しくなる。
24時間の全ての時間が自分でコントロールできるというか


・・ということで、あちこちで「日々の心得」を探している。
WEBは、かような高齢者の将来を生きる糧としてはまだまだ未熟でろくなネタが無い。
所詮は「空虚な洞窟」


・・・ということで、アナログで探しだした老後に参考になる「高度な知的財産」です



蝸牛庵風な隠居老人心得帖


・即起(ダラダラと惰眠を貪らない)
・作務(炊事洗濯野良仕事・・・作業=修行)
・夜不出門(得ることのない夜遊びに誘わないでね!誘惑に負け易いもんで・・)
・習字(毛筆は苦手なんで、独りよがりな駄日記でも・・)
・読書(論評なし)
・静座(寝る前には、今日一日を反省し、生あったことに感謝)

→ この程度は、ちょい頑張ればできそうだなあ

・勤倹(粗餐粗食、飲酒を控え、質素に暮らす)
・居敬(誰にでも敬意をもって謙虚に接する)
・慎独(人が見ていなくても己を持して慎む)
・謹言(言葉を慎む)

→ かくありたしと「思い」だけは持ち続けようっと(苦笑)

・刻々留心(何事にも興味を持ちよりよくなる様に知恵を出し工夫を行う)
・跡無工夫(自分の功を誇なず、死しても名を残すなんて未練なし)

→ これっていまでやってるよ(笑)

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ネタ本は「不東庵心得」です。
生臭い政治の修羅場から静謐な隠遁生活風に巧みに転じても、
風韻豊かなるにはこの程度の知的水準が必要だということです。
これ自体が御勉強になるが、貴族の血脈とはかくなるものか(ペコリン)




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