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而シテ 武力ナル物ハ 艦船兵器等ノミニアラズシテ、
之ヲ活用スル無形ノ實力ニアリ。
百發百中ノ一砲能ク百發一中ノ敵砲百門ニ對抗シ得ルヲ覺ラバ、
我等軍人ハ 主トシテ 武力ヲ形而上ニ求メザルベカラズ。
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なんとも古風な書き出しで・・・
有名な「連合艦隊解散の辞」の一節で、後世物議をかました部分。
日記タイトルは、結語です。
なんにしても、秋山真之参謀の手にかかるといわれ、さすがに名文です。
平明に訳すると・・・
今回は、この文章に感動したアメリカ大統領の命による英訳版ですが・・(笑)
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This strength does not consist solely in ships and armament;
it consists also in immaterial ability to utilize such agents.
When we understand that one gun which scores a hundred per cent of hits
is a match for hundred of enemy’s guns each of which scores only one per cent
it becomes evident that we sailors must have recourse
before everything to the strength which is over and above externals.
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これまた古風な英語で、原文以上に意味不明(苦笑)
いじわるなしで現代語訳をご紹介すれば・・・
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ところで、戦力というものは、ただ艦船兵器等有形のものや数だけで定まるものではなく、
これを活用する能力すなわち無形の実力にも左右される。
百発百中の砲一門は百発一中、
いうなれば百発打っても一発しか当たらないような砲の百門と
対抗することができるのであって、
この理に気づくなら、われわれ軍人は無形の実力の充実
すなわち訓練に主点を置かなければならない。
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注:(WEBの引用)
積年の疑問がありまして・・・つまり
百発一中の砲百門と百発百中の一門が戦えば、どっちが勝つ?、
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常識的には、近代戦においては、物量がすべてである。
といっても、ベトナム戦争やアフガン戦争を見ているとその常識がくつがえる・・・
確率の悪い百門と精度の高い一門が同時に打ち合えば・・・
少なくとも、前者は99門は残り、後者の唯一の一門は破壊される・・・はず
一門ずつ百回戦っても、最初の一門が当たれば、それでゲームセット
最後の一門が当たれば、僅差ですが勝ちは勝ち。
よって、答えは簡単・・・のようですが、ホンマかしら。
後世、井上成美は、東郷は算数もできないと罵倒し、過度の精神主義を批判したのです。
それは、一面正しいのですが、弱肉強食の国際政治において、
国力が乏しく、十分な戦力を具備できそうもない倭国にとっては、
トレーニングしか、戦力を高める方策がなかったのも事実。
行間から哀しい当時の国力の限界を感じ取ってあげるのが、正しい歴史認識かもしれません。
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