2014年5月15日木曜日
難度の高い争い
1)ケイト・ブランシェット(ブルージャスミン)
2)メリル・ストリープ(8月の家族たち)
3)ジュディ・デンチ(あなたを抱きしめる日まで)
4)サンドラ・ブロック(ゼロ・グラビティ)
5)エイミー・アダムス(アメリカン・ハッスル)
俳優が演じるキャラクターは様々であるが、
女優の場合はどうしても幅の広がりが苦しい。
多岐多様なな役柄って作りにくく、似たり寄ったりめいたことになる。
86回主演女優賞のノミネートは、以上の五名
エイミー・アダムスなんかどうしてノミネートされたんだ?
エマ・トンプソン(デイズニ-の約束)のほうが絶対に上です。
英国風味ばかりがキツくなることを嫌ったのかしら?って思うのですが、
案外、お子様映画専門製作会社なんかに・・・っていうアカデミー会員の偏見というのが正鵠を得ている。
たった一人で宇宙空間からの帰還を果たす宇宙飛行士ってひねりの効いた役柄は、
ノミネート効果までは期待可能だが、オスカーまでには届かない。
所詮、大根役者ですから(笑)
そうなれば、毎度代わり映えのしない大(名)女優の揃い踏みという予定調和。
しかし、力作揃いですねえ。
あやめかきつばたで順番がつけにくい。
https://www.youtube.com/watch?v=i9c-lmW-FYc
https://www.youtube.com/watch?v=Y2_K9fCO30I
https://www.youtube.com/watch?v=8je10N93Skk
ジュディ・デンチは、毎度彼女ならではの役柄です。
50年前に生き別れた不義の子供を探す旅・・・
アイリッシュの修道院の掟とはかくも残忍なのか?
神の御心とは思えませんが、原理主義的徹底をやればこうにしかならない。
アイリッシュハープがちょっとしたミステリーの鍵になります。
女優賞だって、やはりエキセントリックな方が受けが狙いやすいか(苦笑)
ストリープにしては珍しい偽悪的あるいは露悪的演技です。
隠しておいたドロドロの家族内の愛憎が、これでもかこれでもかって
オスカーに輝いてもいいと思うのですが、豪華な脇役陣が焦点をボケさせたのかもしれません。
・・・ということで、オスカーに輝いたのは「ブルージャスミン」
ベストアクトレスハンターのウッディアレン監督だからって向きも有りますが、
一時期のベルイマン風な作風は影を潜め、一部には「欲望という名の電車」に比定されますが、
シリアスな内容の割に結構さらりと創ってます。
タイトルのメタファー・・・って、色々と想像をたくましくするのですが、
どうも、美味い落とし所が見つからない。
苦悩する蝸牛庵(笑)
しかし・・・・女神降臨。「歌姫」が優しく手を差し伸べてくれましたよ。
--
ジャスミン
もう帰りましょう
もとの一人に
すべてを諦めて
--
https://www.youtube.com/watch?v=Fsz4NpXdwKA
(一人で生まれてきたのだから:中島みゆき)
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