2014年5月28日水曜日

美人・・・・・



当然「ブス」よりいいに決まっている。
しかし「良き顔より良き心」ともいうわけで、
表面上の美醜でことを判断してはならない・・・
  

美倭人の定義は、時代と主に変わりますが、一般的には
江戸時代以来、

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色白(・・これはいまでもそうだ)
きめ細かい肌(・・これはそうに決まっている)
細面(・・太顔よりはましかな)
こぶりな口(・・いまでも漫画のヒロインは小口と決まっている)
富士額(・・今の若者は意味知らないんでしょうねえ)
涼しい目元(・・暑苦しい目元ってどんな?)
鼻筋が通る(・・これも当たり前)
豊かな黒髪(・・ハゲや薄毛はモテません)      ・・・・とされますが、
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王朝時代では
 
小太り・下ブクレ・丸顔・マルイあご先・引目 ・・・
  
これでは、ビューティーコンテストでは、書類選考で落とされそうです(笑)
しかし、楊貴妃は結構デブだったらしいし、
最高の美女は西施だと言われますが、大根足という噂

   
美の基準とか定義について言えば、
かのケインズ博士の「みんなが美人だと思うのが美人」というのがけだし正解みたい。
しかし「何故・・」という点に関しては説明責任を充分に果たしていると思えない。
そこで「中庸美人説」なる仮説があるらしい。

つまり、
美人とはそのコミュニティにおいて最も平均的な容姿を持つものである
平均的であることは、相対的に好かれる可能性が高く、嫌われるそれが少ない。
つまり、生存率が高く、種の保存においても効率がいい。
言い換えれば、美人像の変遷は、そのコミュニティの構成員の変化を背景とする。
鼻が高いオンナが多くなればそれが美人の要素となる・・というもの。
ケインズ理論の説明の一端ではあるが、
科学的な説明かと言われれば、いかがなものかとの批判もあり・・・、

それで「黄金比率美人説」なるものが登場します。
 
女性の美しさは「両目の間隔や目と口の距離が顔全体に占める割合によって決まる」とのこと
 
研究結果によれば


目と口の距離は顔の長さの36%の時に一番美しく
両目の間隔は顔の幅の46%の時に一番美しい・・・・と多くの人が「感じる」らしい。
一見科学的みたいですが、所詮は統計のトリックであり、
この説は「多くの白人のアンケート結果」らしいですから、普遍性に乏しいきらいがある。
所詮みんながそう思う・・というケインズ理論以外のなにものでもない。 

 
ちなみに、不幸な死に方をすれば、
必ず「美人なんとか」って新聞に書いてもらえますが、これは「祟り鎮め」なんでしょう・・・
死者を鞭打つようなざまは優しい日本人はしません。
もっとも、マスコミも商売ですから「美人妻全裸死体」って書けば、多少は部数も増える(笑)

 
ところで・・・ 
中国人の美人の基準は、・・・察するに「傾城・傾国」です。
四大美女なるものは、いずれもが、歴史を騒がせ、権力者を惑わし、
国を滅ばした女狐どもです。
もっとも平均的な造作であることが前提ではありますが・・・
曰く
西施 (呉越戦争で有名な呉の夫差を惑わしました)
楊貴妃(玄宗皇帝が、骨抜きされた)
虞美人(哀れ項羽は・・・)
貂蝉 (猛将呂布も主君殺しの汚名を・・・)
 
四大美女というより四大悪女ですなあ。

 
まあ、所詮「美」とは相対感のある概念ですから、一喜一憂してみてもしょうがない。
オメメが二つに鼻とお口が一個。
それらしくお顔の真ん中に鎮座さえしていればいいのです。
将来の地球人が口裂け女ばかりにあれば、おちょぼ口だと「奇形児」と言われかねない(笑)

 
老いは万人に等しく訪れるものなれば、必ず醜態を晒すもの。
美しく醜くなることが「美」ではないのでしょうか?
シェイクスピア曰く「美しいは汚く、汚くは美しい・・・」


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ちなみに倭国の美女ですが・・・・

 
衣通姫
檀林皇后
小野小町(ちょっと疑問ありですが・・) ・・・・だとおもうのですが、

 
物の本には 衣通姫、光明皇后、道綱母 だと書いてますねえ。
みなさ、美人だそうなんですが、人生はおしなべてご不幸でした。







 











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