2019年4月9日火曜日

衝撃・畏怖、そして副大統領





痕跡のカケラもない大量破壊兵器の備蓄
世俗主義者のフセインと原理主義者のビンラディンの
共同謀議の結果が911

なんてイラク戦争の大義なるものの虚妄は、
たしかに、衝撃だし畏怖でもあるが、いまさら...
政府広報を報道として垂れ流したかの反日報道に定評ある
NYTを尻目に真実を伝えたメディアは素晴らしいが、
政権のポチとなった大マスコミの堕落や、
鷺を烏と言いくるめた権力者を描くほうが、面白いに決まっている。


映画批評サイトの評価は明らか。
曰く...意余って力足らず。
製作費は不詳ですが、ギャラでもめて大物俳優が降板した。
監督自らが演じたいところを見れば、
皆さんボランティア価格で引き受けたみたい。


一方で後者
真実に基づく物語、但し不正確ながら...という触れ込み
カメレオン俳優の名に恥じないデブ化でのチェイサー役のクリスチャンベール
真の役者とは凄いものだ。
名門アイビーリーグを過飲等に起因する不祥事で退学
某大学秀才のガールフレンド(結婚し生涯を共に)の叱咤激励により、

議会スタッフ
ホワイトハウスの補佐官
国防長官
下院議員

と階段を登りつめたが、政権交代で民間人へ
ブッシュの副大統領職に懇願され、
全権受任を条件に引き受け、辣腕を振るう。


イラク戦争の舞台裏とはそうだったのか!?
有り気な話だし、似たような話は既視感すらある。
しかしそんな訳知り顔の物言いは不遜。
大衆芸術としてキッチリと作品にできる事は実に素晴らしい❣️
映画産業がアメリカンの核心であるとの真の意味は
そういうことかも。

0 件のコメント:

コメントを投稿