原武史なるテツオタ日本政治思想研究者がおられる。
某私大の名誉教授なのですが、
来歴を見るにアタシより一回りも歳下。
若くして名誉教授になれるような制度もあるんだ...は余計な枕詞。
皇后考
文庫化されたもので早速購った。
原氏の著作は視座がユニークでなかなか示唆に富む。
立場や状況の違いはあっても、世界は雌雄で成り立つ。
尊卑や上下、強弱があろうと片方だけで成り立つものではない。
皇室制度...天皇制もまた然り
という観点で、近代の三人の天皇の奥方様の生きようなりを
論じるという労作。
普通の文庫本2冊分はありますから、
委細については略しますが、
皇后であろうと、実質的に天皇(摂政)であったであろうと...
神功皇后
光明皇后
貞明皇后
駄日記ですから、ツマラナイ細部に眼が動く。
中山慶子(よしこ)
一条美子(はるこ)
柳原愛子(なるこ)
九条節子(さだこ)
久邇宮良子(ながこ)
照宮成子内親王(しげこ)
久宮祐子内親王(さちこ)
孝宮和子内親王
順宮厚子内親王
清宮貴子内親王
正田美智子
小田雅子
最近は兎も角も、なんごとなき方々は、
キラキラ読みなのです。
明治天皇と昭和天皇の生母のお名前は正しく知っていましたが、
明治天皇と大正天皇の皇后のお名前は知りませんでした。
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