2020年2月12日水曜日

崩壊するAIQ(改版)



人口知能(知性)を一般的に定義するならば...

これまで人間にしかできなかった知的な行為(認識、推論、言語運用、創造など)を、
データの蓄積を背景に高度なアルゴリズムにより
実現できる...とかなんとか
しかしながら、世の中に出回っているAIテクノロジーの多くは
マヤカシだと思わる..または思われている。
確かに、オフコンと称すれば売れないからサーバーと銘打った
時代がある。
今時はAI装備と言わないとお客から見向きもされない。

売る方も買う方もよく分かっていない...
あるいは悪意をもって売っているのかも
単なるエキスパートシステムをAIと言うべきではない。
最先端の将棋ソフトは、プロに勝つ!...
しかし、あれは将棋ゲームに強いだけの特殊専門ソフト
深遠な将棋の真髄を羽生善治のように語る知性はない。

つまりAIQが低いのです。
ヒトザルにも...明治の頃の精神医学専門用語的に言うと
天才から魯鈍痴愚白痴まで知力はさまざま
誤解されると困るが、サヴァン症候群のようなもの。
IQ的には白痴ではなかろうが、痴愚魯鈍クラスなのだが、
将棋ゲームソフトとして勝つ事だけは天才的
発達障碍とは天才肌の別表現でもある。

AIが人類にユートピアをもたらすのか、
はたまたディストピアに誘うのか?
破滅テーマの格好の素材ですが、いささか食傷気味


AI崩壊




客寄せテーマ映画ですから、入りはまずまず...かな
喫緊の国家的課題を盛り込み、一気にAIで解決を目論むとは
あまりに欲張り。
散漫すぎて、何も残らないという想定の範囲の出来栄え



気になる、あるいは面白いのが、AIをハッキングし、
暴走させようとするテロリストに対して「内乱罪」を
適用検討のクダリ..

内乱罪とは

国の統治機構を破壊し、
又はその領土において国権を排除して権力を行使し、
その他憲法の定める統治の基本秩序を壊乱することを
目的として暴動...

なんですが、構成要件に該当はしそうだが、
実は罪の重大性の割に罰則は軽いのです。
死刑にできるのは「首謀者」だけ

有史来適用事例はありません。
226には適用可能でしたが、陸軍刑法を適用しました。
知る限りでは、オウム真理教裁判で、
被告弁護人が、内乱罪適用を主張したはずです。
つまり、麻原だけを死刑にして、後の幹部の死刑回避を
狙ったのですよ。
こんなつまらないことだけが、記憶の大伽藍にストレージされました。

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