2020年2月18日火曜日

全編ワンカット...1917



素人は騙せても、プロ映画鑑賞家は騙されない
全編ワンカットの驚異の戦争巨編とは、笑い草
でも、豪華で地味なシブい良作です。
興行屋の嘘八百な口車がなかったら、オスカーでもおかしくない。

全編ワンカットのハシリは、ヒッチコックの「ロープ」
彼は本気でそのつもりだったが、アナログフィルムの
技術的限界で小手先テクニックを余儀なくされた。
全編ワンカットということは、劇中の時間と上映時期が
一緒ということ。
ジンネマンの「ハイヌーン」は、ワンカットではないが、
時間が一致する。


興行屋のウソは、最初の十分でバレた!
予想されるストーリー展開は、時間軸にして十数時間
巧妙にワンカットになるように編集でつないでいます。
しかしつなぐ元はワンカット。
これは、実に凄い!!

つまり、ブライアン・パルマお得意の長回しだけを
繋いだ映画だと言うこと。
しかし、ちゃんとコンテンツとしてのドラマがあります。
実に素晴らしい。

李文亮肺炎を恐れずに足を運んだ甲斐があった。
あしたに道を聴きゆうへに死すとも...いやいやアタシは
まだまだ聞くべき道が沢山ある浅学菲才の身
テドロスウイルスごときで死ぬわけにはいかない(キッパリ!)

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