2016年5月24日火曜日

敬神崇仏





やはり「挑戦とは不可能の代名詞」のようです。
出来もしない目標にチャレンジすることは徒労にすぎないし、徒労だけで済めばまだましだ。
様々な最近事例を見るに、不正とは個人の犯罪であるが、挑戦は会社の犯罪のようです。

人事考課制度は、企業夫々ですが、多くの場合「課題設定力と課題解決(達成)力」で評価される。
当然ながら高次元な課題を達成すれば「花まる」ってことになりますが、
低次元な課題すら達成できないのは論外としても、設定力と解決力のどちらに軸足をおくかで
いささか企業風土は変わっている。

ただ言えることは、難度の高い目標が努力なり工夫なりやる気を醸成する一面もあるが、
その前提は「解決能力の見極め」にある。
それでも、挑戦したいというのであれば「神仏のご加護」に頼るしかない。
非科学的とバカにするものではない。
人智では測りがたいことが世の中にはあるし、科学の人間化が進んでも神の領域がなくなるものではない。



以前にお勤めしていた会社の近くにはかつて長堀川が流れていた。
土佐藩はどういうわけだか、北浜界隈ではなく、長堀川に面して藩の蔵屋敷を保有し、
その敷地内には「土佐稲荷神社」が鎮座していた(伏見から山内一豊が勧請したらしい)
祭神は、なんちゃらということで忘れましたが「産業全般の守護神」とのこと。
土佐藩が廃藩置県となった際に、藩の事業一式(当然負債も)を譲受したのが、岩崎彌太郎の九十九商会(今の三菱さん)
見事に事業再建がなり、東京に本店移転の際、地所一式は大阪府に無償譲渡したが、
この稲荷神社だけは郷社として(従って社格はあまり高くない)手厚く三菱グループで保護してきた。
最近はお見限りみたいだから、グループ重鎮企業の惨状をみるに祟ったのかもしれません。


いまや、大阪には馴染みのない「三菱」
昔は「三菱タクシー」という財閥とは無関係な会社が市内を走り回っていましたが、先年なんちゃらって社名変更した。
ウ・ワ・サでは、商号を法外な値段で三菱財閥が買い取ったらしい。
何か気に触ることでもあったんですかねえ(笑)
そんなことよりも不肖の自動車会社をどうするつもりだ。
アレッポっちの端金とはいえ、守護神の神威よりもコンペチターを選ぶとはねえ・・・・
第三者割当による増資ですが、有利発行のような気もしますし、希薄化もあるし、
株主総会の特別決議事項じゃないのかねえ?



条件つけて「スリーダイヤの看板外せ!」ってことにすればどうでしょうか?
問題の根っこが「社風」にあるなら、一番単純な解決方法の一つです。
今時点ならグループ全体の持株比率でなんとでもなる。
自動車会社もその分社トラック会社も金曜会のメンバーです。
ただの親睦団体ならどうでもいいが、部外者に入ってこられると困ることもあるでしょう。







0 件のコメント:

コメントを投稿