2016年5月4日水曜日

町衆の気分



実のところ・・・蝸牛庵は京男です。
戸籍簿に関わらずですが、主たる育成地は、洛中に洛東。
底意地の悪さはそれに由来すると信じている。
言ってみれば京都のぶぶ漬けなのである。



さてもガイドマップなんか首っ引きで洛中をうろつかれると通行の妨げである。
そのくせ、わけ知り顔で講釈を垂れるから笑止千万。
上級者ともなれば.........意地でもアンチョコは持つものではない。
京童なら誰でも知っている、東西の通りの数え歌。
南北版もありますが、少し難易度が高い。
一応、元京童のはしくれですから、だいたいは覚えています。


まる たけ えびす に おし おいけ
あね さん ろっかく たこ にしき
し あや ぶっ たか まつ まん ごじょう
せった ちゃらちゃら うおのたな
ろくじょう さんてつ とおりすぎ
しちじょう こえれば はち くじょう
じゅうじょう とうじで とどめさす


久し振りで、洛中小路を堪能するほど
昨日は歩き回った。
通り数え歌を知ってさえいれば、碁盤の目の街並み。
GPSに頼ることなく、無粋なお上りに出会うこともなく、日陰を探しつつ(笑)
どこにでも最短で歩いて......であるがゆえに驚くほど名所旧蹟には脚を運んだ事がない。


マッタリして雰囲気はいい街なんだが、
何代もの町衆だとかが近くに居なくて
夏の暑さと冬の底冷えさえなければ、町家に住んでもいいがなあ。


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