2016年5月16日月曜日

今より偉くなりたい時には、それは「内助の功」




いわゆる「悲劇」とは、その程度の意味でしかないが、ハッピーもアンハッピーも視点次第でどうにでもなる。
四大悲劇と言われれば、凄そうですが、

甘ったるちぃ恋愛劇
優柔不断な王子様の迷走劇
見たくもない老後破産        ・・・・なんかを「大悲劇」といいますかねえ。
残り一本こそ、波瀾万丈のドラマがあって見応えがあるのですが、どういうわけだか、人気は後塵を拝する。


登場する三人の魔女
陰惨な主君殺し
口封じの連続暗殺
報復の大乱


なんて感じで、山場満載なんですが、多くの芸術家にとっては食指が動かない・・・・
一番ましなのは、黒澤明が、倭国の戦国時代に舞台を変えた「蜘蛛巣城」
彼は多くの翻案物の映画化を行っていますが、これが一番出来がいい。
能舞台をモチーフにしたような様式美にマクベス夫人(山田五十鈴)の狂演の功績大。

実のところ、性格的にも弱そうな優柔不断なマクベスよりも、マクベス夫人の力量で舞台が展開する。
二人の主役級というより、二人で一役だと思う方がいい。


さて、新作のマクベス。知らない監督だが、


マクベスをマイケルファスベンダーってことは、主役ですが横に置いて
マダムマクベスが、お気に入りのマリオンコテヤール(笑)
どこまで、狂気的な妄念をスクリーンにブチまけてくれるでしょうか?



結論・・・・もう一度蜘蛛巣城を見なくっちゃ(笑)
アマゾンプライムで、黒澤シリーズはまだか

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