2017年6月13日火曜日
映画のオリンピック
オリンピックの映画って、最近は全く流行りません。
開催国には作成が義務付けられていますが、一般公開の気配すら・・・・
なもんで、オリンピック映画話題はやめて「映画オリンピック」話題に・・・引き出しが多いと臨機応変多岐多様(笑)
映画のオリンピックは普通なんとか映画祭と言われます。カンヌ、ベニス、ベルリン・・・
でもこれらはオリンピックという競技会というよりも、
映画ビジネスの場(興行権売買とか)
セレブの社交場(EU圏の高級娼婦が商売のために行列してやってくる・・・らしい)
野心的な俳優の卵の売り出しの場(アランドロンはここでホモ癖の製作者の目を引いた・・・んだっけ?)
グランプリの選出はおまけみたいなものです。
よって、本当の映画のオリンピックは・・・・
アカデミー賞外国語作品賞
オスカーの作品賞とは英語映画が対象(正確には英語でなくともいいが、ロサンゼルス郡で劇場公開されたことが条件)ですから、
英国とその植民地だったアメリカンの映画作品が主たる対象です。
言ってみれば「国体」ですよ。
一方で、外国語作品賞は英語以外(英語圏国でも英語以外の言語ならば対象)の作品が世界中から集まる。
最近ではざっと80タイトル以上。
各国が国内選考のうえで出場。オスカー事務局が候補作を絞り込み決勝ラウンドに残るノミネート作品は五本。
アカデミー会員であればこの五作品を全て見れば投票権あり・・・
そんじょそこらの映画祭のグランプリよりも評価が高くてしかるべきですが、どうも人気にかける。
全米で公開された事を選考作品の要件にしないと言うことは広く作品を集めるうえで優れた方法だが、
後々の興行を考えるともう一工夫があってもいい。
現在の選考システムになったのが1956年。
もう還暦ですよ(笑)
ノミネート作品の傾向分析をやれば、世界の映画動向がある程度把握出来る。
以下、誰もやってくれてませんでしたから・・・結構労作なんです。
⬛️国別のノミネート延回数及び受賞回数(カッコ内の数字で内数表示)⬛️
フランス: 36( 9)
イタリア: 28(11)
東西ドイツ:19( 3)
スペイン :18( 3)
以下ロシア、スエーデン、デンマーク、日本・・・・
所詮「オスカー賞」って白人男性の遊びの世界みたいですねえ。
最近は世界的な広がりを見せ、新興国も頑張る。
映画的にも多様がキーワードになりつつある。
我々も「黄禍論」と畏怖されるくらいに世界を席巻しませんとねえ・・・
アニメにもたれていては、世界で戦えない。
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