2017年6月25日日曜日

愛国者の日





独立戦争に因む州レベルのイベントの日。
毎年四月の第三月曜日。
ボストンでは伝統ある恒例のマラソン大会が行われる。

テロリストにとっては格好のソフトターゲットであり、残虐な爆弾テロが
行われた。第2の911とも言われるが、違いは陰謀論が囁かれないこととスピード解決。


事件の経緯はウィキに詳しいが、ほぼ忠実そうに映像化したのが、この映画。

恐怖を覚え
怒りを感じ
捜査の進展に一喜一憂し
事件解決に喝采

典型的な愛国プロパガンダ映画です。
エンドマークと同時に観客全員が立ち上がり、National anthem を歌いかねない(๑˃̵ᴗ˂̵)
よく出来た実録版。
骨格が太い割りにローバジェット
しかしながら、興行的にはイマイチ。
要因はよく分かりません。

テロリストに対する憎悪感の醸成不足なのか、
悪質化したテロ行為に比べての麻痺感
ハリウッドに最近多いチャイニーズ迎合表現がワルさしたような?


主要な登場人物は実在するようですが、主人公は合成キャラ。
ボストン出身の素行不良で警察のお世話になること数限りなしなマークウォールバーグが
演じるのはご愛嬌(^.^)
まあ、最近はかなり成長しました。


テロリストの妻を「尋問」する不思議なチームが登場します。
捜査のヘゲモニーを握るFBIですら引き下がる威圧感。
ウィキにも記載がない。
事件解決から四年も経ちますが、妻はまだグアンタナ拘束されているそうな。
どうやら、大統領直属の超法規的なテロ対策チームのようですが、
委細は知りません。
HIGと言う略称だけはなんとか調べた。

後は継続調査中

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アメリカの情報機関、捜査機関に於いては拷問は禁止されていますが、
強度な尋問はそれに当たらないと言うのが公式見解。
ウォーターボーディングも尋問の一種とされます。

先の大統領は例の如く就任早々と斯様な尋問の禁止を打ち出しますが、
結果はこれまた例の如く。
この映画でも、ミランダ警告不要の指示が出たという事で
現場が動揺するシーンがあります。


911の後間髪入れずに合衆国憲法修正条項に抵触しかねない
米国愛国者法がサンセット条項付きで成立。
二年くらい前にサンセットとなりましたが、一部は恒久条文として
残ったようです。
つまり、共謀罪の比ではない強権的な愛国者法でもボストンテロを
防げなかった!と言う論を見たことがないのですが、
これからしても反対派は相当に勉強不足だ(笑)
防御は出来なかったが、リカバリーが早く失点が最小限(NYが次のターゲットだった)であったのは
この法律のおかげだから、都合が悪いので引用しない、、、ならある種の見識(...かも)








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