2017年11月4日土曜日

改めて演目をご紹介してみよう



放下僧

ほうかぞう、と読みます。
ほうげと読みそうですが、これでは意味が違う。

どっちの読み方でも、投げ棄てるという意味ですが、
ほうげと言えば、一切を断捨離し、解脱の道を往くという仏語
他方ほうかであれば、大道曲芸のこと
つまり、僧体をした大道曲芸師が放下僧です。


時代は鎌倉か室町期
親の仇打ちを企てる若い男(ツレ)が、兄(シテ)と共に放下僧に扮し
首尾良く本懐を遂げるものがたり。
敵討ちって倭人は好きです。
曽我兄弟みたいな話ですが、主題は仇討ちよりも大道曲芸を演じる
エンターテイメントにある。
だっから、演目タイトルもそういうことなのですよ。

従って、ワキは本当にそえもの
たいていのワキは最初に登場するのですが、
今回は後半からやっと出番。
本格仇討ちものならば、吉良上野介のように憎々しげに演じてもいいが、
まあ、どっしりアッサリ。
プロ的にはワキの出来で舞台が決まる。
シテよりワキの方が難しい。


と言う事で

動かざること山の如し....(^^)




しかし、前泊なんだが暇だなあ。
だれか遊んでくれませんかなあ?

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