2017年11月6日月曜日

白い嘘、赤い嘘





短編集の名手と言えば、フレデリックブラウン
SFとかミステリーに異彩をはなつ。


真っ白な嘘


なかなか唸らせますが、そんな事はどうでもいい。
オリジナルタイトルは....Mostly Murder
これがどうして斯様な邦題になるのかねえ?
英語に、white lie ってありますが、たわいない嘘というニュアンス。
そういう意味ならば、シリアスな殺人事件なのに読む前からネタバレです(^^)
真っ赤な嘘の対極のつもりかな?
その辺は、まあ立ち読みでも(短編ですから直ぐに読み終わります)

白い嘘
赤い嘘

しかし、悪意あるタチの悪い嘘ならば black lie でしょう。
どうも、白と赤を対比してはまちがいのようだ。
しからば....

赤の他人
赤貧洗うが如し
赤心報国
赤っ恥

どうも「蓋しそれ以外何者でもない」って肯定的強調の形容漢字のようです。
雑学的には、色彩の「赤」でなく「明(あか)」だとされる。
しかしながら、何故に「赤」の字を当てるのかの説明がないので
鵜呑みにするつもりはさらにない。

あかい色とは多様である。







あとは忘れましたし、それぞれを区分定義と言われても...(^^)
寒村陋屋に帰れば「日本色彩辞典」があります。
これを持たずに源氏のファッション(色襲とか)なんて理解できませんよ。
別に理解しなくてもものがたりは愉しいが、
それだけじゃ....
ただ言えることは、赤なんて色は西洋的で王朝美学の色彩ではない(と思います)
だから「鵜呑み」にし難いのよ。









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