2026年1月13日火曜日

春告花、、、景季

 



一輪ほどの暖かさ・・・・江戸時代の俳人である嵐雪の一句。
春告花といえば、梅に如かず、、、

漫画喫茶で前田慶次のコミックを漫然とながめていると・・・
皆々晴れやかな装いの殿の御前に地味な黒装束な慶次郎。
眉をひそめる一同の中、泰然と殿に対峙し平伏
さすれば、衿肩にさしたる一輪の白梅

憎いですねえ(笑)
奇をてらった振る舞いですから、決して主君からは
心底褒められはしない。小憎らしいとか内心馬鹿にしよって・・・って心に澱が溜まる
実話かどうか定かではないし、誰かの真似をしたってありありです。
適宜適切な本歌取りというのは知性主義の表れですから、本当は怒る方がそのレベルがわかるってこと



多分ですが、梅一輪をその場の機転で身にまとうというのは、、、
源平生田の戦いでの、梶原源太景季のエピソードに因む。
戦闘の過程で自分の旗印を失い、さて、如何なるものかって際に・・・


所は生田なりけり
時も昔の春の
梅の花盛りなり
ひと枝手折りて箙にさせば
もとよりみやびたる若武者に あいおう若木の花かずら
かくれば箙の花も源太も 

我先駆かけん先駆かけんとの
心の花も梅も 散りかかって面白や


箙(矢を入れる道具)に梅一輪をさしたる奮戦振りに味方敵とも感嘆したと、、、盛衰記には書かれていますし、この小謡は能楽の箙の一節


なかなかカッコの良い若者です。宇治川の先陣争いにも登場しましたし、親父があの悪名高い梶原景時とは、俄かには信じ難い。

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