2024年2月7日水曜日

二匹目の泥鰌

 




ハリウッドのサクセスストーリーの端緒は「斬新な企画」なんだが、そんなものがゴロゴロある訳はなく、たいていの製作はパート2とか続編狙い
かつては「風と共に去りぬ」の続編企画が山のようにあり、、、、小説版の定本「スカーレット」も刊行されたが、、、、



実のところスペクタクルなんだが、小説としては底が浅い(理由は長くなるから略)
森瑤子さんの名訳(超訳)にも関わらず、、、あまり売れなかった、、、みたい。世界的にはベストセラー



さて、アクショナブルな戦闘シーンが皆無の戦争映画なるものが「大脱走」
お手軽に家族でも楽しめる快作。
パート2がない方が不思議(^^)

実は「風と共に去りぬ」と同様にテレビ放映版があります。



これはこれで結構面白い。

トンネルを掘っての脱走のエピソードもありますが、主題は、ジュネーブ条約に違反して脱走兵を虐殺したゲシュタポをはじめとする戦争犯罪人を脱走の生き残り達が狩るはなし

戦後ドイツではみずからがナチス協力者の摘発をかなり苦労しながらやったのですが、冷戦対立の狭間ではその困難さはさらなり。

なるほど優秀なゲルマン民族を囲い込みする事に腐心したのは、アメリカはもとよりソ連も。「優秀な」人材は科学者だけではなくゲシュタポにも数多いたってことです。


ここで、はたと考え込むのですが、、、占領軍による戦後の倭人の人材獲得競争って皆目聞き及ばない(無論なくはない。731部隊とか、、、でも限定的)

研究開発を禁止された分野はあるのだが、三顧の礼で誰も迎えられないレベルの技術やノウハウでよくぞあそこ迄戦ったものだ、、、感心ではなく唖然としているのです。

2024年2月6日火曜日

葵上を鑑賞する

 



謡しかやらないが、やはり能楽は「舞う」もの
たまには、真面目に舞台鑑賞

葵上



御流儀が違うのだが、お着替えのシーンらしき部分がありますから、、、


一般にイメージされる能楽は、複式夢幻能と言われ、幽玄の極地みたいに高踏なんだが、大抵は睡魔との戦い(^^)

一方で外連味というかスペクタル系もあり、光源氏の正妻である葵上に取り憑いた六条御息所の怨霊退治の物語がコレ!



タイトルロールの葵上は登場しません(床に敷かれた小袖が病み伏す葵上をイメージさせます)

かような設えは「定家」もそうだし、ヒッチコックの「レベッカ」やシェイクスピアの「ジュリアスシーザー」も本人は登場しない、、、ってはなしを、舞台が終わったあと友人との呑みながらの舞台批評で、、、

しかし、二人とも記憶違い(^^)

レベッカはそうだが、シーザーはほんの少しだけ登場します。


能が変に長いのは「お色直し」に時間を要するから。この能は、一時間程度なんだが、シテは舞台奥の後見座と言われる場所で、小袖を被ったまま、能面を取り換える(泥眼から白般若へ)

この辺りの舞台転換から横川の小聖なるエクソシストと怨霊との戦いが見せ場。


源氏物語の葵巻をモチーフにしていますが、無論オリジナルに忠実でもない。

能楽の約束事として、御仏の法力はハッピーエンドを、生むということになっているだけ。



2024年2月5日月曜日

ウォール街のフランス革命

 非力で頭のよくない貧乏な小口の投資家だって、、、

彼らは「ダムマネー」、愚かな投資資金と言われて、スマートマネー、賢い大手ヘッジファンドのエリートの餌食にされるのが通例なんだが、、、、


お先真っ暗な、ビデオゲーム小売を主体とする「ゲームストップ」社

業績低迷を背景に空売りを仕掛けるヘッジファンドに対して下流民主体の小口の投資家は、Yahooファイナンスみたいな投資掲示板のセンシティブな情報に煽られ、、、なんとまあ(上記チャート図参照)


勝ったのは百姓、、、ではなくなけなしの資金を投じた貧しい民草(無論波乗りに失敗した連中もいます)

ヘッジファンドや投資銀行は片っ端から街頭に吊るされて、、、果ては、クレディ・スイスの破綻の遠因ともなったと、言われています



かくてウォール街のフランス革命は成就したっておはなし(プロット自体は2021年のウォール街での実話)


ちなみに、現在のこの会社の株価は14$程度、時価総額は45億$


狡猾で貪欲な資本主義に喰い物にされている貧しい人々に復讐の機会と方法を示唆する教育的な映画です。

蛇蝎のように嫌い市場を否定し背を向けるだけでは勝てないのです。情報の非対称性を逆手にとるやる方もあると言うこと。


なお、仕掛人の若者は、なけなしの五万ドルの貯金が3400万ドルになったらしい

2024年2月4日日曜日

ジャパニーズホラー

 



今時は古典的な表現が流行らないし、舞台設定がコンテンポラリーですから、、、
だから、夏の風物詩って訳でもない(むしろホラーは冬にかぎる)
怪談なる季語はないが、夏芝居、幽霊、百物語は夏の季語(のはず)

怪談の古典は、、、、

四谷怪談
牡丹灯籠
番町皿屋敷
真景累ヶ淵、、、、やらなんなら。しかし、今時はお呼びではないし、そもそもプロットが複雑ですから、オリジナル通りの映像化は無理。


しかし、いずれも恨み辛みで成仏できずに冥府魔道を

彷徨うのだが、、、そのあたりは今も変わらないが、小道具がいま風

ビデオとか携帯電話やらスマホ映像、、、



さて、日本ホラー映画大賞第一回受賞作品のふれこみなんですがね、、、

そんな映画賞っていつできたの?

それに第二回、第三回と持続性があるかしら?



こんな展開だそうです



得体の知れない恐怖の設定は新基軸だが、、、意余って力足らずだ。

クールジャパンで世界に出せば、、、確実に大恥かくわ(^^)





2024年2月3日土曜日

レディMの鰯日記

 実は鰯の日は別にありますし、ハーベストシーズンでもないのだが、、、、




節分には、鰯の尾頭付き。

以下の和歌を呪文のように唱えながら
...


日の本にはやらせ給ふ石清水(イワシみず)まゐらぬ人はあらじとぞ思ふ


....


そして、アタマは綺麗に残して柊の枝に刺して護符として玄関に飾る。



和泉式部のエピソードだと言う説の方が有力なんだが、紫式部の方が俗耳に入りやすい。

一部の通人は、鰯のことを「ムラサキ」とも呼びます。レディMは無類の鰯好き。

下魚ですから上流身分の子女が口にするものではないが、彼女ってさほどの身分でもない。

夫宣孝の留守中にこっそりと、、、でもバレちゃいます。

レディMは慌てず騒がす、一首を、、、

毎度のことだと思いますが、やり込められた宣孝は、以降鰯に口を出さなくなった、、、とかなんとか(^^)


エピソードとしては和泉式部のほうが相応しい。

レディMは歌才には乏しく、美肌効果満点と言う割にはルッキングも、、、よかったなんてはなしは聞いたことがないわ。


まあ「そんなに美しい方とは言わない」と言うレベルかな。吉高はきれいすぎます(^^)






2024年2月2日金曜日

節分前夜祭

 節分に巻き寿司を食するイワレは聞き飽きたし、顎が外れそうな太巻きは、喉を詰まらせる。

老人には、嚥下性肺炎は最大の鬼門の一つ
ほかにもやる事があるはずだ。




最近は豆まきをみかけないし、鬼が豆を嫌う理由も解らない。

Goblins Out! Fortune In!  

って言うらしいが、視座をかえてみれば、排外的で自己中です(ゴブリンって移民や難民ではないとはおもいますが)


鰯もいまや高級魚。
でも食べることに意味があるのでなく、柊とセットでアタマを玄関飾りにする方が良い。
ご贔屓の魚屋さんならば、アタマだけをわけてくれますよ。
鰯の臭みと柊の棘で邪気を祓う......豆まきより意義が有りげ。臭みと棘に意味があるんだから、くさやの干物と薔薇の枝でも霊験、、、、は解らない。


あとは、、、あまりにローカルな風習らしく、駄文ネタにもなりにくい。

2024年2月1日木曜日

The ◯◯◯

 


超意訳すれば、珍プレー・好プレー かな?
でもかなり意味合いは違います。
プロフェッショナルだから、素晴らしいプレーをする事が仕事だし、上手の手から水が、、、ってことも。


定冠詞をつけて大文字一語で表現されるには、それなりの舞台装置が必要です。


ビッグイベントの優勝のかかった大一番

このプレーが勝負の分かれ道

さらに付け加えれば、役者の貫目もあるかも(^^)



82年のスーパーボウル。

残り三分で90YからのTDで逆転優勝。




カンファレンスファイナルでも逆転のTDパスの成功!

投げたQBも素晴らしいが、キャッチしたWRのドワイトクラーク(背番号87)はさらなり。

名選手だし、後年どっかのGMにも就任しています。

そして、この年のスーパーボウルでのSFはシンシナティに逆転勝初制覇につながります。


しかし、とてつもない不幸もあるわけで、、、


The Miss


スーパーボウルで逆転優勝のかかったキックを失敗。

バッファロービルズでは「でも俺たちはお前を愛している」とキッカーに暖かいファンの声

しかし、その後のスーパーボウルはことごとく敗退し、いつしか「罵声」に

彼のその後はようとして知れない、、、なんて事はなく、普通に家族を持ちビジネスマンをやってます(と英語版ウィキには)


武士は相身互いだから、失敗シーンのリンクははりません(しばらく前の駄日記にはあります)

しかし、それをモチーフにこんなカルト映画が作られた。



なんかよくわからない予告編(^^)

動画配信サイトで観ることが出来ます。


スーパーボウルは、二月第二週の日曜日開催です。



2024年1月31日水曜日

肥満

 なんとでも調理できる素材です(^^)



簡潔に言えば、、、「肥満」は健康を阻害することにより国費(医療資源)を冗費し、労働生産性を低下させる社会的な害悪であり、個人にとっても社会生活上さまざまな理不尽を被る要因でもある。


つっけみどころ満載なんだが、そもそも「肥満」とはなんじゃいな?

通常はBMI(今回初めて略語の意味を知りましたよ)のレンジ評価で表されますが、多分に似非科学だ。経験則的に「デブ」は健康に良くないのは解るが、要は「肥満、メタボ、デブ」の概念錯乱が起きており、数値だけに惑わされるのは、、、、

実はプチぽっちゃりが一番長生きするんですよ。



だから以下わかりやすく「デブ」と言います。


明らかに「デブ」は良くない。

欧州の一部の国家では肥満税を導入している。肥満の原因とされる飽和脂肪酸や砂糖に課税する方法がとられる。この税制導入でデブが減ったかどうかは知らない。

一部のLCCでは体重加算運賃制(デブには高い運賃を)を採用している。

ファーストクラス以外では持込荷物が増えれば追加費用が徴収されるのと理屈は同じで一定の合理性はある。電車なんかの子供料金も同じ理屈かしら?

アパレルでも、サイズXL以上は値段が高くなるし、、、


地球環境容量に限界があるならば「間引き」なんて非人道的な事は出来ない以上、スリムになって肩すり寄せて暮らすしかないのですよ。



しかし「デブ」だから須く負担を重くするってかなり差別的です。であれば「スリム」に報奨を与えませんか?

事例として、ある健保組合で実施されていた例。

健康保険を使わないとプレゼントが貰えるのです!

実に素晴らしい。

これに倣って、、、

健康保険の利用額に応じて、未利用相当分の全部または一部を年金あるいは退職年金に上乗せしましょう。破綻に瀕しかけている医療保険制度の首吊りの足を引っ張るようなものですが、それは考えもの。

単なる風邪なんか、梅干舐めて熱い番茶飲んで暖かくして寝てれば直るっておばあちゃんがいうてました。

過度に医療機関に足を運はなければ財政は改善するかもしれません。


まあ、医師会の猛反対が起きるのは必定ですが、一律保険負担割合を増やしたり、年金原資を現役世代にこれ以上負担させるわけにもいかないのも自明。


まっとうらしい会社で、採用面接資料として、顔写真に加えて全身写真を要求するのは将来の健康不安が会社に与える被害を懸念してのデブ排除目的らしい(とキッパリ)

あたまから排除されるのは、キラネだけじゃないのよ(^^)


2024年1月30日火曜日

枯れ葉

 引退再復帰のフィンランドの映画監督カウリスマキの新作を観る



批評感が戻らない(^^)

タイトルが「枯れ葉」って、、、直ぐにイメージしないとプロの名折れ。



でもオープニングのサウンドトラックは、、、



監督は小津安二郎に畏敬の念を抱く日本贔屓ですから、、、程度ならともかくとして、このフォークソングスの歴史的経緯を知ってのことなら、、

でも違うかも知れないが、深くは語らない。

愚かしい自主規制でオンエアーされない有名曲。寝た子を起こさなければこころ安らかって声もありますが、、、


若くも綺麗とまではいい難い下流の男女の不器用な恋物語。

思秋期ですから「枯れ葉」だし、貧しく底辺に生きるメタファーには「竹田の子守唄」


CGと外連味たっぷりなビッグバジェットのアトラクションよりも静謐なこの一本を