2025年3月27日木曜日

桜花二首

 




真面目に、はるの始まりとおわりの私撰歌合

木々のこころ
はな近からし 昨日今日
世は薄曇り 春雨の降る(永福門院 玉葉集)

夕暮れや
花に嵐は飛ぶ鳥の 
あすかみゆきの **のあとさき(伏見天皇)

伏見天皇は鎌倉時代末期の頃帝位におられたが、歌人よりも書家として有名らしいがよくは知りません。

それに五句目のあたまを失念しました(ごめんなさい)
奥さまが永福門院。女流歌人として詩歌史上に名をなします。
素直でスッキリとした歌調。「世は薄曇り」からの下の句がひかります。
翻って旦那さんのほうは
言葉の韻を繰り返して、更に縁語掛け言葉の3D的なアラベスクは王朝詩歌の最後の輝き。この先にはもう行き詰まりしかないって感じいります。

2025年3月26日水曜日

雑多な戯言

 


ネタバレというか衝撃の結末を話してもいいかな?


最終的に教皇に選出されたのは、前教皇が密かに任じていたメキシカンの枢機卿で、コンクラーベの際に初めて全枢機卿に紹介された。

前教皇はなかなかの戦略家であったみたいで、確信犯的に仕掛けた罠だと思われます。


実は、メキシカンはトランスジェンダー(T)

見た目はオスなんですが、メスとしての機能を有している。

性染色体についての言及はなかったが、「XX」でしょう。

つまり教義上選任されてはならない者が教皇の座についてしまい、その事実を知ってしまった首席枢機卿は、これも不可知な神の御技だと、、、、



そこでアタシの「妄想」は膨らむのです。

一般的にTの人数はアメリカでの複数の調査から0.6から1.9パーセントだと言われていますが、後者は成人人口比ですから、ざっくりと1%だと仮置き出来ます。


にわかに信じ難いが、百人いれば、一人くらいはTがいてもおかしくないってこと

つまり、歴代の主上のなかにもお一人くらいは、、、

万世一系とは「男系継承」と同じ意味だそうだが、主上がTである事の想定なり仮想って視野にあるんですかねえ。

知る限りこのことに言及した事があるのは、天皇制に懐疑的な某党の前党首だけ、さすがにショパンを華麗に弾きこなす赤門出身だけのことはあります。


当然「皇位継承順位」を決めた際には「身体検査」をやった、、、のかねえ(そんな事は聞いた事ないが)

仮にも〇〇親王や内親王がそうならば、一体どうするんでしょう?

継体天皇偽帝説や明治帝すり替え説クラスの大事件。


この「言及」をアタシには教えてくれた某氏は更に、岩盤右翼が同性婚に反対する理由にも蘊蓄を垂れたが、これは思索が浅い。皇族全般はさておき、皇位継承者については「本人の同意」だけじゃ結婚できないのは現行法の通りで特段の議論になっていない。

皇位継承者に同性婚を皇室会議が認めるわけがない(養子縁組を認めればまだ議論の余地はあるが、論議としては不毛だ)



この映画は製作費が20百万ドル程度ですが、世界興収は軽く一億ドルを超えたようです👏👏👏


一方で白雪姫

二億五千万ドルもかけて、、、大失敗

今時のポリコレに阿り過ぎたのが敗因と言われます。

メキシカン女優に白雪姫を演じさせるとか、お掃除は白雪姫だけじゃなく小人たちとの協働だとか、、、

でもそんなことよりも、国で二番目に美しくてってあのレベル?


このクラスならばまだ分かりますが


こんな継母もいましたなあ


肝心の一番は、、、写真は割愛します(アタシには美しさが理解しかねますから)

でも劇中のセリフからすれば、


One beautiful heart is better than thousand beautiful faces.


というようなことらしい。

だから、あのメキシカン女優で何が悪いって(^^)

残念ながら製作者の高い次元の思いは観客には伝わらなかった、、、というか、やはり大衆は美醜をあげつらうのが好きなんです。






2025年3月25日火曜日

スマートレジ

 





関西進出二号店がオープンしたのは、今年の初め

近隣は、阪神間屈指の商業施設や力のあるスーパーがひしめき合う激戦区

元々はマンション一階部分にイオン系の小規模スーパーがあり、開店当時から先行きを危うんでいましたが案の定。


同じ規模でも、EDLP!とアグレッシブなキャッチコピーが功を奏したのか、未だに客足が途切れない。

アタシは近くのシネコンでの映画鑑賞用のおにぎりとかドリンクを買うだけだが(小屋に対するエチケット違反なんですがね)、、、確かにロープライスです。

更に、会員の現金決済は割引だそうだが、これはグループ内に金融系子会社を持たないからだろう。


グループ内フィナンシャルサービス会社を過度に優遇するような某大手スーパーでは、それ以外の電子決済は可能なもののえらく粗末に扱われるからかなり怒り心頭。それを思えばまだマシ。

ちなみに、かのフィナンシャルサービス会社は金融庁から業務改善命令を食らっているらしい



更に、スマートショッピングカートシステムを導入している店舗もあるらしいが、この店舗では通路が狭く無理だ。

使い方がいまいち判然としないが、一方で有人レジでの現金決済で客の気を引きながら、ノンレジ電子決済の導入って、、、、


2025年3月24日月曜日

コンクラーベ

 



コンクラーベ

山川世界史では殊更に和訳がなかったが、語源についてのト書きはありました。

百名余りの枢機卿による次の教皇の選挙のこと。

いつの頃からか、法王ではなく教皇という表現が標準となったが、タロットの世界では昔から「女教皇」というカードがある。

カトリックの世界では、女聖職者はいないはずだから、女教皇って?

実は九世紀頃に実際に在位したという伝説が、、、



枢機卿もさまざま

教皇の座に野望を持つ者や彼に阿るとりまき

保守もいれば改革派も、

非白人教皇誕生を画策する連中やら、、、手頃な有権者の数は連衡合縦の策謀にうってつけ。

しかし、有望な候補者に限りやばい傷を抱えており、足の引っ張り合いもまた世の常で、何処かで見たような聞いたような風景


何度となく投票を繰り返すうちに有力候補者はスキャンダルやらで消えてゆく。

かくて、行司(コンクラーベを仕切る首席枢機卿)がまわしを締めて土俵にあがるのか、、、と思いきや、さすがにそれはなかった。

かわりに紛争地域で献身的な活動を行ってきたメキシカンのダークホースに票が集まり、やっと新教皇誕生となったが、、、、これがとんでもないタマだった。

実際に起こりうるかどうかはなんとも、、、しかし仮に起きたとしても、真実は闇のなかに沈められるに違いない。



LGBTに対するバチカンのスタンスは保守的であり、おずおずと軌道修正にするに止まり、はっきり言えば歯切れが悪い。

怒鳴る度みたいに保守の巻き返しもありますし、その軌道修正だって軌道修正されるかも、

なんだかアタシの駄日記も歯切れか悪い(苦笑)

2025年3月23日日曜日

族長の秋を読みました

 



文庫本で400ページ強程度ですから、普通の分量なんですが、改行がたった五回しかない六つのパーツからなる独裁者の衰死のものがたり。


グロテスクで猥雑で荒唐でエロチックで、、、ありきたりな形容詞にはこと欠かないリズミカルな言葉の万華鏡。

文芸批評の世界では「マジックリアリズム」というそうです。

解説者が書くように、一ページ目から読む必要はない。面白そうな部分を切り取り拾い読みするのがいい。なんか散文詩を読んでるような、、、、


いわゆるラテン系に限らず「独裁者」ってみなさんこんな感じなんだろうなあ。迷惑な暴君には違いないが、孤独な哀しい存在だ。

2025年3月22日土曜日

夜の外側

 


元はTV用のドキュメンタリードラマ(六話構成)だったが、再編集なしに前後編版の劇場映画として公開された。

ランニングタイムは340分。
インターミッションがあったとしても、かなりな苦行。監督の盛名や素材からして尺の長さを感じさせない筈とは思いつつも、、、幸いにしてU-NEXTで配信されたから飛びついたし、劇場よりも安上がり(^^)


オリジナルタイトルの直訳です。映画用語としても使われるそうだがよく知りません。なんか寓意を込めているタイトルだが、コレまたよくわかりません。


舞台は70年代後半のローマ

左翼運動の末期に有りがちな過激な行動は、DC(キリスト教民主党)のモーロ党首の誘拐殺害という悲劇を生み、傷ましい事に数人の護衛官も命を落とした。


この悲劇的なドラマを様々な視点(政府、バチカン、家族、赤い旅団なるテロリスト等)から多角的に掘り下げる良きイタリアン映画の伝統を踏まえた力作です。


どうやら「夜」とはこの鉛の時代といわれたシンボリックな悲劇を意味し、その悲劇に対峙・暗躍あるいは右往左往する関係者が「外側」のことのようです。


映画は病院シーンから始まるのですが、ダークスーツ姿の政府高官らしき連中が足早にやってきて患者に面会。患者は救出されたモーロ党首らしいが、彼は殺害されたんじゃなかったの?

でも、最後の最後は、殺害されたって史実通りのエンディング。

なんだ、これは一体??

つまり、二つの結末を並列的に準備し、多面的な解釈を観客に任せたってこと、、かな?


実際には、55日間の監禁中に様々な交渉があったようだし、その気になれば(身代金の支払)解放されたようだが、そのまま死んでくれる方が、、、と考える政敵もいたりとか、、、それとなく見えない部分を暗示したりとか含みの多い作品。

堪能しました。




2025年3月21日金曜日

夢洲万博

 




この路線は、大阪税関や海遊館に用がある時に利用する。

祝日だからか予想外な乗客ですが、皆さん海遊館とコスモスクエア目当てなんでしょうか?

夢洲駅手前で誰もいなくなりま、、、という予想ははずれ(^^)

新しもん大好きとかボランティアとかがパラパラとやって来ます。



ゆったりしたスペースはカンファタブルだ。しかし芋の子洗うような人出になれば、、、ならないと大変だわ。



なんだい、これは?

単に休憩スペースかい




トイレ内の撮影は控えて、、、空き状況がリアルに分かり、、、何が嬉しい?

空きがないのに中をウロウロしていると通報しますってことなんだ、、きっと

センサー不良が起きなきゃいいが、、、






かなり壮大な風景です。

かなりワクワクします。

かなり心拍はミャクミャク(^^)




駅構内の売店は極小なローソンだけ?

電子レンジの温めサービスはなしです。

たまたまか棚のおにぎりだけは完売してました。売れ筋把握に不備がありそうなインベントリーシステムは大丈夫かな?





万博会場はこんな感じ

パビリオンが林立してるとワクワク感もあるんだが、、、もっと近くに行かないと見えないんだろう。


メトロ本町は動線が長くで通路が狭くて乗り換えに時間がかかりますから、大阪駅からざっと一時間。近いようで遠く、千里万博とあんまり変わらない。

それなりに堪能しましたから、あとは招待券をゲットしないと、、、



以下はおまけ

姫路名物の「えきそば」

万博会場では3850円ですが、阪神デパ地下では420円




無論、トッピングはアレコレ盛り沢山になり、器は輪島塗になります。

箸も輪島塗、、、かどうかは聞いてません


2025年3月20日木曜日

火傷裁判

 



かつて、マックでコーヒーを溢して火傷を負い、、、信じ難い賠償金を「せしめた」老婆がいた、、、らしい。都市伝説の類いの可能性もあるが、類似の裁判はアレコレとネットには登場します、、、ということは、ネチズンが興味を持たないレベルの紛争は数限りなくあるのだ。

アタシは、マックでクーポンを使える時だけホットコーヒーを注文するが、店内飲食だから蓋は要らないんだが、、、どうやら過去に懲りての厳格なマニュアルがあるみたいだ。


しかし、、、スタバの5000万ドル賠償判決には驚天動地!原告代理人事務所はドンペリで祝杯をあげただろう。普通は三割くらいが代理人の取り分。

スタバは当然アピールするだろうし、適当な額で和解ですが、、、和解金額は一審判決額からのスタートしますから、そこそこの金額は保障されたも同然


事件の概要を詳らかにしないが、ニュースの記述の行間を読むに、これは高額賠償の可能性は高い事案


むかし、自賠責保険の損害等級表をマジマジと眺めていたことがある。今は知らないが、顔に苛烈な傷を負った場合、、、メスとオスでは天地ほども違う。ルッキングをとやかくいわない、言うべきでないなら過大な差異を設けるべきではないが、、、感情論としてそれはない。


スタバの被害者の火傷は、下半身の某所にかなりなダメージを与えたらしい。

損害等級表だと、メスザルに酷い傷を負わせた場合と下半身の某所は同等の評価だったと記憶している。


それが5000万ドルかどうかはともかく、従前の賠償額とは一線を画す、、、だろうなあ



2025年3月19日水曜日

危険な、、、切り取り

 




著作物から適当に警句めいた名文を収録する愉悦
選ばれる原典の良さと選び手のセンスの相乗の上に成り立つ。
お手軽と思えるし、文脈から切り離されて部分だけを
含味して正しい理解ができるのか...と疑念もあるが、
解釈は個人の勝手。
シタリ!と膝をうてればそれでいいではないか。


ということで故事に習う事にしました。アタシの選ぶセンスには疑問はありますが、原典の良さだけは保証します(^^)

.....

市民たるもの第一の責務は、祖国の防衛への参加である。

格差のない社会では、嫉妬も羨望も生まれない。嫉妬と羨望は未来の活力であるが、、、

・・・の憲法は法律ではなく宗教になった。

本格的な改革を成し遂げる人は、既成階級からしかでない。クラシックデモクラシーとは、国政の行方をエリートが考え提案し、デモスにその賛否を委ねることで成り立っている。

民主主義の精神では、棄権や少数意見を殊更に重要視するものではない。

健全な中産階級の存立なしに民主政治は機能しえない。

ピース(平和)と言っているとなんとなくそういっているだけで実現するような気分になってしまう。
一方「パクス」となると、古代人は「平和」を「長期にわたる安全保障の継続」と認識し、厳しくも冷徹な人間たちの努力の成果と考えていた。

平時のリーダーは「目的のためであろうと手段を選ぶべき」と考え、非常時のリーダーは「目的のためには手段を択ばず」と考える

庶民はいつも「貴種」にあこがれる


偉大なことをやれる一方で愚かなことを平気でやるのがヒトザルであり、絶えず理性的であれかしということで「哲学」が生まれ賢さと愚かさのすべてを著述するのが「歴史」であり、この二つを創造したのがクラシックギリシア人である。



かような「危険な思想家」を持ち得たことが、その地やその時代でのシアワセではない、、、ことだけは確かだ。