文庫本で400ページ強程度ですから、普通の分量なんですが、改行がたった五回しかない六つのパーツからなる独裁者の衰死のものがたり。
グロテスクで猥雑で荒唐でエロチックで、、、ありきたりな形容詞にはこと欠かないリズミカルな言葉の万華鏡。
文芸批評の世界では「マジックリアリズム」というそうです。
解説者が書くように、一ページ目から読む必要はない。面白そうな部分を切り取り拾い読みするのがいい。なんか散文詩を読んでるような、、、、
いわゆるラテン系に限らず「独裁者」ってみなさんこんな感じなんだろうなあ。迷惑な暴君には違いないが、孤独な哀しい存在だ。
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