義憤に堪えず・・・高倉健を悼む。
どうしてあんなお子様健全映画を讃えるのか?
あまつさえ、国民栄誉賞?
文化勲章受賞者に失礼って誰もおもわないのか・・・
たかが総理大臣表彰にすぎないのですよ。
彼の本領は誰もが持っているが実行に移せないアウトローの生き様。
それも禁欲的なヤクザ。
その共感が、心ある倭人の共感を呼ぶ。
その意味では、網走番外地より昭和残俠伝。
それを現在風にアレンジすれば、あの・・・世上評価の低い「冬の華」
世の中メクラ千人、目あきはプロ映画鑑賞家一人ですから、
わからんでもないが・・・・
TSUTAYAで探しまくって借りてきました。
何度見ても・・・
知らない人に感動作を「言葉」で説明するような愚は犯さない(笑)
琴線に触れるモチーフをあえていえば・・・・
任侠版足長おじさん
晩年のトラさん風味・・・自分の愛情の封印
バブル前のヨコハマ・・・よかったなあ(笑)
フェリス・・・でないとハマのJKは始まらない
シャガールにチャイコフスキーのピアノコンチェルト・・・どうも底が浅く陳腐
仇はドスで刺す・・・出入り前のドスの手入れはアラミスのコロン
敵役もいいですねえ。岡田眞澄・・・レミーマタンの牛乳割
カラオケのマイク争い抗争が始まる・・・小林亜星が登場するからリアリティ(笑)
組を裏切った小池朝雄の子供はKO合格・・・ハマから日吉は近い
まあオシャレです。
黄色いハンカチでは、何年ぶりかのビールグラスを健さんは両手に抱えて飲みますが、
この秀さんは、トーストにジャムをつけて
ボトル牛乳で朝ごはん。エレガントです。
でも、なんじゃって、小林稔侍さん
元の舎弟で足を洗って寿司職人の役ですが、セリフはなし・・・今日見ると「おかえりなさい」ってセリフがあったかも・・・
輪をかけたストイックさがたまらない。
ともあれ、十九歳で、人生で一番美しくスクリーンにえがかれた
池上季実子なくしてこの映画はなかった。
今夜も涙ながらに再度見ると思います。
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